1000体のオーク軍団が森に出現!アル緊急出動!?
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蒼河遥です。
第21話をご覧いただき有難うございます。
前回は、フィール・アンカーの4人とベルヘンの町へ到着したアルフレッド。
ところが翌朝、ユウマの索敵によって、町の北西に広がる森で異変が起きていることが判明します。
果たして、ベルヘンの町を襲おうとしているものとは……?
このベルヘンの町の北側から西側にかけて、広大な森が広がっている。
そんな森の中に、大量の魔物の反応が感じられるんだ。
しかも、そいつら結構強そう。
「北西の森に大量の魔物が発生したみたいだ」
「なんだってっ!?
大量って、どの位だっ?」
"アル、この敵の数・・・1000体くらい居るんじゃないか?"
「1000体・・・」
「はぁっ!?・・・・で、敵の強さは!?」
"敵のレベルだが、下は20から、上は70くらいまで、幅が有りそうだな。
この敵って、オーク系かもしれないぞ、アル"
「レベル20から70のオーク・・・っぽい」
「マジか・・・オークは頭が悪いが、怪力でかなり厄介だぜ!?」
オレの言葉にフィール・アンカーの4人は驚きの表情を見せている。
そして更に、オレ達がそんな話をしていると・・・・
"カンカンカンカンッ・・・・カンカンカンカンッ!"
「町の警鐘も鳴り始めたな。冒険者ギルドに行ってみるか!」
『あぁ、行ってみよう!』
ということで、ブラムの兄ちゃんの掛け声に促され、
オレ達5人は町の中心にある冒険者ギルドに寄ってみることにした。
「みんな、聞いてくれ!
町の北西の森に大量の魔物が発生した!
冒険者ギルドでは、今、戦える冒険者を求めている!
一人でも多くの戦力が必要なんだ!力を貸してくれ!」
冒険者ギルドの1階ホールは、かなり慌ただしい様子だった。
多分、ギルド長と思われる大柄なオッサンが、
大声でホール中の人達に訴えかけていた。
冒険者を求めてる・・・か。
オレって、今のところ、冒険者じゃないんだよなぁ。
「アルはココで待っててくれ。オレ達はギルド長と話してくる」
「分かったよ」
そう言いながら、フィール・アンカーの4人は、ギルド長の元へ。
一方のオレは、彼ら4人を待つことにした。
ということで、少し暇になったオレは、ギルドのホール中を眺めていく。
ここには冒険者っぽい人達が、フィール・アンカーの4人を含めて20人程度。
決して多くはない。
パーティー数で言うと、5つか、6つくらい?
勿論、この町の規模はさほど大きくないので、相応の数なのかもしれない。
「なあアル、この1000体のオークをお前が倒せば、凄いレベルアップに繋がりそうだな」
「えっ!?流石にオレ一人で1000体は無理だろ?」
ユウマがとんでもない事を言い始める。
いくら何でも1000体の魔物をオレ一人でって・・・
しかも、今、森にいる敵のレベルって、決して弱い訳じゃないんだ。
でも彼は話を続けていく。
「まあ勿論、他の冒険者も倒すだろうから1000体全部は無理だろうけど、
900体くらいはトライしてみろよ!?」
「900体って・・・1000体と大して変わんねぇじゃん!?
しかも、そんなの、オレの体力が持たねぇし!?」
ユウマって、時々オレに、結構な無茶振りをしてくるんだよなぁ~
「折角だから、雷・氷・炎辺りの魔法のレベル上げをして、
あと闇魔法も上げておきたいよな」
「でも、そんなことしてたら、MP直ぐ無くなっちゃうぜ?」
「お前さ~、昨日 敵からHPを吸収するドレインや、
MPを吸収するアスピルといった闇魔法を教えただろ?
この辺りを、有効に使えるようにしとかないとダメだぞ?」
「そっ・・・そう言えば、そんな魔法教えて貰ったな」
「教えられたものは有効に使う!これ鉄則!いいな?」
「お、おう・・・」
ユウマは、時よりオレに厳しい・・・
彼とそんなやり取りしながら、少し時間が経過すると、
フィール・アンカーの4人が、オレの所に戻って来る。
さっき、大声を上げていたギルド長らしきデッカイおっさんを連れて・・・
「お前がアルフレッドか?」
「そうだけど」
ブラムの兄ちゃんよりも、更にデッカイおっちゃんが近くに寄ってきたので、
オレは見上げるような体勢になってしまう。
ハッキリ言って首が痛い。。
「お前さん、冒険者じゃないそうだが、レベルは60を超えているって本当か?」
「あぁ、今レベル62だぜ」
「そうか・・・見れば随分若いようだが・・・」
「オレ、今14歳だ」
「そうか・・・
その割には、なかなか肝が据わっているようだな。
なあアルフレッド、冒険者じゃないお前に頼むのは気が引けるんだが、
お前さんにも森の魔物退治を手伝ってほしいんだ。
今は一人でも多く戦力が欲しくてな。
しかも、フィール・アンカーの話を聞くと、
お前さん、レベル90台の魔物をあっと言う間に倒しちまったそうじゃないか」
ギルド長はそんな事を言って来る。
まあ、彼の言う事も分かんなくはない。
だって、今このホールに居るメンツを見ると、
どう考えたって、見込みのありそうな戦力を1人でも多く確保したいはずなんだ。
まあ、そもそも、オレも最初からその気だったしな。
ということで・・・
「あぁ、分かったぜ。
あのオーク、結構手ごわそうだしな。
ここに居る冒険者を見ると、フィール・アンカーがC級で一番強くて、
あとのパーティーは、みんなレベル40以下・・・
D級か、それ以下って感じだもんな。
それに対して、オークのレベルは20から、最高で70くらい。
正直、かなり厳しいよなぁ」
「お前さん、まさか索敵スキル持ちなのかっ?」
「あぁ、持ってるぜ」
「何てことだ・・・
それにしても、今回の敵にレベル70のオークなんか居やがるのか・・・」
この世界で索敵スキル持ちがどの位の割合でいるのか?
オレにはサッパリ分かんないんだけど、彼の反応を見ると、
その能力持ちはかなり貴重なのかもしれない。
そのせいもあってか、このギルド長でさえ、
森に居る敵のレベル帯がどの位なのか、そこまで詳細な情報は持っていないっぽい。
まあ、そんな感じでオッサンとの話が始まり、
オレは結局、この討伐隊に参加することになったんだ。
第22話をご覧いただき有難うございました。
ベルヘンの町を襲う可能性がある大量の魔物。
町の冒険者たちが討伐に動き出す中、アルフレッドもその戦いに加わることになりました。
果たしてアルフレッドは、この大規模な魔物討伐でどこまで戦えるのか?
次回も、ぜひご覧ください。




