表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
丈夫なだけが、取り柄です…  作者: かたこり
1章 始まり - 森の中
45/97

45 鎧獅子に向かう

僕は、鎧獅子に挑戦することにした。

僕に足りないのは、スピードと力だ。

今のまま牙熊に挑んでも、あの爪をよけることはできない。

そして、意表を突かなければ、攻撃を当てることもできない。

あたったとしても、刃は通らない。

牙熊以外で、僕が戦えそうなのは鎧獅子だけだ。


翌朝、じいちゃんに、そう報告した。

「そうか。」

じいちゃんは、そう言って、足を引きずりながら奥の部屋に行った。

そして、いくつかのモノを持って、戻ってきた。

「これは、ワシが旅してたときのマントじゃ。古いものじゃが、まだ使える。暑さをしのぐには、これがいる。」

じいちゃんは、古びた赤茶色のマントと水袋をくれた。

マントの縁には見たことのない、文字が並んでいた。

そして、赤い弓も差し出した。

「赤鷲の弓と言う。昔、森の民の弓の達人が使い、赤鷲を落としたそうじゃ。ワシには大きくて硬いから、あまり使うことはなかった。」

あまり手に入らない木を使って、森の民が作ったものらしい。

赤い糸が巻いてあって、美しかった。


そして、言い足した。

「お前には助けられた。気をつけよ。」


僕は、岩山に向けて出発した。

目標が見えてるので、迷うことはなかった。

途中で、大イノシシがいたので、赤鷲の弓を使ってみることにした。

ばあちゃんにもらった弓は、村の自分の小屋においてきた。

弓を2つ持ち歩くのは、じゃまになる。

使ってみて、すぐに後悔した。

僕にもまだ、赤鷲の弓は硬かった。

大イノシシは倒せたが、ばあちゃんの弓のように使いこなせるようになるには、時間がかかりそうだ。

大イノシシは、1人では食べ切れないが、数が増えているので、村のためにはある程度狩った方がよさそうだった。

休憩にして、食べられるだけ焼いて食べ、持てそうなだけの肉をしっかり火を通した。

残りは、地面に穴を掘ってうめた。

走ったり、歩いたりを繰り返し、夕方には岩山の下に着いた。

火を焚いて、大イノシシの肉を食って眠った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ