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ソウルイーターの救世主  作者: fatality
異世界転移編
98/162

真実












なんなんだこの白い部屋……最奥に何か、赤黒い石があって…それが浮いている。あれは確かゼルスの一部だと言っていたあの石と、ほぼ同じ。ならこれは…初代が作ったと言っていた魔物を集める機械っていうのは…ゼルスの生命と…引き換えだったのか?


待て待て待て、訳がわからない。なんだ、今までこの一年ちょっとこっちに来て何があ……っ!?何も、成長していない。正確な日付はわからないが体感で、大体だが一年は経っているはず…


なのに、ステータスとか言うものばっかりが上がって、身体的な成長は何もない…なんなんだ、今まで展開が早すぎたせいで何も感じなかったが今ふと頭がオーバーフローして正気に戻って分かった…俺は、なんなんだ。


待てよ、今思えば他の奴ら…というより転移者全員が…成長していない事はないか?なんなんだ、一体…!いやそれよりもまずこれだ、このわけのわからない石についてゼルスに………近づけない、これ以上。一体なんなんだ…っ!?大量の石像が出てきた、いや…というより祀られるもの…偶像みたいなものなのか?


一つ一つからディナレントと似たようなものを感じ……一つ、行く手を阻む様に置かれる…というより下から出てきた像が、破損している…胸を、貫かれて…まさかこれを俺が、だとしたらあと六体の神がいるはず、こいつら全員を、殺せって言うのか、なあ!


ああ、クソ!ここにいても仕方ない、像には一切の攻撃も届かない、やるだけ時間の無駄だ、早く帰ってこれを全員に知らせないと…神だ、神を殺す必要がある…後六体、どんな神かはわからないがこれは必須…なんだか、そんな気がする。


…またこの道を進むのか、いや戻るから進むじゃないのか?いやでも回れ右をして前を向いて進んでる訳だから……いや、妙なことを考えるのはよそう、とりあえず俺は城に'戻'ればいいんだ。


不思議なものだ、慣れたのか仕様なのか帰りは少しばかりマシになってる…来るものを拒み、去るものは誘導する様に…。ああ、クソ、ここまで歓迎されないものなのか、俺は…。



_________________________






まだ終わっていないのか…ああ、クソ!神を殺すのがわかりきっていればこんなことをしなくてすんだのに、ああ、クソ!



「大丈夫か六夜、菜予!ボスはこのデカい蛇みたいなやつか?任せろ、あとは俺がやる!"聖具招集・デュランダル"!消し飛ばしてやるよ、"聖光爆裂衝"!!」


「待…っ!待て文也、こいつはボスじゃない…それが出した魔物だ!こいつに本気を出したらその後の敵が…!」



なんだと、この強さでただの雑魚敵なのか…手を抜きながら戦える相手じゃないぞ。だとしたらボスは何が来る…遂に魔王とご対面か?それはそれでやってられないな、これだけ疲弊したなら確実に負ける。


さて、動きは読みやすいが当たれば多分ひとたまりもない。ここは避けながらの戦いが一番いいだろうがこういう時に失敗するのが俺だ、故に。



「短期決戦で終わらせる、すまないが全方位に武器を並べさしてもらったよ、それじゃあな。恨むなら…そうだな、俺を恨め。代わりにお前の同族がちゃんと生きれる世界を作る努力はしてみる、だから…今は、死んでくれ。


さて、誰だ、俺たちに喧嘩を売ってきた阿呆もとい……駄神は!ディナレントが死んだ事をいいことに…お前らいきなり動き出してきやがって!」


「よく…わかったな、だがわかったところでだ。"神之怒・刃降雷"!!」



まるで切って来るような雷…あいつとはまた違った面倒さがある、ああ、面白い。初の…共闘か?なんだ、姿が見えたらやっぱり大したことはない、所詮は年の撮った老ぼれじゃあないか、そんなのに遅れをとる俺じゃな



「確かに老ぼれかもしれんが貴様よりかは強いぞ、人間。我を、ディナレント如きと一緒にするなよ、いずれはディナレントを引き摺り下ろし…と考えていたが手間が省けた、今より貴様を殺し、永久に神として君臨する!


我が名はディナレントに置き換わる至高神ワレス、貴様を殺し、この世界の神として在り続ける、"神之怒・神怒の降雷"!!」


「お前は、あいつには置き換われない…お前みたいなやつは、一生地を這いずり回れ!六夜、菜予、あの阿呆を喰らうのを手伝ってくれ。神は、俺一人じゃ倒せない。」


「今更何を言い出すかと思えば、そもそもあんたの考えに従うって言ってんじゃないか、俺たちは。」


「そうそう、だからそんな改まらんでいいよ、」



…ああ、なんだ、いいやつじゃないか。ここにきた最初は、酷かった。でも今は、異世界のやつとも共闘だって出来ている。まあ、運が良かった点もあるんだがな、命を懸けてまで守って良かったよ、それが今につながった。



「ありがとう、二人とも。それじゃあやるぞ駄神、お前の命運、ここで尽きる!!」


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