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華奢なお嬢様  作者: なつあき
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華奢なお嬢様 レオンの帰宅2

感動の再会にひたっていると馬車が一台止まった。

ん、今日は僕以外に来客の予定があったのかと降りてくる者をみていて絶句した。うそだろ、、、

「どうしたの?お兄様?」

リリーが腕の中で聞いてくる。


「連絡もなく突然すまないね。宰相閣下。」

「突然の訪問をお許しください。言い出したら聞かないもので。」

「うっそだぁ。自分だって行きたいってノリノリだったじゃないか?」


お父様が我にかえり返答する。

「これは、王太子殿下。我が家へようこそ!それに公爵家のユーリ様。伯爵家のリアム様とお見受け致します。さて殿下方こちらにいらっしゃることは王妃様は勿論ご存知でいらっしゃるんですよね?」


「まぁまぁ宰相すぐにお暇するよ。僕達は一目見たかっただけだからね。急にこなきゃレオンの天使に挨拶できないだろう。」

リリーを強く抱き締め顔を見せないようにする。が、

「お兄様のお友達なの?大丈夫わたしちゃんとご挨拶できるわっ」

ニコリ。

「いや、リリーはいいょ、、」

レオンはこんなにかわいい姿を見せたくないので拒否するが、リリーは、お兄様は不器量だから恥ずかしくて見せたくないのだと勘違いし泣きそうである。

「うっふっっぇっ大丈夫です。ご挨拶しませんから、、」

「いやっ違うんだ!!泣かないで!泣かないでおくれ、、僕の天使。挨拶しておくれ、、、」

ガックリ。

「あっははははあの氷の帝王が、、狼狽えるなんてな、」

「くくっ殿下笑い過ぎです。」

「あははははっっ、必死すぎる。」

レオンの腕から出て挨拶をする。

「お初にお目にかかります。ブライアン・フォン・アリステリアが長女リリー・フォン・アリステリアで御座います。お目にかかれて光栄に御座います。」

きちんと淑女の礼をするリリーに呆然とする。美少女が目潤ませ完璧な礼をしている。凄まじい威力に固まってしまった。

あれ、えっそんなに下手くそだったのかしら、、なんで皆様動かないの?

いち早く建て直した、王太子。

「完璧な礼をありがとう。小さなレディー。僕はアルシリス・ヴィ・ウィリアムバーグ。このナルアサビア王国第一王子だ。」

「僕は公爵家嫡男ユーリ・ド・ポラリスと申します。丁寧な挨拶ありがとうございます。」

「僕は伯爵家3男リアム・ウィリス・スターチスだよ。よろしくね!やっと見ることができたよ!」

この宰相家は娘溺愛の家族が外へ出したがらない為見ることができないのだ。事前に許可をとり正式に訪問しても風邪で寝込んでいると言われ拝見することが叶わないのである。よっておもしろがって突撃したのがこの3人である。

学院で王太子を筆頭に4人は眉目秀麗、頭脳明晰、先生達も一目置くヒエラルキーのトップに君臨している。レオンは言わずと知れた天才で常に冷静沈着で完璧なのだが、そんな彼でも妹のことを聞くと僅かに口元があがるのだ。だから興味津々で訪問したのだ。


レオンはリリーが挨拶をうけて頬を赤らめていて、ガックリしていた。がリリーは


「お兄様わたし完璧に挨拶できたわっっ見てくれた?お兄様お友達がたくさんできたのね!!羨ましいわっわたしもお友達が欲しいもの。」

全く3人に興味なさそうである。容姿は常にレオンがいたのでとんでもなく普通の基準が高くなっていた。

ただお友達が欲しいリリーなのであった。


今までこの男がこんなに狼狽し、感情をだしたことがあっただろうか?とても人間だとは思えなかったが、こんなに笑うのだなと3人は驚き喜んだ。



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