華奢なお嬢様 領主9歳お客様3
別荘が一時間程の所にある夫妻は頻繁に訪れるようになった。リリーはレオンとナイルとイーザとアリーと湖に行ったりピクニックしたりとても楽しい毎日を過ごしていた。
イーザとアリーは最初は戸惑っていたが地べたに座ったり、泳いだり、リリーが護衛達の分までミネアードを配ったりしているのを最近では驚かずに見れるようになってきた。
そして天使なお嬢様を間近で拝見できる侯爵領地への護衛枠は大人気で争奪戦が行われている。
リリーは湖に幾度にマーガルの葉を取ってきては磨り潰している。これはメ○○○○だぁ。す~っとして息苦しいときに塗ると落ち着いてくるの、、、、懐かしいな、、、、。
これを瓶に入っているボディクリームに入れて混ぜて。今日は少なくしてティースプーン二杯分入れてみようっと。
あっ、やっぱりす~っとするけど、痒かったり痛かったりはしないで気持ちいいわっ。この配量でいいんだわ!植物図鑑を読み毒性がないか調べ実際に自分の身体で実験していた。
「お嬢様どちらにいらっしゃいますか?」
「ハワード?ここにいるわっ!」
「やはりお庭でしたか。ナイル様が体調を崩されまして今日は晩餐をご一緒できないとお伝えにまいりました。」
ナイルは咳き込んでむせてしまい食事が取れない状態になっていた。毎日が楽しくアグレッシブに動きすぎたのだろう。。
「お祖父様大丈夫かしら?」
「大したことはございませんよ。熱もありませんし休むようにと医師も申しておりました。」
「なら、、お見舞いに行ってもいい?お兄様には許可をもらうから、、」
そうレオンはリリーに絶対にうつらないように隔離することはわかっている。
「マスクもするし、お祖父様にこちらを塗ってあげたいの!」
「マスクとは?お嬢様この瓶は?」
「こうやってハンカチで口と鼻を隠すの。そうするとバイ菌は入ってこないわっ」
お嬢様のお可愛らしいお顔が半分隠れてしまっている。ハンカチを折り両端にリボンを結び耳に掛けている。それにこの薄緑の瓶はなんだろう?ハワードは興味深々である。早速レオンに許可を貰いにいく。
その間アンは一口栄養ゼリーを撹拌して細かくし、ミネアードをうすめたものの中に入れストローをさしてお嬢様に持たせる。
たぶんお嬢様は飲ませてさしあげたいはず。
「お嬢様こちら、どうぞ。」
「ありがとう!さすがアンだわっ用意して欲しいとお願いしようと思っていたの。」
ハワードは
「アンさん。この飲み物は?」
「侯爵家では食事が取れないときはこちらの栄養ドリンクを用意します。ゼリー状態ですので噛まずに適切な栄養を摂取できます。」
リリー考案、セスが完成させた栄養ドリンクだ!
これは食が細いお嬢様が熱がでてしまったときには欠かせないものだ!そこにレオンが合流した。
「お待たせ。リリー。マスクはしたね。おや、その瓶はなんだい?」
「これでお祖父様のお咳をとめて差し上げたいの。」
上目でにこりと笑う妹に堪らず頭を撫でる。
コンコン。
「お祖父様入りますよ。」
ガチャ。
「ごほごほっっな、レオン、リリー入ってはならん」
「お祖父様に栄養ドリンクを持ってきたのよ。飲んでみて。」
「大丈夫ですよ、お祖父様。マスクをしてます。」
ハワードが身体を起こしてストローをさしたドリンクを口元にもってくる。ゴクリ。
「あぁ飲みやすいよ。ありがとう。」
喉がうるおい、再び横になった。
「これを首と胸に塗ってもいい?きっと呼吸が楽になるわ」
「あぁもちろんだよ。ありがとう。リリーが塗ってくれるのかい?」
「もちろん!」
首と胸に塗っていくと
「なんだこれは、、、呼吸がしやすくなったぞ!」
「「は?」」
「リリーちょっと貸して。」
レオンが、手に塗ってみるとスーっとし爽快感が得られた。ハワードも少し塗ってみると、気持ちがいい。なんだこれは?




