華奢なお嬢様半年後
入学からもう半年。リリーは天然お嬢様マリアはツンデレ美人。この二人は平民も貴族も分け隔てなく接し仲良くしている。そしてこの学年の学業優秀者2名である。気兼ねなく勉強を教えてくれる美人二人組が大好きでAクラスは一致団結していた。
「マリア今日はテラスで食べよう!」
「今日は天気がいいし、いいわね!早く行きましょうっ」
マリアとリリーは早足で駆けていく。
いつも兄達とお昼を一緒するのだがちょっと今日は内緒話があるから兄達に見つかりたくない。
放課後二人で買い物に行くつもりなのだ。この日の為に頑張ってお金を貯めてきた。お兄様の誕生日プレゼントを買うために!
今日もレオンとユーリが教室まで迎えに来た。
駆け寄ってくるはずの二人がいない。
「リリーとマリアは?」
「今日は急いで出ていきましたよ。」
クラスメイトが応えるがレオンからブワッと冷気が漂う。
一気に場が氷つく。
「落ち着けよ。大丈夫、護衛が付いてる。」
「悪い。ふぅ。」
伝えて出掛けてくれ。リリー様、マリア様。頼む!クラスメートが心の中で叫ぶ。
「万年筆はお父様が注文してくれたからあとはお金を支払うだけなの。放課後に着替えて寮の前で待ち合わせしましょう。」
「そうね、今日は急いで帰りましょ!わたしまたクレープが食べたいわっ」
「わたしも!!また半分こして食べよ!楽しみ!」
食べおわりクラスに戻ると何処にいっていたのかとレオンとユーリが待っていた。今日は天気が良かったから早く外に行きたかったと苦しい言い訳をした2人だった。
そして待ちに待った放課後。
街に2人で出掛ける。もちろんお父様がつけてくれた護衛囲うように付いてるが兄達がいない外出なんて初めてでドキドキしていた。
まず万年筆を買い大事に持つリリー。
「買えて良かったわね!」
「うん!付き合ってくれてありがとうマリア。お金が余ったからお父様とお母様と屋敷の皆にクッキーなら買えそうだわっ」
「リリー、自分のものを買いなさい!」
「あっマリア、クレープはこのデラックスにしましょう!フルーツがいっぱいで美味しそう!」
「聞いてないわね、まいっか。」
「デラックスひとつ下さい。」
にっこりと笑い注文し支払う。店員がお金を持ったままうっとりしてしまっている。
「ちょっと、早くして下さる?」
はっとする店員。
「もう、わたしが買ったのに!」
「今日はお礼にごちそうしたかったの。マリア今日は付き合ってくれてありがとう。」
穏やかに微笑むリリーに尊いと呟き抱きついてしまったマリアであった。
その時護衛は、、
めっちゃ目立ってるぞ。
ただでさえ目立つんだからスキンシップは控えてくれよ、、
しかしどんなにたいへんでも天使なお嬢様の護衛は譲れない!!




