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第26章 告白

第26章 告白


二人は焚き火のそばに座っていた。獣たちはその近くに心地よさそうに寄り添い、まるで野外にできた小さなキャンプのような空間を作っていた。


炎の暖かな光がアンドレイとアリサの瞳に映り、夜の空気は森の静かなざわめきに満ちていた。


アンドレイはアリサを見て尋ねた。


「どうしてあんなに村を出たがっていたんだ?どうして旅が好きなんだ?」


アリサは少し考え込んだ。普通、エルフは世界や各地の知識を更新し、出来事を見守り、秩序を保つために旅をする。しかし彼女の理由は違っていた。


「旅が好きだったの」


彼女は炎を見つめながら静かに言った。


「新しいことを知るのも、自分の目で世界を見るのも……エルフの村で何百年も暮らしていたけど、あまりにも退屈だった。同じ日々の繰り返しで、何も変わらなかった……私は、生きている実感が欲しかったの」


アンドレイはうなずき、彼女の気持ちを理解した。彼は焚き火を見つめ、そばで穏やかに横たわる狼を撫でた。もう一匹の小さな砂狐は、アリサの膝の上に乗っていた。


アリサはわずかに微笑み、その温もりを感じながら、自然と両手で狐を抱き寄せた。獣は落ち着き、周囲の安らかな空気をそのまま映しているかのようだった。


「あなたはどうして旅をしているの?」


アリサは首をかしげ、じっとアンドレイを見つめた。


「目的は何?」


アンドレイは少し考え、揺れる炎へと視線を向けた。


「単純に……人生を楽しむためでもあるけど」


静かに言った。


「この世界の謎を解き明かそうとしている」


アリサは眉をひそめた。「謎」という言葉は、彼女にとってどこか非現実的に響いた。


「どんな謎?」


慎重に尋ねる。


「世界はもう分かっているし、ずっと穏やかだった……魔族の王国が現れるまでは」


アリサは身を乗り出し、驚きと不安が入り混じった目で彼を見つめた。


「最大の異常は……」


彼女は囁いた。


「あなたよ」


アンドレイは興味深そうに彼女を見た。


「世界がどうやって生まれたか、知っているか?」


アリサは考え、焚き火の上に広がる星空へと視線を向けた。


「私は……約二千四百年前に生まれた」


静かに言った。


「でも、お父さんは……世界の始まりからいる」


アンドレイはわずかに驚き、眉をひそめた。


「そのお父さんは、世界の始まりについて話してくれなかったのか?」


優しく尋ねる。


アリサはゆっくりと語り始めた。


「話してくれた……でも、彼らは気づいたらこの世界にいたの。別の世界から来たわけじゃない。ただ……現れたの」


彼女は炎を見つめながら続けた。


「彼らは村を発展させて、世界が変わっていくのを見ていた。人間たちは争い続けて、領土を奪い、帝国を築いては滅びていった」


エルフたちは距離を保ち、観察し、記録し、知識を守る道を選んだ。


「そうして……何世紀も生きてきたの」


アリサは言った。


アンドレイは焚き火の光を映した目で彼女を見つめた。


「それこそが、この世界の大きな謎の一つだ」


静かに言う。


「世界がどう生まれたのか、人間や……すべての生きる種族がどこから来たのか」


アリサは彼の言葉を理解しようとした。


アンドレイは彼女を見た。


「真実を知るのを手伝ってくれるか?」


静かに尋ねる。


「君の父親に会って、彼らがどうやって現れたのか、詳しく聞きたい」


アリサは目を細め、考え込んだ。


「エルフの姿で来るなら」


そう言った。


「確かめることができるかもしれない」


「彼は真実を隠さないのか?」


アンドレイは確認した。


「どうして隠す必要があるの?」


アリサは少し驚いたように答えた。


「エルフがこの世界の敵だと思っているの?」


「さあな……」


アンドレイは焚き火に目を落とした。


短い沈黙の後、二人は視線を交わした。互いに理解していた。


決断は下された――二人は共にエルフの村へ向かい、世界の古い謎を解き明かす。


風が静かに枝を揺らし、夜空には星が瞬いていた。


そして彼らの前には、やがて秘密を明かそうとしている過去への道が広がっていた。

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