↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

28/54

ベルヘンの英雄アル、ついに冒険者になる!?

【毎日 夜21時10分投稿!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

第27話をご覧いただき有難うございます。


激闘を終え、ようやく一息ついたアルフレッドたち。

しかし、今回の魔物襲撃には、まだ気になる謎が残されていました……。

そしてその後、オレ達は、周囲に転がっている魔物の死体から、

魔石を取り出していく作業を始めて行った。


回収者は20名以上いたんだけど、とにかく倒した敵の数が多すぎた。。

1人平均50体を担当し、なんだか3時間以上かかってしまったんだ。


そしてこの魔石、ギルド長の話では、

ギルドと今回戦闘に参加した冒険者で山分けって事になりそう。

さっきオレが回収したキングのデッカイ魔石も、それに含まれるらしい。

まあ、それも仕方がないか。


とは言え、山分けにしても、一人当たりの取り分は結構なものになりそう(笑)

更にギルドからは、それとは別に、各冒険者に報酬が出るそうだしな。

そちらも、ちょっと楽しみだ。


因みに、オークの肉って結構美味しいらしく、

後で町から解体屋さんがやって来る段取りとなっているようだ。


まあ、豚っぽい顔立ちをしてたからな、あの魔物。

肉の味も、豚肉っぽいのかな?




【視点変更】 ボメル (種族? 性別 男性 年齢不詳)


「くそぉ、予想外だったなぁ。

まさか1000体のオークが、ここまで一方的に人間にやられちまうとはな・・・

昨日もハイ・トロールがアッサリやられちまったしなぁ」


「うふふ、ボメル兄さんの召喚した魔物、案外、だらしなかったわねぇ~」


「言うなよ~、ベルマ。

っていうか、あの人間は何なんだ?

しかも、スッゲェ、ガキんちょだったぜ?」


「そうね~、ちょっと興味が湧くわね、あの子。なんか面白そうじゃな~い?」


「あぁ、そうだな・・・」



俺は今、ベルヘン町の北西の森の奥で、予想外の感情を抱いていた。

妹のベルマと暇つぶしに出張(でば)って来たこの地。


ちょっと遊びで、人間の街を1コ潰してやろうと思ってたんだけど、

思わぬ反撃に遭ってしまったんだ。


しかも、その殆どが人間のガキ一人の仕業によるもの。

アイツって一体・・・


俺は、あの人間のガキにちょっと興味が湧いて来たんだ。





【視点変更】 アルフレッド (主人公 14歳 男性)


「なあアル、お前さん、まだ冒険者登録をしてないってことなんだが、

今から、あの受付で冒険者登録をして貰えないか?」


オレ達は、長時間の魔石の回収を終えて、ようやく町の冒険者ギルドに戻って来た。

正直なところ、流石にもうヘトヘトだ。


ところが、そんなところへ、ギルド長がオレに対して、そんな要望をしてくる。

どうやら、彼がそう言うには、それなりの訳があるみたいなんだ。



「オレ、港町ポールトに行ってから冒険者登録しようと思ってたんだけど、

ここで登録するのと、ポールトで登録するのと、何か違いってあるのか?」


「いや、どっちで登録しても、特に変わりはないぞ。

この国のどのギルドで冒険者登録しても、依頼はどこででも受けられるし、

報酬だってどこででも受け取れる。

敢えて違いを挙げるとしたら、どこで登録されたのか?

その記録が、冒険者ギルドのデータベース上と、

冒険者登録証に記載されることくらいだな。


ただアルに、今ここで冒険者登録をして欲しい理由なんだが、

実は、ギルドから報酬を払える対象って冒険者だけなんだ。

なので、今のままでは、お前さんに今回のオーク退治の報酬を払えないんだ」



「なるほどな・・・そんな理由があるんだ」

まあ確かに、冒険者ギルドって冒険者相手の組織だもんな。


"アル、そう言うことなら、ここで冒険者登録しておいて良いんじゃないか?"


オレもギルド長の言葉には納得できたし、ユウマもそう言ってくれる。

であれば・・・


「分かったよ」


ということでオレは、このベルヘン町で冒険者登録をすることになった。

これでオレも、正式に冒険者ってことになるんだな。


「まあ、もう一つ・・・

この町のギルドで冒険者登録したヤツが、将来様々な実績を上げてくれれば、

この俺も鼻が高いってもんだ。

お前さんには、その可能性が十分に有りそうだからな」


「あははは」

まあ確かに、そう言うのってあるんだろうな。


ということで、オレはギルドの受付のお姉さんに案内されて、

冒険者登録を行うことになった。



「ウフッ、じゃあアル君、ここに必要事項を記入して貰えるかしらぁ?」

「わ・・・分かったぜ」



お色気タップリな受付のお姉さん・・・

歳は20歳くらい?イングリッドさんって名前らしいんだけど、

美しいグリーンの長い髪、ボンキュンボンなエロいボディ・・・

そのボディとは対称的に、歳不相応な幼い顔立ち。


オレ、ちょっとドキドキしちゃったんだ。


"ふふふ、アルも、そんなことを感じる お年頃なんだな?"

「・・・・」


頬が赤らんでいくオレ・・・


オレは、ユウマからの冷やかしを受けながらも、

お姉さんから受け取った靭皮紙の記入欄に、1つ1つ情報を書き込んでいったんだ。


「名前:アルフレッド、性別:男性、生年月日:公国暦120年8月31日・・・

イングリッドさん、こ・・・こんな感じで良い?」


記入欄に必要事項を書き込んで、オレが顔を上げると、

目の前には、ボリューム満点の豊満なお姉さんの胸が・・・


ドキドキしてしまうオレ。

その頬は更に赤くなってしまう。

このお姉さん、マジで反則級だ。。


「うふふ・・・・・そうねぇ・・・大丈夫そうかなぁ~。

じゃあアル君、この球体の上に手を開いて乗せて貰えるかしらぁ?」


「うん・・・」


そういうと、イングリッドさんはオレの右手を優しく掴み、

球体の上へ導いてくれる。


オレ・・・

もう、心臓がドキドキで爆裂寸前。。



彼女に導かれるまま、オレは受付の脇に置かれている、

高さ50センチくらいの造形物の一番上にある球体に右掌を開いて置いていく。


その造形物の向こう側には、オレが今記入した靭皮紙と、

金属のプレートが既に設置されていた。


恐らく、あの金属プレートが、オレの冒険者登録証になるんだろうな。

第28話をご覧いただき有難うございました。


魔物を召喚したボメルとベルマが、アルフレッドに興味を持ち始めました。


一方、アルフレッドはベルヘンの町で冒険者登録をすることに!

果たして、冒険者としての新たな一歩は、どんな出会いにつながるのでしょうか?


次回も、ぜひご覧ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。