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アルの魔法が炸裂!1000体のオーク軍団を迎え撃て!

【毎日 夜21時10分投稿!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

第22話をご覧いただき有難うございます。


前回は、ベルヘンの町の北西に広がる森で、大量のオークが発生していることが判明しました。

町を守るため、冒険者たちと共に討伐へ向かうことになったアルフレッド。


果たして、迫り来る魔物の群れを前に、アルフレッドたちはどう立ち向かうのでしょうか?

町の外壁の外に出て、森からやって来るオークを待ち受ける冒険者達。


最初は、外壁の上から遠隔攻撃を・・・っていう話もあったんだけど、

ギルド長によると、外壁は最後の砦にしたいようで、

可能な限り、その前でオークを倒したいそうだ。


まあ、外壁が破られたら、街は丸裸だしな。



「最初に来るのは、レベル20台の原種オークだ!

こいつらの数は400体ぐらいだぜ!」


「400か・・・分かった、アル!」


オレはユウマの読み上げる情報を、そのまま、みんなに伝えていく。

レベル20台の敵とはいえ、やっぱり数が多い。

返事を返してくるギルド長の声も、やや緊張に包まれているような気がしたんだ。


このギルド長さん、ゲオルグ・ミュラーって名前で、現在41歳だそうだ。

元々B級冒険者でタンク系の重騎士をしていたらしい。


やや白髪交じりの黒髪を短く刈っていて、その顔立ちは、

如何にも死線をくぐってきた人と言えるものだった。


「じゃあ、敵が近づいてきたら、魔道士は障壁系の魔法を発動して足止めしてくれ!

その後、アタッカーは足止めを食らった魔物を迎撃!

ケガをした者は後方に下がって、回復系の治療を受けるように!」


『分かったぜ!』


ギルド長の掛け声に、冒険者達が応えていく。

こちらの士気は、それなりに高いように感じられる。

こんなに大量の敵を前に、億することのない冒険者達の勇気に、オレは少し感動した。


「アル、最初に光魔法のホーリー・フィールドを張っておこうか。

その結界魔法を掛けて置けば、弱い敵は近づいてこれないぜ?」


「それって、オレも出来るのか?」


「いや、上級の光魔法だから、治癒士系の上位職じゃないと使えない。

なので、今回は俺が張るよ」


じゃあユウマって賢者ってことなのか・・・?


「なあギルド長、オレのバディ(相棒)のカーバンクルが、光の結界魔法を使えるんだけど、

彼に結界を張って貰ってもいいか?」


「この青い生き物が?

アル、そんなことを頼めるのか!?」


「あぁ、彼は賢いんだ、任せとけ!」

「分かった、頼む!」


ということで、その返事を聞いたユウマが、早速動く。

オレの肩の上でジャンプして、そのまま空中で一回転していったんだ。

すると・・・


『おぉぉ!』


オレ達を中心に半径100メートルのドーム状に、光の膜が張られていく。

一瞬、光の膜が周囲を覆っていくのが見えるので、

それを見た冒険者のみんなが、感嘆の声を上げていた。


そして、いよいよ・・・


「敵の第1陣、来るぞ!」

『オォーーッ!』


町の外壁から森までは200メートルほど。

その森から大量のオークの姿が見えてくる。


オークって、頭は豚っぽくて、体は人をデカくした感じ?

第1陣は原種のオークのようで、身長は2.5メートル位?

コイツらは、まだそこまでデカくはない。


ただ今後、ドンドンレベルの高い奴が押し寄せて来るはずなので、

そいつらのデカさは倍以上になるかもしれないんだ。



「まあ、このレベルの敵なら、アルのショボい強化魔法でも十分だろう」

「誰の魔法がショボいってぇ!?」


確かに、ユウマに比べれば、オレの光魔法なんて・・・

やや気落ちしながらもオレは、とにかく自分自身に光魔法を唱えていく。


「プロテクション!マジック・シールド!フィジカル・ブースト!」


これで、事前準備は完了だ!

さあ行くぜ!



「アタッカー陣は、極力、結界や魔法の障壁まで敵を引き付けて、

それから攻撃するんだ!」


『分かったっ!』


ギルド長の指示に、みんなが応えていく。

冒険者達の士気は高いようだ。


そして・・・

ゆっくりと歩いていたオーク達が、森を出てこちらに気付くと、突然早足に!

あっと言う間に結界付近まで迫って来たんだ。


その圧迫感に冒険者達にも緊張が走っていく。

そして・・・


「いけぇーっ!」

『おぉーーっ!』


ギルド長の掛け声とともに、アタッカー陣が突進を開始!

そして勿論、オレも猛スピードで突っ走っていく。


「いいかアル!レベルの低い敵は大して経験値にならない。

なのでコイツラは魔法で倒して、魔法のレベル上げに使うんだ!」


「分かったぜ!」


今までの経験から、オレよりレベルの低い敵を倒しても、

経験値は10程度しか入らないことが分かっていた。


なので、このレベル20台の雑魚は、倒しても大した経験値にならないんだ。

ということで・・・



「エリア・パラライズ!

そして・・・サンダー・アロー!

アイシクル・ランス!

ファイア・ランス!」


オレは最初、パラライズの範囲魔法で多くの敵を麻痺させ、

そして、色々な属性の魔法を撃ち込んで行くことにした!


"グギャーーッ!"

"ギャーーッ!"

"グギャァァーーッ!"


次々に倒れていく雑魚オーク。

因みに、オレのパラライズで麻痺ったオークを、他の冒険者達も切り付けていく。


まあ、この戦法で行けば、冒険者にケガ人が出ることは無いだろう。

少なくとも、このレベルの敵ならば。


「エリア・パラライズ!

そして・・・サンダー・アロー!

アイシクル・ランス!

ファイア・ランス!」


オレは攻撃魔法、そして弱体魔法も交えながら、

魔法系ジョブのレベルを上げていった。


「アル、オメエさん、闇魔法以外も使えたのか!?

ていうか、攻撃魔法も凄いんだな!」


オレの戦闘を見ながら、フィール・アンカーのリーダー・ブラムさんが

驚いた表情で尋ねてくる。


そういえば、昨日は殆ど剣だけで、トロールを倒したんだっけ?


「へへ、オレって天才なんだぜ!」

そんな減らず口を叩いて、オレは再び、敵に魔法攻撃を浴びせて行ったんだ。


敵の第1陣が来襲してきて、30分以上経過しただろうか?

400体ほどのオーク達は、ほぼ壊滅状態となった。


魔法を放ち過ぎて、オレは途中魔力がかなり減って来たんだけど、

アスピルの闇魔法で敵から魔力を吸い寄せ、何とかMPを維持していったんだ。

しかも、それによって、闇魔法のレベルも上がっていく。

なかなか美味しい戦闘方法だったんだ。

第23話をご覧いただき有難うございました。


いよいよ始まった、ベルヘンの町を守るためのオーク討伐。

アルフレッドは剣だけではなく、様々な魔法を駆使して戦います。

しかし、今回の敵はレベル20台のオークだけではありません。


この先、さらに強力なオークたちが待ち受けています。

果たしてアルフレッドは、迫り来る魔物の群れを最後まで食い止めることができるのでしょうか?


次回も、ぜひご覧ください。

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