義勇軍(ダリオ編)
# 兵糧確保
## ≪サリバ国ヒヘル指令室≫
「よく来たな」指令室で足が回復した光雷卿が二人を見下ろした。「ダリオ・ヴェルデ、クラウディオ・シフィデル」
「絶命ハルバード」を持った大柄な男柄な男が立っていた。腕には無数の古傷。光雷四天王のうち1人、ダリオ・ヴェルデ(光雷の剣、血の傭兵)と呼ばれる存在、そしてこの任務でダリオの副官になるクラウディオ・シフィデル(ダリオの脳)
「命じる」光雷卿の声が響く。「西の帝国の東部地方へ赴き、町村で略奪を行え。目的は食糧だ」
「はっ」ダリオが顔を上げる。
「その食糧を全てアレクシスの軍に送れ」
兵站が得意なクラウディオ・シフィデル命じる
「は」
「その後スワケルド公国の義勇軍が行ったと偽装せよ。」
「つまりスワケルド公国と西に帝国の両国を仲たがえさせるわけですね」クラウディオが確認する。
「そうだ」光雷卿が冷笑を浮かべた。「分断と食料確保の一石二鳥を実行しろ」
指令室を出ていく
「さて……派手に行こうじゃないか」ダリオがニヤリと笑う。彼の横には三百人の傭兵団。
「派手に過ぎると足が付きますよ」クラウディオが注意する。「計画通りに」
「わかってるさ」ダリオが巨大な「絶命ハルバード」を目立ちばれるかもしれないので置いてきた、今回は人を殺さない武器「存命の槍」殺傷能力の低い槍地面に突き立てた。
【存命の槍】
ただの刃のかけた普通の槍
##最初の襲撃##
## ≪西の帝国の東部地方にあるロメル村≫
「まずはあの村だな」
最初の襲撃目標はロメル村。人口約五百人。豊かな穀倉地帯だ。
「準備は整いました」クラウディオ・シフィデルが地図を示す。「スワケルド国旗を用意させました。傭兵の中に旗持ち役も」
「完璧だ」ダリオが大笑いする。「さあ行こうぜ!」
村の入口には見張りの老夫婦が座っていた。
「こんな時間にどこへ行くんだい?」老婆が尋ねる。
「仕事だ」ダリオが無造作に答えた。「通せ」
「スワケルド公国の義勇軍だー」老夫婦が慌てて門を閉めようとした瞬間—
「戸を開けよ!皆倉庫だけ狙え」
「大人しく、かかってこなければ殺さぬ!!」
「ぎゃあああ!!」
「許してくれ、うあー」
傭兵たちが一斉に村に雪崩れ込んだ。
村長「何が目的だ」
クラウディオが冷静に指示を出す。「食料を出してもらおうか」
ダリオ「弱者には何の権利も選択肢もない」
ダリオの命令で殺傷能力の低い槍ダリオや木製の盾を装備させた傭兵たちは、抵抗する者を適度に鎮圧しながら食糧庫に向かった。
「見つけたぞ!」倉庫の扉を蹴破る音。
食料がない
「どういうことだ?」ダリオの怒号が響き渡る。数十人の傭兵と共に突入した倉庫は、もぬけの殻だった。
村長が震える声で説明する。「昨晩、西の森から賊の一団が食料を取られました……」
「賊だと?」ダリオが村長の襟首を掴み上げた。「連中の居場所を教えろ!」
「西にある旧砦です……」
「クラウディオ!」ダリオが振り返る。「賊から食料を取り返すぜ!」
ん?と思いながら「了解した」クラウディオが冷静に命令を下す。「隊列を組め。標的は西方の旧砦だ」
## ≪西方の旧砦、夜襲≫
月明かりの下、傭兵団が旧砦を取り囲む。見張りの賊が敵襲と言おうとするが—
「撃て!」ダリオの号令と共に数十本の矢が夜空を切り裂く。「世界の果てからでも馳せ参るスワケルド公国の義勇軍」
「おおおーーっ!」傭兵団が砦の門に殺到する。
砦内では突然の襲撃に賊たちが混乱していた。ダリオの「存命の槍」が閃くたびに死なない程度に敵は倒れ、血飛沫が舞う。
「頭領はどこだ!?」ダリオが大広間に踏み込む。
そこには粗野な風貌の大男がいた。太い腕で槍を構えている。
「俺様がこの砦の頭領テイエンシだ……何者だてめえら」
「食い物の借りを返しに来た」ダリオが存命の槍を床に突き立てる。「降伏しろ。そうすれば命は助けてやる」
「ふざけんな!」テイエンシが短刀を投げつける。
「おっと」ダリオがあっさり払いのける。「無駄な抵抗はやめろ。生殺与奪の権はこちらにある」
リョウカが周囲を見回すと、確かに砦の賊たちは武装解除されていた。
「くそ……」彼が膝をつく。「降伏する……」
## ≪西の帝国の混乱≫
クラウディオが前に出る。「話してみろ」
「西の帝国は今乱れている」テイエンシが低く唸る。「皇帝の死後、五名家が覇権を争っていてな。辺境の警備は穴だらけだ。おかげで俺たちのような賊も増殖してる」
クラウディオの目が鋭く光る。「なるほど……利用価値があるな」
「何を企んでる?」テイエンシが訝しむ。
「君たちを解放する」クラウディオが意外な提案をする。「ただしわが義勇軍の仲間になるという条件付きで」
## ≪拡大する勢力≫
翌朝、砦の前では奇妙な光景が広がっていた。ダリオの傭兵団三百人に加え、五十人の賊が整列している。
「面白い展開になりましたね」クラウディオが地図を広げる。「これで兵力も増えた」
「食料は?」ダリオが問う。
「問題ありません」クラウディオが微笑む。「賊が溜め込んでいた食料と財宝も加わりました。これらをアレクシス様の軍へ送れば……」
「さらに強化できるわけか」
「そうです」クラウディオが眼鏡を上げる。「それに……」
「それに?」
「西の帝国の混乱を知ったことで、新たな策が考えられます」クラウディオの目が遠くを見る。「例えば……」
「例えば?」ダリオが興味津々に身を乗り出す。
「ここらの賊を倒して仲間を増やし、本当の義勇活動をします、兵数を増やせばスワケルド公国での戦いに役に立つかもしれません」クラウディオがにやりと笑う。「?」「町村で略奪では、隠れてやらなくいけないので兵は増やせませんが、義勇活動の賊退治なら喜ばれ隠れてやる必要がありませんどんどん賊を倒し兵を増やしていく、現地の裁量で徴兵してる感じです、食料と財宝と兵を送れるようになります」
「今はまず、この食料と財宝を安全に運ぶことが先決です」
「よーし!」ダリオが大きな声で指示を出した。「出発だ!アレクシス様の元へ!」
新たに仲間に加わった賊たちも、かつての敵意は影を潜め、期待に満ちた表情で荷車を引いていく。
「これから面白くなりそうだぜ」ダリオが呟く。
「ええ」クラウディオが静かにうなずく
# 機会の訪れ
## ≪旧友との再会≫
ある日の午後、街道沿いで休憩を取っていた1000人の大規模の開放の翼。突如として現れた砂塵、傭兵団と馬に乗った男が姿を見せた。
「おや?」ダリオの目が細くなる。「そこにいるのは……ラッツか?」
「ん?」馬上の男が顔を上げる。「おお!ダリオか!久しいな!」
馬を降りた男は三十代半ばの傭兵。古傷だらけの顔に陽気な笑みを浮かべていた。
「何してんだこんなところで?」ラッツが問う。
「ちょっとした仕事をな」ダリオが答えを濁す。「そっちは?」
「俺か?今はスワケルド公国の第三都市で働くことになった。都市の防衛の任につく予定だ」
「ほう……第三都市か」ダリオの目が僅かに輝く。
ラッツが周囲を見回し、「見たところ賊討伐でもしてるのか?」
「まあそんなところだ」ダリオが笑う。「どうだ久しぶりに一本勝負しないか?」
「望むところだ!」ラッツが即座に応じる。
## ≪模擬戦≫
街道脇の広場で二人の巨漢が向き合う。ダリオは「存命の槍」を手にし、ラッツは愛用の嘆きのグレイブおき模擬槍を構える。
「始め!」
クラウディオの合図とともに、二人が同時に動いた。ダリオの突きが空を切り、ラッツの斧が土煙を巻き上げる。技と技の応酬が続く中—
「くそっ!」ダリオが距離を取る。「相変わらず速ぇな」
「お前も相変わらずパワー馬鹿だな」ラッツが笑う。「だが……」彼の模擬槍がダリオの脇腹を掠める。「少し油断したな」
「危ねぇ!」ダリオが飛び退く。「次は本気でいくぞ」
激しい打ち合いの末—
「引き分けだな」ダリオが汗を拭う。
「ああ」ラッツも同感する。「またやり合おうぜ。で、お前たちはこれからどこへ?」
「北の方に向かうつもりだ」クラウディオが割って入る。「我々は自由民の志を広める旅をしているのだよ」
「へぇ……」ラッツが興味深そうに見る。「じゃあな。第三都市に来ることがあったら寄ってくれ。一杯奢るぜ」
## ≪重要な情報を得て≫
ラッツが去った後—
「第三都市……」クラウディオの瞳が輝く。「アレクシスが次の攻略目標してたはずです」
「なんだと?」ダリオが眉を寄せる。
「新しく雇われた第三都市ということか」
「そうです」クラウディオが地図を広げる
クラウディオが素早く文書を書き上げる。「アレクシス様への報告書です。傭兵団が第三都市に入る可能性がある」
「よし、すぐに伝達役を送ろう!」ダリオが決定を下す。
【ラッツ】
- 統率83、武力95、知力62、政治43、魅力63
- ラッツ傭兵団団長、昔雇い主に裏切られ妻子を殺された復讐をしてその雇い主を殺した、そのため略奪はしても子供は殺さないことを信条にしている。
死ぬ場所を探しているが、面倒見がよいのが幸いし団員に無駄死にがないようにしているため、なかなか死にきれず名声だけが上がっている
【嘆きのグレイブ】
グレイブを振るっているときの風切り音が泣いているように聞こえるため、ヒューヒュー




