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華奢なお嬢様  作者: なつあき
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華奢なお嬢様 レオンの帰宅

今日はお兄様が学院から帰ってくる日だ!!嬉しくて早く起きて支度をする。

「アン、今日はこのリボンをつけて!早く早く!」

以前お兄様からもらった深緑のリボン。リリーのお気に入りだ!

「ふふふ、お嬢様そんなに急がなくても大丈夫ですよ。レオン様はお昼過ぎに到着予定です。」


「わかっているの、、、だけど早く会いたくて。お兄様に可愛いって言ってもらえるかなぁ?」

首をかしげて憂いを帯びたリリーにアンは内心悶絶した。たまらないわっ儚げな美少女。ジュルッ。

リリーは相変わらずか細く色白である自分を不器量だと思い込んでいた。家族だけが変わらずに可愛いと言ってくれるので嬉しいのである。もちろん使用人達も心のなかではうちのお嬢様可愛い!最高!もうたまらん!と思っているのだが、口にはだせない。


支度が終わりダイニングに行く。

「おはようございます。お父様。お母様。今日はとってもいい天気でいい日ですねっ!!」

「はははっおはようリリー。まだ、今日は始まったばかりだよ。いい日なのはレオンが帰ってくるからだろう。」

「おはようリリー。レオンを驚かせましょう!ふふっ楽しみだわっ」


リリーはレオンが学院に行ってしまって一年淑女教育をカレンじきじきに教えてもらっていた。ダンスはルイに師事し頑張ってきた。体育に参加することもできず運動などしたことがなかったリリーは楽しくて仕方がなかった!喜んでルイにダンスを教えてもらった。ルイはお嬢様が細く体力が心配だったのだが息があがっても楽しそうに躍り続けるのを見て、どんどん高度なものになっていった。頑張りやな性格で弱音を吐かずマナーも一生懸命取り組み誰がみても完璧なレディーとなっていた。


待ちきれずエントランスでウロウロしているお姿を微笑ましく屋敷の者達と両親が見守っている。

「お嬢様、そろそろお着きになられます。」

外に飛び出てピッと背筋を伸ばし澄まし顔で待つ。

馬車が止まりレオンが出てくる。


「ただいま!!リリー会いたかったよ!」

「おかえりなさいませ。お兄様。お待ち申し上げておりました。」

完璧な淑女の礼をする。

飛び込んできてくれるものだと思い手を広げたまま、ぼーぜんとするレオン。。。

「ぶふっその顔。ビックリした?レオン。」

「ははっいつもの取り澄ました顔が、、あははははっ」

ジロリ父様、後で覚えていろ!


「もう抱きついてもいい?」

涙目で両親に聞いている。

ああ、、愛おしい。

「素敵レディーになったね。寂しかったよ。おいでリリー!」

手を広げて微笑む

「会いたかったお兄様!わたし淑女になったでしょ!!」

飛び込んできたリリーを思い切り抱き締める。

「可愛いリリー。ただいま。」


ああやっと帰ってこれた。この一年卒業までの勉強を終わらせた。リリーに自由に会いに来れるように、、、学院から認められた成績優秀者は寮生活か通うか選べる。僕はこの為に一年我慢したんだ!!


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