第30章 過去の深層への旅
第30章 過去の深層への旅
アンドレイはすべての準備を終えた。フラスコは片付けられ、ポーションは整然と並べられ、希少な薬草は配置され、そして数度にわたって式は確認された。すべての構成要素は、今や完全に正確に機能していた。
世界は逆流し始めた。まるで時代そのものが逆方向へ流れていくかのように。破壊された都市は徐々に再建され、巨大な廃墟は再び集落へと戻り、焼け落ちた森は生命を取り戻した。人間や他種族は無から現れ、部族を形成し、最初の集落を作り始める。消えた文明が再び息を吹き返していく。
アンドレイは集中を保ちながら、その世界がまるで原初へと戻っていく様子を見つめていた。
そしてついに、彼は「過去の世界」に到達した。
北には巨大な都市が広がっていた。壮麗な建造物が並んでいたが、すでに戦争の渦中にあった。
空には輸送機の軍勢が飛び交っていた。それは魔法と技術が融合した、ジェット機のような存在だった。戦闘機と爆撃機が都市を急襲し、すべてを破壊していく。
その時、地平線に一人の男が現れた。白髪の長い髭を持つ老人で、威厳ある姿と圧倒的な力を放っていた。その眼差しは静かでありながら、絶対的な威厳に満ちていた。
彼はポーションを飲み、両手を掲げた。
すると大地と空間から巨大なゴーレムが出現した。その一体一体は高さ二キロを超えていた。
ゴーレムたちは平原と山を踏み越え、戦闘機と爆撃機を押し潰し、地上部隊を蹂躙していった。その一撃一撃が大地を震わせ、建物はひび割れ、敵の魔法と機械はその力の前に無力だった。
アンドレイはその光景に圧倒されながら見つめていた。ゴーレムの動きはすべて精密で、まるでこの老人が戦場そのものを完全に支配しているかのようだった。
彼は理解した。目の前の存在は単なる戦士ではない。この世界の守護者であり、歴史そのものに干渉する裁定者だと。
いくつかのゴーレムは撃破された。一体は崩れ落ち、他のゴーレムはその残骸でさらにその上に倒れ込んだ。
そうして少しずつ、巨大な山が形成され、ゴーレムをその下に押し潰した。
彼はその下に閉じ込められたが、やがて苦痛と努力によって自らを押し出し、脱出した。
ドワーフたちが地下を掘っていた頃、英雄は破壊された飛行兵器の残骸からミスリル鉱石を採掘していた。
ドワーフたちの行動とアンドレイ自身の行動が、結果としてゴーレムを瓦礫の下から解放することにつながった。
都市はゴーレムと老人によって守られ、まるで生きた要塞のようだった。
しかし侵攻軍もまた諦めなかった。北の都市は壊滅していく。塔は崩れ、高層建築は塵へと変わった。
だがゴーレムは止まらない。彼らは軍へと突撃し、兵士と兵器を次々と破壊していった。
そして南へと進軍を開始した。それは守護ではなく、破壊そのものだった。
石の巨人たちはすべてを踏み潰しながら進み、その後ろには黒曜石の大トカゲが続いた。重く黒い体は破城槌のようにすべてを破壊していく。
人間ほどの大きさの鉄のゴーレムは高速で動き、容赦なく残存兵を仕留めていった。
空では叫び声が響いた。翼を持つ生きた像が魔法の飛行機へと突撃し、空中で引き裂き、生き残りを追い詰めていく。
軍は壊滅した。
老人の軍は北の都市を守りきれなかった。
そしてゴーレムは南へ進んだ。
守護者ではなく、破壊の化身として。
都市を踏み潰し、壁を砕き、すべてを塵へと変えていく。
その後ろでは黒曜石の大トカゲが残骸すらも完全に破壊していた。




