おとぎ話と謎の言葉
「な、なんだ?大事な話って…」
突然いきなり起きて、大事な話って言われてもな
なんなんだろうか…
「私の…サムルチェルのことを…あなたに話した方がいいと思うのです。その中に理解した理由があるので。」
少女はそう言うと、姿勢をただし、真剣な目で話を始めた。
「わかった。俺も君のこと、まだわからないから頼むよ、それで俺も理解がいくと思うから…」
俺はとにかく聞くしか理解がいかないと判断した。
「私は、ゼノビア アラム。サムルチェルのアルヴベルグ国の近くに住んでいる屋敷の一応……姫。」
サムる何とかのアルヴベルグの…ひ、姫!?
まじかよ…王道展開ってあるものなんだな…
つーか、話している相手に、身分の差がありすぎだろ…俺はどれだけ運が良いのか。姫と知っていたら、
もっと優しく丁寧に接していればッ!
と、感心と後悔をしていると
突然、少女が語りだした。
「ここに来た理由は、アルヴベルグの昔から伝わる、おとぎ話の内容と関係があると思うのです。
その内容が……
ひとり少女が 湖眺めると
少女は 見知らぬ世界を見る
そこは 水に包まれし 世界
こういう内容なんです…私はこの時湖にいて…
少し一致していると思いません?ここの世界が水に包まれているかは分からないのですが、でも…誰が何の為に…ここに来させたのか…」
確かに一致している。この世界は水にも包まれている。もしかしたら関係している可能性があるのかもしれない。
「それと…ここに来る前、私は湖にいました。
ふと、風が吹いた途端に、誰かが耳元で呟いたんです。」
「その内容は何なんだ?」
「いつか、異世界から、ここに戻ってこい。
と、誰かが耳元で呟いたんです…誰が言ったのかは
全くわからないのですが…そもそも、なんでこんな所に、私なんかが…」
その内容が、この状況にあっているから…
少しは理解がついたのか…
「それは、誰かが君に何らかの理由があって、来たんだよ。」
少女は俺のその一言に笑い、落ち着いたかのように
深呼吸をして、俺にいう。
「ありがとうございます…ほんの少し、気が楽になりました。」




