新たな街に到着!そして、また不穏な気配!?
【毎日 夜21時10分投稿!】
蒼河遥です。
第20話を読んでいただき、ありがとうございます!
新たな仲間と共に、ベルヘンの町へ辿り着いたアルフレッド。
束の間の安らぎを得た彼らだったが、翌朝、街の外で思わぬ異変が起きていることに気付きます。
その異変とは一体・・・
とまあ、そんな感じで、色々有りながらも、
オレは、フィール・アンカーの4人と知り合うことになったんだ。
そして、この後も色々と話をすると、彼らも今日は、
オレが目指しているベルヘンの町に向かう途中のようだったので、
一緒にその街へ向かう事にしたんだ。
「ていうかアル、オメエさん、その若さで1人旅なのか?
親は一緒じゃないのか?」
ベルヘンへの道中、オレ達は歩きながら色々な話をしていた。
そうなると、まあ、オレにとって、やや都合の悪い話も出て来る。
ただ、その辺りは上手く誤魔化していかないと・・・
「あぁオレ、旅に出たかったんで、家を飛び出して来たんだ」
まあ本当は逆で、家を追い出されたんだけど・・・
「そうか、その若さで、なかなかやるな。
男は、その位じゃないとダメだぜ!」
この兄ちゃんは、一体、なに目線で語っているんだろう・・・
「っていうかアル、アンタのその剣の腕前はどうやって鍛えたんだい?
14歳であの腕前って・・・」
双剣士のサスキアさんは、やっぱりオレの剣術の腕に興味があるようだ。
多分、オレのこと、同じ剣士系のジョブだと思ってるんだろうなぁ。
「オレ、子供の頃からずっと、師匠に鍛えて貰ったんだよなぁ」
「へぇ~、稽古してくれる師匠を子供の頃から付けて貰っているって・・・
アンタ、結構良い所のお坊ちゃんなのかい?」
むむむ・・・
ちょっと話が嫌な方向へ。。
誤魔化さないと。
「いや、その師匠、実は近所の兄ちゃんで、オレの剣の腕に惚れて、
勝手に教えてくれてたんだよ」
「へぇ~、そうなんだ。やっぱアンタって凄いんだねぇ」
ちょっと自分アゲが過ぎた回答だったか??
まあ、もう今更か。
そんな感じで話をしながら、森に挟まれた道を抜けると、
オレ達5人は、ようやくベルヘンの町に到着したのだった。
日が暮れる直前の、まだ明るいウチに着けて、本当に良かったぜ。
オレは初めて来るこの町だったけど、ここは、それほど大きくないようだ。
多分、昨晩止まったライデン町の半分くらいで、人口2000人程。
町の北側から西側にかけては、森が広がっていて、
魔物が街に入り込まないように、街の周囲は4メートル程の高さの壁に囲われている。
過去に何度も魔物に襲われた経験があるようで、5年前にあの壁が作られたようだ。
「アル、あの建物が、この街の宿屋だ」
「おぉ~、やっとゆっくり休めるぜ~」
昨日、今日と2日連続で歩きっぱなし。
しかも、途中で魔物との戦闘もあり、やっぱりちょっと疲れていた。
まあ、そんなこと言うと、ユウマからは
「お前、ジジイみたいだな?」
なんて言われちゃうんだけどな。。
でも、若くても疲れるものは疲れるんだ。
そして宿屋について、5人で夕食を食べて、
それぞれの部屋に入って行くオレ達。
「ここまで来たら、流石に刺客は来ねぇ~よなぁ~?」
ここはもう、ヴァン・ハールト公爵領じゃない。
勿論、油断はできないけど、流石にここまでは来ないと思いたい。
「まあ、異常があれば俺が起こすから、アルはゆっくり眠っとけよ」
「あぁ、サンキューな、ユウマ」
ということで、オレは宿屋のベッドに横たわると、
一瞬で眠りに落ちたみたいだった。
「アル、そろそろ朝だぞ~」
「ん・・・・んんん・・・・」
翌朝、オレはユウマの声で目覚めていく。
窓からは明るい日差しが注ぎ込んでいる。
どうやら夕べも、刺客は襲って来なかったみたいだ。
まあ、来ても返り討ちに遭わせてやるだけだけどな。
そしてオレは、朝飯を食うため、宿屋の1階に降りていった。
すると丁度、フィール・アンカーの4人もテーブルに着いて、
朝食が出て来るのを待っている所だった。
「みんな、おはよう!」
『アル、おはよう!』
彼らと朝の挨拶を交わして、隣のテーブルに座っていく。
「昨日の疲れは取れたか?アル」
「あぁ、バッチリさ!」
「まあ、オメエさんは若いからな!」
彼らと色々な話をしながら、朝食を食べていくオレ。
「で、アルは南東のポールトの町に向かうんだよな?」
「あぁ、オレって、まだ海っていうのを見たことが無いんで、それを見に行きたいんだ!」
「アルは、内陸のブレダ市出身って言ってたよな?」
「あぁ、そうなんだ」
「じゃあ、俺達とは、この街でお別れになりそうだ」
「みんなは、次、どこへ?」
「ああ、俺らはココから西へ向かうつもりだ」
「そっかぁ」
フィール・アンカーの4人とは、ここで別れる事になりそうだけど、
オレも港町ポールトで冒険者になれば、いずれ何処かでまた会えるだろう。
"おいアル、ちょっと街の外の様子が変だぞ?"
オレが4人と話をしていると、突然ユウマが、オレの脳内に語り掛けてくる。
"変って?"
"索敵スキルを発動して確認してみるんだ"
そう言われて、オレは索敵画面を開いていく。
「えっ、マジっ!?」
「ん、アル、どうかしたか?」
「この反応って・・・」
第21話をご覧いただき有難うございました。
アル達は、ベルヘンの町で一晩を過ごし、フィール・アンカーの4人とも、ここで一旦お別れとなりそう。
ところが、最後にユウマが気付いた街の外の異変。
彼は一体何に気が付いたのでしょうか?
次回も、ぜひご覧ください。




