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異世界から来た野郎ども  作者: 大扉 なつむ
〜第1章〜天井から来た美少女
4/12

夢が現実になる時

天井から出て来て、一言目がそれか。王道だな!

なかなかやるじゃないか、この美少女!


「ここは俺の家だ。あと、 普通はな、人に名前を聞く前に自分の名前を言うんだよ。しかし、あなたに一目惚れしたので、 先に私の名前を言いましょう。

早瀬和也です、 どうぞよろしく。」


ん?何故に友達さえいないのに、このような恥ずかしいセリフが、言えるかだって?嫌だなぁ…そんなの


夢だからに決まってるじゃないですか、やだー!


ここは、どこからどうみても、夢だ。

しかし、夢は普通、意識がぼっーとしている

あのなんとも言えない感じなのだが、

何故か、今、意識がビンビンだ。

まぁ、天井から空間が出てきて、美少女が舞い降りてくるなんて、常識的にありえないから、夢に決まっている。俺は現実らしくこの場を振舞って、楽しもうとそんな、考えをしていると、

その美少女が、間を大きくとって、顔を合わせ

俺に言った。


「あなたは…誰…人間?」


そりゃ見ればわかる人間だ。

しかし、唯一、わかるのは多分、異世界転移というのをしてきたのだろう。昔、友人に聞いたことがある。この現実世界とは別の世界の異世界と呼ばれる場所に、転移したということだ。彼女からしたら、ここは異世界だな。根拠は、少女の言動と本当に困っている顔、服装が確かな決定打だ。どうやって、この世界に転移してきたのかのかは別で、全く知らないが…


しかし、流石の夢だ。異世界転移までも簡単に描いてしまう。夢で聞いても、起きて、いずれ忘れて意味は無いが、せっかくだし夕飯は、まだまだだと思うし、

暇なので色々聞いてみよう。

とにかく俺は、少女にいろいろ問う。


「俺は、人間だよ。それより、君はどこから来たのか教えてくれてもいいですか?」


「えっと……え…?私は、どこから来たの?」


本当に困っている顔だ。自分がどう来たのかも、

全くこの状況が理解できないようだ。俺も現実であれば少女のような反応をするのだけどな…


「えっと、天井から来てたよ…?」


俺が優しく返答をすると、へ?という顔で何を言っているのだコイツという目で俺を見た。


「天井から…?すみません。詳しく説明を…」


改めて詳しく聞く少女に俺は、見たことをそのまま

説明した。


「天井に、空間みたいなのができて、そこから…」


俺が言った直後に、少女は窓をまるでハイエナの獲物を狩るような顔で覗いた。


「なにここ…見たことない…サムルチェルに、こんな所…すみません!ここはサムルチェルのどこですか!?」


サ、サムルチェルゥ?なんだ…?そこ。

全く初めて聞くファンタジーな名前に俺は聞いた。


「どこですか?サムルンチェルって。全く聞いたことが無いですが…」


「はい…?サムルチェルを知らない?あなたが今ここにいるじゃないですか!?じゃあここはどこですか!?」


少女は、顔を近づけて、必死に訴えてくる。

俺は大きな声で返答した。


「こ、ここは地球だよ!」


まるで、新しい食べ物かというほどの顔で、こちらを見てくる。


「チ、チキュウ?なんですか?それ…」


「ここだよ、君が今いるこの地上全てが。」


少女は、衝撃的な発言を受けたかのような顔だ。

その後、理解が不可能というように、その場で黙り込み、下を向き座り込んだ。


悪いが、この少女に何を言っても通じないと思う。

さーて俺は、悪いがお腹が空いたから、現実に戻ろうと、ほっぺたを強く叩いた。


「痛……あれ?」


ならば、往復ビンタ。


「痛!?なんで?」


最終手段……ゴンッ!?


壁に頭をぶつけても、全く起きない俺の体って…

今日って、そんなに疲れたことしたか?

少女をもう一度見る。ぽつんと座っている。

というか、待って…俺、もともと起きてんじゃん。

意識がビンビンなのって…ここが…

いやいや、ありえない!



「和!上で何やってんのー?お腹すいたー?

さっきからかっちゃから怒っちゃったかなー?」



あ…え…?それは、先程のうるさい姉だ。

慌てて、少女がいた場所を確認する。

体制を変えずに、座って何かを考えている。


ここで確定したことがある。


ここは、ありえないが、現実だ、今俺は意識がビンビンだ。少女と出会ったことは、偽りでは無い。

少女を見ながら、ただただ、静かに大仏のように、

俺は彼女と共に固まっていた。


突如、異世界転移してきた、この世界に関してのことは、赤ちゃんレベルの美少女と

このことに関しての理解が合うには、一体何年必要なのか?


はぁ…ここから、どうしろと言うのだ…

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