華奢なお嬢様 お友達?
「リリー嬢は友達が欲しいのかい?」
「ええ!屋敷にも沢山お友達がいるけれど、子供同士で遊んでみたいの!」
娘(妹)よ、屋敷のはお友達ではなく、使用人だよ。そして普通に話しているけれどその方は王太子だよ…
初めて歳が近い子供に会えたので嬉しくてすっかりいつも通りに話してしまっている。淑女はどこかに忘れてしまっている。
王太子はいつも周りにいる王妃を虎視眈々とねらう媚びうる香水臭いご令嬢と違い異性としてではなく友達と言うカテゴリーに自分を置くリリーに興味をもった。ユーリもリアムも媚びへつらい言い寄ってくるご令嬢にうんざりしていた。素直に奥せず話すリリーに好感をもった。
「じゃぁ今日からお友達!これからリアム兄って呼んでよ!」
リアムがいつも通りの軽口で言う。
「えっ本当にっ嬉しいっ!!ありがとう。リアム兄。わたしのことはリリーって呼んで!」
「おい、、、なんでおまえがリリーの友達なんだ、、」
ジロリ、睨んでいる。そんな兄を見て
「お兄様のお友達とらないわっごめんなさい。怒らないで…」
リリーが勘違いして俯いてしまった。
違う違うんだよっ
「クックッみな友達でいいではないか!リリーと呼ばせてもらおう。僕のことはアル兄と呼んでおくれ!」
「では僕もリリーと呼ばせて頂きたい。ユー兄と呼んでもらえると嬉しいよ!」
「アル兄?ユー兄?リアム兄?いいの?」
パッと顔を上げてキラキラした笑顔で見てくる。
うわぁこれは宰相一家が隠して置きたがるわけだ。外にだしたら心配でたまらないだろう。
「もちろん!!!(3人)」
「リリー良かったね!僕と共通の友達だね!嬉しいよ。」
棒読みである。
「さて殿下方もうお帰りですかな。お忙しい方達だからお引き留めもできますまい。お友達になったのだからまた来てもらえばいいよ。リリー。」
つまり早く帰れと言っている。ナイス父様!!
「そうよ、お見送り致しましょうね!」
ナイス母様!一丸となった宰相家。
「また遊びにいらして下さい!アル兄、ユー兄、リアム兄待ってます。」
にっこり。。リリー以外は無表情だ!
「近いうちに訪問させてもらうよ!」
「ええ、リリーまた会いましょう!」
「リリーまたね!」
「うんっ待ってます!」
「「「お気をつけて!!(もう来るな)」」」
嬉しい。お友達ができた!!前世で憧れていたのだ。今は走れるから友達ができたなら鬼ごっこをしてみたい。ワクワク待っているのはリリーだけであった。




