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それでも地球はまわってる  作者: 浅野エミイ


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レター

 何もない真空。真っ暗な宇宙。私はどうしてここにいるのだろう。地球(星)は青い。地球からだいぶ離れている宇宙空間に、私は漂っている。地球から見た宇宙は何色だろう。大地から空を見上げる。青かったり、紅かったり、紫だったり、黒だったり。地上から見ると様々な表情を見せてくれる空。私はその空を突き抜けた先にある、暗闇まで飛んできた。外に空気はない。だけども、宇宙から見た「空」はなく、地球が青いだけだ。


『Iシリウス、異常はないか?』

「特になし。宙とランデブーしているところ」


 宇宙ステーションの窓から見る地球。太陽の光が当たっていないところは闇だ。私はただ、誰もいない孤独な宇宙に存在している。

 無線は、元いた惑星からだ。この音声を送るだけで、何万光年もかかるだなんてね。本当に我が星の文明は進んでいる。


『他の惑星の生命反応は?』

「地球以外にはなさそうだ」


 しかしその地球の周りには、スペースデブリがたくさん。宇宙から大気圏に突入して、地球に到着するとなると、相当な技術が必要だ。


『大気圏に突入する前に、スペースデブリにぶつかりそうだな』


 地球はきれいに今日も青く輝く。だけどもバラの花のように、近寄るとトゲが刺さりそうだ。


「本当に、地球の文明もすごいよ。我々宇宙人が狙ってこないように、スペースデブリを撒いておくなんてね」


 そういうと、司令官が笑った。


『そこまで考えてるのかな? 地球人は』

「さぁ? でも、我々宇宙人も他の惑星の人類にリスペクトを忘れてはいけないね」


 私は今日も宇宙を漂う。

 もう少し、地球について知りたいーーそう思ってしまうのは、惑星研究者のさがだろうな。私はふっと笑みをこぼした。







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