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丈夫なだけが、取り柄です…  作者: かたこり
1章 始まり - 森の中
35/97

35 マグマの短剣の力

僕は、牙熊に全速力で飛び込んだ。

そして、マグマの短剣を抜き牙熊の頭に向けて、全力で振り下ろす。

牙熊は、さっきと同じように、頭を引いて簡単にかわす。

僕は剣を振り抜かずに、剣先を牙熊の頭に向けて止める。

牙熊の爪がせまるが、かまわずにマグマの短剣に、全力の精気を流し込む。

マグマの短剣の剣身から、激しい炎がうねりながら飛び出す。

牙熊は目を見開き、すさまじいはやさで身体を引く。

しかし、マグマの短剣から出る炎は、拘束を解かれたよろこびを表すように、辺りを踊り狂った。

牙熊の頭も炎にのみ込まれた。


と、僕の左肩に衝撃が走り、僕は激しく回転しながら、岩壁まで弾け飛んだ。

僕は岩壁に激突して止まり、地面に落ちた。

何が起こったのか、わからなかった。

一瞬の意識の空白のあと、感覚が戻ってきた。

体中が痛い。

岩に叩きつけられた背中が痛い。

腕も足も痛い。

左肩がしびれて、感覚がない。

僕は、地面に倒れたまま、自分の身体を確認した。

どこからも、血は流れていない。

腕も脚も、変な方向に曲がってはいない。

感覚のない左肩も、ちゃんとついている。

少しゆとりができて、どうなったのかわかった。

牙熊の爪の攻撃が、僕の左肩にかすったのだ。

牙熊が炎をよけたおかげで、この程度ですんだ。

僕は立ち上がった。

身体は痛むが、動けないほどではない。


牙熊を見ると、頭から炎が上がっている。

それを消そうと、牙熊は暴れ狂っている。

僕は、岩穴に向かい、中に入った。

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