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丈夫なだけが、取り柄です…  作者: かたこり
1章 始まり - 森の中
87/97

87 キウイたちの力 2

キウイたちが、僕を取り囲む。

ズッキーニは大木の前まで下がり、腕を組んで見ている。


最初に動いたのは、スピードに自信のあるキウイだ。

一瞬で僕との距離をつめると、短剣を抜いて斬りかかってきた。

キウイが剣を持つ右手の手首を、僕は腕で受けようとするが、この攻撃はフェイントで、逆に鋭く回ったキウイの剣が僕の反対側を斬りつける。

確かに速い。

彼らの中では、一番スピードがあるようだ。

僕はスピードを一段階あげ、キウイの剣の下をくぐり、後ろをとった。

首筋に手刀を当てると、キウイは膝から崩れ落ちた。

それを見た3人は一瞬、目を見開くが、動揺したりはしない。

よく、訓練されている。


右から矢が複数飛んでくる。

見ると、ユズが後退しながら放っている。

狙いは正確だ。

僕は、2本の矢を下がってよけたが、よけたところに光の玉が飛んでくる。

さすが気術師ミカンの孫だ。

僕は左手に精気をまとわせ、光の玉を打ち返す。

光の玉は木の幹にあたって、散る。

ユズの相手をしている間に、プラムに後ろを取られている。

プラムはしゃがんで、僕の足を細い剣で斬りつけてくる。

僕は、瞬時に跳んでかわした。

プラムの目が光る。

空中に浮いていると、次の回避行動を取りにくいことを知っているのだ。

プラムは、空中の僕の胴体をめがけて、剣を薙いだ。

僕は、両手で上空をめがけて精気を爆ぜさせた。

そして、自分の身体が地面に叩きつけられる寸前で身体をひねり、両手両足で地面をとらえた。

眼の前にあるプラムの足首を掴み、ひとつ大きく降った。

ユズに向けて手を放す。

プラムはユズに向かって飛んでいく。

僕は、強く跳んでそれについていき、プラムの身体を盾に使った。

ユズは矢も気術も放てず、プラムを片手で受け止めた。

僕は、プラムの腹に拳を叩き込んでから、飛び出してユズに迫った。

ユズはプラムの身体を放し、剣で斬りつけてくる。

反応と判断はよいが、万全の体勢ではないので、剣に力はない。

剣を横にかわし、その勢いでユズの頭に回し蹴りを決める。

そこに、ザクロの剛剣が振り下ろされる。

僕は一歩下がり、かわす。

ザクロはそのまま突進し、返す刀で迫る。

僕は逆に、地面スレスレでザクロの方に飛び出す。

ザクロの剣が前方を薙ぐ前に、長身のザクロの懐に飛び込んだ。

僕は、地面に両手を付き、両足でザクロの顎を蹴り上げた。


誰も、立ち上がることはなかった。

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