第8話 ネクタイ・フェスティバル〜スーツと浴衣の狭間で
これはAIが書いたものです
金曜日、11:15。
社内チャットに、佐倉からの一文が投下された。
「12:00から5Fリフレッシュスペース、“ネクタイ縁日”開幕。
景品:誇り。参加費:なし。ドレスコード:スーツ。」
誰もが最初はジョークかと思った。
だが11:50、5階へ向かうエレベーターがすでに行列になる。
そしてその扉の先――
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12:00 スーツで、縁日が始まる
なんということか。
社内のリフレッシュスペースは、まるで学校の夏祭り会場のように変貌していた。
•段ボールで作られた焼きそば屋台(湯気はアロマ)
•手作りのヨーヨー釣り(本物の水に浮く)
•本格射的コーナー(的は社員の似顔絵)
•紙コップで作られたわたあめ屋(実際にザラメを回している!)
•ラムネはキンキンに冷えた本物
「佐倉さん……これ、昼でやるスケールじゃないっす……」
「むしろ昼でしかできないんだよ」
「この狂気、ほんとに好きです」
参加者は全員スーツ姿。
ネクタイ、パンプス、IDカード。
その格好でヨーヨー釣りに夢中になる大人たちの光景が、どこか眩しい。
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12:20 本気の射的大会
射的コーナーは異様な熱気に包まれていた。
ルールは単純。3発撃って、的を倒せば景品。
ただし――
的になっている似顔絵は、部内の“ちょっとムカつく上司たち”の似顔絵
「俺、このチーム長だけは絶対落とす」
「やば……顔がリアルすぎて撃てない……」
「私、課長に恨みないけど、ここは倒させていただく!」
カラン、と音を立てて倒れる似顔絵の課長。
撃った村上が、深々と一礼する。
「いつもお世話になっております」
「シュールすぎて腹痛い……」
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12:40 スーツとラムネと、ささやかな非日常
お祭りの終盤、みんなラムネを開けて乾杯した。
炭酸が弾ける音とともに、笑い声が続く。
佐倉は、輪投げブースの奥から一枚の紙を取り出した。
手書きのポスターにこう書かれていた。
『ネクタイ縁日 また来年』
〜今年も、昼の一瞬をありがとう〜
「これ……来年もやるつもりだったんですね」
「いや、また来週やるつもりだよ」
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12:55 最後の景品交換
参加賞は「思い出」と「金メダルチョコ」
そして特別賞として、最多得点を記録した山崎には――
「社内VIP休憩券(ソファ独占・30分)」が贈られた。
「昼の王になった気分です……!」
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13:00 復帰
デスクに戻った社員たちの胸ポケットには、
チョコの包み紙や、釣ったヨーヨーがそっと入っている。
たった1時間。
だけど、夏より夏らしい、昼だった。




