↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/54

廃ゲーマーの知識スゴすぎだろ!?

【毎日 夜21時10分投稿!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

第13話を読んでいただき、ありがとうございます。


アルフレッドの7つのジョブを知り、今後の戦い方を考え始めたユウマ。


そんな二人の旅の途中、アルフレッドは女神から新たな「ギフト」を与えられていたことを知ります。


さらにユウマから、天象魔法だけでなく、索敵や強化魔法、魔石、そして「アイテムボックス」まで、これまで知らなかった様々な知識を教わることに。


アルフレッドの新たな冒険が、少しずつ始まっていきます。

【視点変更】 アルフレッド (主人公 14歳 男性)



「っていうかオレ、早くライデンの町に行かないと!」


そうなんだ。

オレは領都ブレダを離れ、30キロメートル南にあるライデンの町に向かっている途中、

落雷に遭い意識を失ってしまった。



今、雷は収まったみたいだけど、雨は降り続けていて、オレはずぶ濡れだ。


「アル、伝え忘れていたが、女神からアルにギフトがあるそうだ」

「ギフト?何それ?食えるモノ??」


「なわけないだろ?

ええと、アルはさっき、落雷を受けたよな?

その時に天気をコントロールできる天象魔法を手に入れたはずだ。

女神曰く、この世界は天候で困っている人が多いから、

天象魔法を使って、彼らを上手く助けてやってくれ・・・だってさ」


「へぇ~、天象魔法ねぇ~」

「じゃあ、試しに使ってみるか?」


「もちろん!で、どうすれば良いんだ?」


「そしたら、今降っている雨を止ませてみよう。

アル、こう唱えてみろよ "ストップ・レイン・フォール"って」


「分かった、やってみるぜ!

ストップ・レイン・フォール!」


オレが唱えると、直ぐに、オレの上空を覆っている黒い雲に変化が・・・


「おぉ・・・なんか、雲が切れていくぜ?」


そう・・・

黒い雲が徐々に途切れていき、

少しすると、所々から日差しが差し込んできたんだ。


「スゲェ~!これって、オレがやったのかぁ!」

「自分を中心に、半径2キロメートル位が有効範囲だって、女神が言ってたな」


「それでも、スゲェーぜ!女神様、サンキュー!」



と、そんな感じで、色々と予想外のことが起きたんだけど、

オレは再び、南に向けて歩みを進めていくことにした。


だって、早く次の町に到着しないと、マジで今夜は野宿になってしまうから。


師匠のお店を朝出発したオレは、残念ながら、野宿するための準備が全く無い。

食料と水など、最低限必要なモノは、師匠が持たせてくれたんだけどな・・・


「ライデンの町まで、あと15キロメートルちょっと。

歩いて4時間くらいかな?」


ユウマが何かを開きながら、冷静に分析している。


現在の時刻は15時過ぎ・・・

休みなく歩き続けて19時ってところか。


ただ、もう既に歩き疲れていて、脚が棒のようになっている。

今までほど、歩きのペースは上がらないかもしれない。


ということで、オレは先を急ぐことにした。


挿絵(By みてみん)


領都ブレダの南部は、本当に見晴らしの良い草原が広がっていて、魔物などは少ない。

仮に居たとしても、弱い魔物が殆ど。


「アル、50メートル南にアルミラージ(角の生えたウサギ)がいるぞ」

「ユウマって、そんなことが分かんのか?」


「お前だって、索敵スキル使えるんだぞ?」

「そ、そうなの??」


彼はオレに色々なことを教えてくれる。

今まで、魔法の先生が教えてくれなかった便利な技やスキル・・・

それを、次から次へと。


ヴァン・ハールト公爵家って、本来魔道士の家系のはずなのに、

彼らが使ったことが無いような魔法とスキルを、ユウマは知っている。


マジで、ユウマの知識は豊富だったんだ。


「プロテクション!・・・マジックシールド!」


戦闘に入る前、ユウマは必ずオレに強化魔法を掛けてくる。

彼は光魔法がかなり得意なようなんだ。


そしてオレは・・・


「パラライズ!」


彼の教えの通り、闇魔法で敵を弱体化。

そして最後は・・・


「サンダー・アロー!」

"ギィィィーーッ!"


「てか、レベル一桁のアルミラージ相手に、俺の強化魔法は不要だな。

アルも一応、中級までの強化魔法は使えるはずだ。

だったら、そのレベル上げも兼ねて、これからは自分自身で強化魔法を掛けてみろよ?」


「おっ、おう!」


彼がそんなことを言う。

まあ確かに、弱い敵相手なら、自分で強化魔法を掛けるのもアリか・・・



「あぁ、あと、魔物を倒したら、魔石は拾っておいた方が良いぞ」

「魔石?」


「魔石は大抵の場合、魔物の体の中心に有るんだ。

それって、色々なことに使えるから便利だし、あと、売ると金にもなるぞ」


「そういえば、そんなのあったな」


ということで、ユウマの言われるままに、オレは倒した魔物を捌き、

魔石や金になりそうな素材もゲットしていったんだ。


「でも、これって溜まって来ると、結構邪魔だぜ?」

「だったらアイテムボックスに入れおけば良いさ」


「アイテムボックス???」

「"アイテムボックス・オープン"って唱えてみると、それが何か分かるぜ?」


「へぇ~、じゃあ・・・アイテムボックス・オープン!

って、おぉぉーーっ!何だよ、これっ?」


オレの目の前に70~80センチ四方の空間が開いていく。

オレは嬉しくなって、その中に顔を突っ込んでみると・・・


「おぉ、何かすっげぇー広い空間があるぜ?」

「アイテムボックスは、様々な荷物を仕舞っておけるから、とっても便利なんだぞ」


「物を中に入れておいて、無くなることってない?ユウマ」

「う~ん、そんな話は聞いたことが無いなぁ~」


「そっか、なら大丈夫だな!」


オレはユウマに教えられるまま、

今ゲットした魔石を、この空間に放り込んでいくことにした。



そんな感じで、時々出現する魔物を退治しながら、

オレがライデンの町に辿り着いたのは、

辺りが完全に暗くなり、綺麗な星々が夜空に輝く、21時過ぎだったんだ。


魔物を退治したり、途中、疲れて休んだりで、時間のロスも多かったんだよなぁ。

第14話を読んでいただき、ありがとうございました!


今回は、アルフレッドが女神から**「天象魔法」**という新たな力を授かりました。


さらに、ユウマのゲーム知識によって、アルフレッドは今まで知らなかった魔法やスキル、アイテムボックスなどを次々と覚えていきます。


戦闘では、ユウマの指示を受けながら魔物を倒し、魔石や素材も回収。


こうして少しずつ、**「廃ゲーマーの知識を持つユウマ」と「実際にその力を使うアルフレッド」**という二人のバディらしい関係が出来上がっていきます。


そして、ようやく目的地のライデンへ到着。


ここから新しい町で、アルフレッドを待ち受けるものとは――?


次回もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。