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〜 2 武道場にて 〜

 ―― 昼下がり。私とラドニスは邸宅の武道場にいた。


「えい、やぁ!」

 武道場に気合の声が響く。


「早速稽古をつけて欲しい」と、ラドニス願い出た。

 なかなか良い太刀筋をしている、と褒めてはみたものの、まだまだ未熟な様子だ。



「剣の重さを使うんだ」

 二言三言をアドバイスすると、ラドニスは格段に上手くなった。


「あなた、ラドニス君。一息ついたら?」

 フィムが冷たい沢の水を木の杯に入れて持ってきてくれた。

「有難い」

 私は汗を拭うと、フィムから杯を受け取った。ラドニスも私にならう。


「あー、生き返る」

 ラドニスが勢い良く杯の水を飲み干した。


「よかった」フィムが嬉しそうに微笑んだ。

「ご馳走様でした」

 ラドニスは、そう言って杯を戻すと、また素振りを始めた。



 星が天に瞬きはじめた。

 風が凪いだ。闇の精霊がゆっくりと大地に立ち並ぶ。

 大気は夜の呼気に変わっていく。


「では、今日の一日を、平和の神『アリウス神』に感謝しよう」

 私は夕食の席で、祈りの言葉を主導した。

 夕食は黒パンとシチュー、そしてラパのミルク。色とりどりの鮮やかな色彩がテーブルに並ぶ。


「どんどん食べてね、ラドニス君」

 フィムがにこやかに笑った。

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