レベル50でもレベル92に勝てる!?アル、強敵に挑む!
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蒼河遥です。
第18話を読んでいただき、ありがとうございます。
人を襲っていたのは、レベル92のハイ・トロール!
4人の冒険者が苦戦する中、アルフレッドが救出に駆けつけます。
果たして、アルは強敵を倒すことができるのか!?
そしてオレは、猛スピードで走り抜け、魔物の居るその場所へ到着していく。
すると・・・
「グギャォーーッツ!」
「ブラム、もう一度防いでぇっ!」
「だ・・だが」
「もう、持たない!」
「MP切れそう・・・」
男性2人、女性2人の4人組が、その魔物と戦っているみたいだった。
なんだけど・・・
「何かあの4人、ヤバそうだな・・・」
「そうだな、あの魔物はハイ・トロール。
レベルは92で、A級に近いB級・・・
いわゆるB+級ってヤツだな。
対して、あの4人のレベルは50前後。恐らくC級レベルの冒険者だろう」
ユウマは魔物と襲われている人達の鑑定を行っていく。
けど、ちょっと待て!
「レベル92って、オレよりずっと高いじゃん?
オレのレベルって今50だろ?勝てないんじゃないか?」
さっきユウマは、あの魔物を、オレより少し弱いって言ってたのに、
話がちょっと違うんだ。
「ええとな、アルのステータスって、実はちょっと特異なんだ。
同じレベルの相手より、ステータスの値が倍以上高いんだよなぁ。
だからレベル50のアルって、実はレベル100を超す強さって言えるんだ」
「へぇ~、オレって、そんなに凄いヤツだったんだぁ~!」
ユウマの説明に、オレは自分自身に驚いてしまう。
オレって、そんなに強かったのかぁ。
「ただ、それでもあの敵には注意しろよ。
アイツ、【超速再生】とか【剛力】とかの固有スキルを持ってやがるからな」
「どう注意すりゃいいのさ?」
「【超速再生】は、キズが直ぐに再生されちまう。
なので、腕や脚は、一撃で切り落としちまえ。アルなら出来るはずだ。
【剛力】は・・・
魔物の攻撃を受けなきゃいい。まあ、お前のスピードなら大丈夫だろう」
「分かったぜ!」
「じゃあアル、今度はオレが強化魔法を掛けていくぞ。
プロテクション!マジック・シールド!そしてフィジカル・ブースト!」
「サンキュー、ユウマ!」
ということで、ユウマに強化魔法を掛け直して貰い、
オレは4人を助けに入っていったんだ。
「加勢するぜっ!」
「あ、ありがてぇ!って子供ぉっ!?
お前、こんな敵相手に大丈夫なのかよ!?」
オレの声に反応したタンクらしきデッカイ人が、
オレの姿を見た瞬間、不安に陥っていく。
まあ、そりゃそうだよな。
オレって、まだ身長160cmにもならないガキだもんなぁ。
でも、そんなの関係ーねぇー!
「大丈夫っ!いくぞっ、パラライズ!」
すぐさまオレは、ハイ・トロールに麻痺魔法を掛けていく。
これで魔物は動けなくなるはず。
だったんだけど・・・
「レジストされたっ!ならば、そのまま剣で攻撃していけ!」
「分かったぜっ!」
ユウマの指示で、オレは即座に剣を抜き、
そのままハイ・トロールへ切り掛かっていったんだ。
だが・・・
そんなオレの姿を視界に入れたトロールは、
すかさず右手に持つ棍棒を振り上げてくる。
「遅いぜ!」
オレは敵の鈍い攻撃をかわし、ジャンプしながら、ヤツの太ももに剣を入れたんだ!
"グギャァァーーーッ!"
5メートル以上はありそうな魔物の太ももが、ザックリと割れていく。
オレ自身で打った剣の切れ味はマジで抜群!
でも・・・
「くそぉっ!」
流石に敵はデカくて、太ももが太い。
残念ながら、今のオレの一刀では、ヤツの大腿部分を切り離すことが出来ず、
切り裂かれた場所が、直ぐに再生してしまうんだ。
「奴は、物凄い回復力なんだ!坊主、気を付けろよ!」
「分かったっ!」
タンク系のデッカイあんちゃんが、今までの戦闘で得た情報をオレに伝えて来る。
勿論、オレもそれは十分承知している。
「アル、太ももが太すぎるなら、スネを切ってやれ!」
「了解だ!」
そう言うと、オレは再びデカブツに切り掛かって行った。
勿論、敵もただ黙ってやられている訳はない。
再びオレの体以上ありそうな棍棒を振りかざし、そして叩きつけて来る。
「そんなノロいのに当たるかよ!」
オレは瞬時にそれをかわし、そして・・・
"グギャーーーーーーーーッ!"
「やったぁー!」
ヤツのスネの辺りを、ザックリと切り裂いてやったんだ。
膝下から先を失うトロール。
そして・・・
"ズドーーーーンッ!"
ヤツは地力で立つことが出来なくなり、そのまま横に倒れて行く。
「チャ~ンスッ!」
オレは、この好機を逃さないよう、地面に這いつくばる敵に近付いていく。
けど、ヤツも痛みに耐えながら、再びデッカイ棍棒をブンブンと振り回してくるんだ。
「だから、そんなの当たんねぇーって!」
そう言うと、オレは振り回される棍棒をかわし、そして・・・
「トドメ!」
ヤツの巨大な頭のテッペンに、剣を突き刺してやったんだ!
すると・・・
"ギャァァーーーーーーーーッ!"
断末魔の叫びと共に、魔物の動きが完全に止まっていく。
オレの勝利だ!
第19話を読んでいただき、ありがとうございました!
レベル92のハイ・トロールを相手に、見事勝利したアルフレッド。
14歳とは思えない、その圧倒的な強さがついに明らかになりました。
次回もアルの活躍をお楽しみに!




