華奢なお嬢様 3か月後
あれから一ヶ月に一回は必ず訪問するリリーのお友達達。
「1.2.3.4.5....10いくょ~」
リリーが全速力で走りだす。ドレスは走りにくいので町娘のようなワンピースを着ている。
「お兄様つかまえたぁ!!」
レオンがほどよく走った所で捕まってやる。
「やぁ速かったね!」
抱きついてきたリリーのポニーテールの頭をなで満足である。
「次はリアム兄が近くにいるわっ」
ダーッと走り去っていく。チッと舌打ちが、でてしまった。
次々と捕まっていく。
『いや~リリーはすばしっこいなぁ、』
にこにこ3人が誉めながらやってくる。
「今日は木陰にシートをひいたたからピクニックしましょう!」
ピクニック??地べたに座るのか!!3人どうすれば正解なのかわからない、、、レオンはいつもの事なので当たり前のようにシートの上に座りリリーからもらったミネアードを頂く。
「美味しいょ!リリーが作ったミネアード!」
「お兄様作ったのはセスですょ。わたしはミネアを収穫して洗って絞るのを手伝っただけですもの。」
このミネアードは前世でいうレモネードなのだが、飲んだことはあっても料理などしたことがないので砂糖とミネアと塩を持ってセスにどんな味なのか説明し再現してもらった。手伝いたくてウロチョロしてお嬢様が危ないので調理場全員の意見が一致して絞ることを手伝って貰うことにしたのだ。良く飲んでいた経口補水液より濃いめで、さっぱりして美味しいのでお嬢様が屋敷の皆に進めてまわるので侯爵家では知らない者はいない飲みものだ!
3人はおずおず縮こまってシートの上に座った。
「はいっどうぞ!」
ミネアードを渡す。
「「「ありがとう。」」」
先ほどから戸惑っている3人をジーっと見つめてくるので口に含んでみる
「「「美味い!!」」」
「うわぁなにこれすっごくおいしい。」
「ほんとだな、、初めて飲んだがこれはいいな。」
「うん。リリーお代わりをくれ!」
「ええ!喜んでくれて嬉しいわっ!張り切って沢山作って貰ったからお代わりしてね!それに広いんだから足を投げだして、寝転んでも気持ちいいの!こうやって!」
「何してるんだ!!リリー」
慌ててレオンがワンピースの裾を直し、座らせる。
白くて細い足がみえ凝視してしまった3人は顔を赤らめている。
「お兄様いつもこうして二人で寝転んでいるじゃない。どうしたの?急に。」
レオンは深~いため息をつき、家族と同じ扱いならいいかと安堵する気持ちもあり複雑だ。
その様子をみていて、リリーは外には出せないなと確認しあう4人のお兄様達であった。
レオン様がいるからお嬢様をお任せしたのに、、やはりお近くでお守りしなければ!!遠巻きに見ていたお嬢様の熱烈なファンのアンは心に決めた!アン25歳、面倒見がよく、ボブヘアが良く似合う、美人なのだがお嬢様が好きすぎで婚期をのがしている。




