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第22章

第22章


アンドレイとドレイクは小さな町にたどり着き、桟橋の中から適した小舟を見つけた。

それはコンパクトで、4〜5人ほどが乗れる大きさであり、彼らと少しの装備を載せるには十分だった。


ドレイクは板や接合部を入念に確認し、航行に耐えられることを確かめた。

一方でアンドレイは、流れや小さな急流から守るための魔法ルーンをいくつか固定した。


「よし」アンドレイは言った。

「流れに乗って南へ向かう」


最初のうち、川は穏やかだった。

小舟はわずかに揺れ、水面は青空を鏡のように映していた。

岸辺には緑の草原やまばらな白樺林が広がり、鳥の群れが楽しげにさえずっていた。


しばらくすると、網を引く漁師たちや、睡蓮の間を滑るように泳ぐ小さな動物の姿が見えた。

ドレイクは静かに周囲を観察し、アンドレイは微笑みながら漁師の網を解くのを手伝った。


夕方になると、川は大きく広がり、深紅の夕焼けを映していた。

岸の森はざわめき、水面にはカモやカエルの群れが滑るように進み、旅人たちを迎えているかのようだった。


アンドレイは舟の背にもたれ、軽やかな安らぎを感じていた。

一方でドレイクの視線は相変わらず厳格で、静かな川の上でも警戒と秩序を失うことはなかった。


やがて彼らは静かな緑の河岸に舟をつけた。

周囲には穏やかな静けさが広がり、水の音と葉のざわめきだけがそれを揺らしていた。


翌朝、ドレイクは執事として完璧な朝食を用意した。

料理は整然と並び、優雅なカップが置かれ、魔法の柔らかな光を帯びたクロスと小さな装飾が卓に特別な気品を与えていた。

ただの草地でありながら、そこはまるで貴族の食卓のようだった。


アンドレイは感嘆して言った。

「ドレイク……見事だ。完璧だな」


彼は執事を席に招いたが、ドレイクは丁寧に一礼して断った。


「命令だ」とアンドレイは微笑んだ。

「座れ。一緒に食べる」


ドレイクは頷き、静かに席についた。

朝日が差し込み、川面を黄金色に染めていた。

アンドレイは静かな水面と薄い霧を眺めながら、その瞬間を味わっていた。


しばらくして、一人の地元の漁師が草地に現れた。

整えられた食卓を見て、思わず足を止める。


「えっと……すみません」

彼は戸惑いながら言った。

「これ……全部、あなたたちのものですか?ここで?」


アンドレイは微笑んだ。

「そうだ。自然の中での朝食も悪くないだろう?」


漁師は瞬きをし、エルフの少女に気づいた。

「それに……エルフまで?エルフって、いつもこんな感じなのか……?」


ドレイクは動かず、ただ静かに頷いた。


「普通の旅人には奇妙に見えるかもしれないが」アンドレイは穏やかに言った。

「エルフ流のこだわりも、なかなか心地いいものだ」


漁師はぎこちなく笑った。


やがて彼は彼らの装備に目を向け、慎重に尋ねた。

「あなたたち……冒険者ですよね?」


アンドレイは頷いた。

「そうだ」


「村で問題が起きていて……」

漁師は視線を落とした。

「助けてもらえれば報酬は出します」


リザは静かに問いかけた。

「どんな問題ですか?」


漁師は重く息を吐いた。

「水車小屋に幽霊が出るんです。穀物が挽けない。このままじゃ冬を越せません」


ドレイクは冷静に言った。

「ならば対処する必要があります」


アンドレイは頷いた。

「分かった。手伝おう」


漁師は安堵の表情を浮かべた。

「村まで案内します。その先はお任せします」


やがて彼らは村に着き、住民たちは敬意をもって迎えた。

案内人に導かれ、彼らは村外れの古い水車小屋へと向かった。


そこは霧に包まれ、不気味な静けさに満ちていた。

水車はきしみ、石臼は重々しく回っている。


アンドレイは前に出た。

「ドレイク、この幽霊を排除しろ」


ドレイクは頷き、建物を観察した。

そして静かに言った。

「解決可能です。幽霊は恐怖に依存します。核を破壊すれば消滅します」


彼は中へ入った。


空気が冷え、囁き声が満ちる。

やがて幽霊が姿を現した。


ねじれる影のような存在。

光る目が不気味に揺れている。


ドレイクは腕を組み、呪文を唱えた。

ルーンが輝き、空間を支配する。


幽霊は抵抗したが、その力は及ばなかった。


やがて光が弾け、幽霊は砕け散り、消滅した。


ドレイクは外へ戻り、静かに言った。

「主様、任務完了です」


「見事だ」とアンドレイは言った。


彼はドレイクを見つめた。

その力は圧倒的だった。


レベルは100。

スキルも極限に達している。


「本当に見事だ」

アンドレイは認めた。

「これほどの存在は稀だ」


ドレイクは静かに一礼した。

「主様、私の力はあなたに及びません」

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