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丈夫なだけが、取り柄です…  作者: かたこり
1章 始まり - 森の中
53/97

53 行く先

僕は、後ろ向きに跳び下がり、親分と距離をとった。

親分は、静かな目で僕を見ていた。

親分の気力も体力も、ぜんぜん消耗していなかった。

まだまだ、お互いに戦えた。

でも、もう、よかった。

僕は、じゅうぶん戦えた。

僕は、頭を下げて、親分に背を向けて走った。

親分の気配は、動かなかった。


翌朝、飯を食って、狩りをした。

いい大鹿を仕留めたので、親分にお礼のつもりで持っていった。

いつもの場所に、親分はいなかった。

なんか、親分はもう帰ってこない気がした。

それでも、僕はそこに大鹿をおいて立ち去った。


これからどうしよう。

オスの牙熊と戦えるようになるための旅だった。

でも、牙熊は、どうでもよくなった。

いくらでも強いヤツはいるし、知らない世界がある。

まだ、知ってるところに戻りたくない。


僕は、もと来た方に背を向け、歩き出した。

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