起きた少女
夕飯を食べて、結構経った。午後の11時を回っただろうか。少女はまだ寝ている。起きる気配が全くない、
しかし、俺が寝てしまったら、この少女は何をするのか…心配で仕方が無い。なんせ、姉にあんなことを言ってまで、この部屋にかくまっているのだから、
今日はなんとしてもオールだ!
と突然、ガサッという布団をどかす音がした。
「……んぅ…」
なにこれ、起きていきなりこの発声とか可愛すぎだろ!サービスですか?ねぇ、なんなの?
俺この美少女に全てを捧げてもいいのだけれども。
おぉ…神よ…この日まで生かしてくれてありがとう。
いけない、正気を戻せ俺。
「お、おはようなのかな…?具合はどう…?」
くっそ!くそドキドキしやがるぜ、俺のハート!
落ち着け…マイハート!
「……あなた…人間の方…具合は大丈夫。私は寝ていてたのですか?」
「あ、あぁ…そうだよ、ぐっすり寝ていたよ。」
どうやら、俺のことをを覚えていくれた。
良かった…と安心していると…
「ごめんなさい…恥じたない姿をみせてしまって…」
いや、できればさっきの寝てた姿を脳で永久保存したいのだけれども、是非とも頼みたいお願いします。
「いやいや、具合が良くなったのなら良いよ。」
「ここは、サムルチェルではないのですね?」
「まずその用語すら知らない。ここは、どこからどうみても、地球だ。」
「そぅ…私はサムルチェルから、この地球という世界に何らかによって来たのですね。」
少女は、さっきより驚くほどに、とても落ち着いている。どうやら、異世界転移を完全に認めたようだ。
しかし、ひっかかることがある…何故に理解がいくのだろう。外の様子も見ていないし、俺が嘘を言っているかもしれないのに…いや、嘘ついてないけどね!?
そこで、耐えきれない疑問を問う。
「どうして、冷静に理解できるんだ?まだ分からないことだらけだろ?」
そう問うと、彼女は言う。
「あなたに話を聞いてほしいの…大事な話。」




