表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

〜 1 修行のはじまり 〜

 女傭兵ガルーナと精霊魔法使いハーティがファーガ国の王都ララバルに赤子を無事送り届けてから、十四年が過ぎた。この物語は、少年ラドニスの成長の物語である。

 四月のうららかな陽の光が、辺りを照らしていた。陽だまりに、憩うような気持ちは、平和な時にしか抱かないだろう。私は、「カミル・ブラウン」。長い間武道家として生きてきた。この十年間は全く戦争のない日々が続き、剣の腕を磨くことは「たしなみ」となっている風潮さえある。


 今日は訪問者がある予定だ。私が住むファーガ国第二首都ファルムから、北へ百五十キロほどに位置する、王都ララバルの貴族のご子息と聞いている。

 二年間の修行をしたいとの申し入れがあったのは、昨年のことだ。


「あなた、お客様よ」

 妻のフィムが声を掛けてくれた。

「今、行くよ」

 玄関先に、若い男性が立っている。革鎧に身を包み、腰には小剣をさしている。気品あふれる顔立ちだった。


「君がラドニス君か、話は聞いている。私がカミル・ブラウンだ、よろしく」

 私はそう言って右手を差し出した。

「ブラウン先生、よろしくお願いします」

 少年はにこやかに微笑んだ。


 それが私とラドニスの出会いだった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ