16.どう考えても今のほうが良い世の中である
先日Xにて昭和・平成・令和を生きてきたという48歳の御仁が「今の時代が1番ヤバイい、昭和のほうがよかった、今終わってる」というようなポストをされており、それが今これを書いている現在で223万インプレ/4万いいねということになっていた。
書いてから計算してみたらそこまで支持されてなかったけど、話はこの意見が支持されている体で続ける。
先に言っておくが、僕は同じ氷河期世代であるがこれにはまったく共感できないし支持もできない。
昭和にも良い部分もあれば悪い部分もあり、トータルで考えて令和の今のほうが良い時代だ。
まずなにより昭和にはネットが無い。これだけでもうあらゆる要素を超えてしまう。
ネットがなければこのポストを見ることもできず、なろうにこの文章を上げることもできない。
これが根本にある。
次に誰でも気にするような社会的な空気というやつ。
治安だとか一般人のモラルだとか政治だとかメディアとか、そういう色々。
これに関しても昭和よりも断然マシだと言えるだろう。地方は知らないが。
昭和世代ならカツアゲも遭遇したことがあるだろうし、夜でも安全に外出できるなんてのは近年の話。
みのもんたが番組で「この食べ物が健康に良い」と言えばバカみたいに売れまくったりもした。そんで後から他のこと言い出したり、訂正されたりも起きるがそこは気にされない。
セクハラパワハラモラハラ、今では過剰反応とまでなっているこの類の問題も当時を覚えていれば反動としては当然だろうなとは思う。痴漢されても耐えるか自分で解決しろ、人前で怒鳴られ罵倒されてもお前が悪いと、現代ではありえない価値観だ。
メディアの政治的なことに関してはちょっと面倒で怖いのであまり書かない。ネットが盛り上がってから誕生したネトウヨという言葉はそれまでの反動の1つである面と、そうした問題をタブーにしておきたい側からの圧力だったということをほとんどの有識者枠は語りたがらない。現在だと沖縄の抗議船問題なんかもあるが未だに根本からの改善はされていないのだらう。
有名なところでタバコの問題。今でこそ世の中は禁煙が当然となっているが、昭和時代は誇張抜きでどこでもタバコが吸えた。吸ってしまうのでそこに灰皿があるとかないとかも関係ない。これに関しても反動が今になって起きた結果だ。今の時代になってまで他人の前でタバコを吸っているのは関わらないほうがよい人物だと僕は思っている。歩きタバコとかもうね、言葉が話せるただの害。
他にもなろうに関係するものだと、オタクへの偏見というものがある。当時を振り返る話だと宮崎勤事件が主なものとして扱われるが、まあ事件以前もとても小馬鹿にした扱いしていたし容疑者逮捕後はどれだけ雑に扱っても許されるような空気を作ってたよねと。オタク、オタク風というだけで殴られるとか今では理解できないんじゃあないだろうか。
ついでに書くけど、あの時期のオタク、アニメへの扱いを知っているか否かで当時のエヴァへの批評というものも変わると僕は思ってる。空気を壊すというのがどれほどのことだったか。
ここまで書いていてなんだけど、過去への不満や憎しみが多くなってダメですわこれ。まだまだ書けてしまう。あの時代に今の時代の感覚でいたらどう扱われるか。
あの頃が良いと思えるのは、粗野で横柄で多少のズルは大目に見れる大雑把な人種だけだろと。言葉を選ばずに書けばヤベー奴は昭和のほうが合ってる。暴力による自助もある程度見逃されていたし。経済関連? 生活が厳しい? などではメディアにあまり出なかっただけで、生活が苦しい家庭がなかったわけではない。しかも昭和平成の変わり目頃には貿易摩擦やバブルの崩壊というイベントすらあった。
今でいう発達な人間には明文化もされないことはただただ息苦しい。当時のおおらか(粗雑)なのが良い面もあるというのは理解できるが、あまりに理性的でもなければ文化的でもない。




