ならそこにいるのはきみかあなたか
あれから数日、何も進展がない…俺はこれだけを喰った、恨みで頭がおかしくなりそうなほどなのに、俺に喰われた。そんな人間に…上に立つ資格はあるのか、権利はあるのか。ああ、クソ。
「失礼します、王…何やら、翔也様が妙なものを取ってきた…と申しているので……読書中申し訳ありません、失礼しました…。」
「ああ、これか…これは、ソウルイーターの……核、ありがとう、礼を言っといてくれ。」
…なあ、俺に、お前たちを喰らう権利はあるのか?いや…やれる人間が俺だけなら俺がやるしか無い…考えるな、そんな事を考えるから、ああなった…ああ、クソ。
だから俺は、お前を喰わしてもらう、文句なら、あの世で聞くからさ…だから今は、今だけは…俺の力に……なんだこれ、核じゃ、ない?
なんだこれは、禍々しいがな、相当に…これは魔鉱石の類か?なんなんだろうか…多分喰えるだろうが…一体どうするべき…か。まあいい、これ以上弱いままでいるのは、ごめんだ。こいつからは無限の力を感じる…源のような…そんな、奇妙な。
…大して、何もない。俺の体に異変は…ステータスが勝手に開いた、何故だ……新しい項目が……また、またerrorじゃないか、このerrorはなんなんだよ、一体……
なんだ、この表記…まるでパソコンのウィンドウみたいな、なんかのウイルスにかかったみたいな…なんなんだ、これは…本当に…っ!?
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ここは…どこだ、広い、広い草原。まるで、新たな旅の幕開けのような…なら、ここはど…ゼルス!?ならこれはあいつの残した軌跡…?なんなんだ、俺に、何を見せたい?
俺がさっき喰った石…あいつの腕から出てきたものなのか、なんか妙な感…終わった、結局何を伝えたかったんだ、あいつは。
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…あれ、さっきまで丸かったのに…形が変わってる。何回にも分けて保存していたりするのか?ならもう一回……ああ、今度はキツイ、だが耐えれないわけじゃない、それなら耐えろ…大丈夫。
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何かと戦って…喰っている、なんだかんだ言いながらゼルスもやっぱり成し遂げようとしてるじゃないか…それだけで十分だろ…ああ、また時空が歪み始めて……
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なんだ、この床……赤黒くて、ベタつく、歩きにくい事この上ない…。
「なあ、ゼルス、一体これは何…っ!」
まるでそれは原型を留めないような、"それ"になっている。それは…"それ"に、もう、まるで、"それ"と呼べるような、いや、呼ぶしかないような…"それ"は蠢く……。
「ああ、すまない、少し感傷に浸っていたよ…で、大体わかる、その石だろ…それは俺の一部…万一のために置いていたものだ…好きにしてくれ。それじゃあな、しばらく一人にさしてくれ…俺は、何かを頼める権利があるのか、知りたいから……」
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妙な、妙な感覚…いつもと違うかった、まるで…もう抵抗されてないと思えるように…。それよりもどうしようか、こいつを…まあ、どこかに置いておくとするか…どこに置くも大した害はなさそうだ…
とりあえずこの金庫にでも…と、うん、これでいい。本当に、そうなのか?まあ取られようと大して支障のあるものでもないだろ。
「さて、そろそろ始めるか、なあもういいだろ隼人、出てこいよ。話をしよう、今からどうすれば平和的に…いや、もういいんだ、全面戦争でも。ただ何の意味もないから俺はしたくない、どうすれば管理者殺しに付き合ってくれる?
今、俺たちは手を取り合う必要があるはずだ、わかってるんだろ、お前も。玲も連れてこいよ、3人で話し合いをしようじゃないか…な?」
「何を言ってるんだ、僕は君を殺しに来た、邪魔だからね、進軍に。」
…危なかった、少し反応が遅れていたら死んでいた…それにしてもどうしてこうも血気盛んな……まさかこいつが来たってことは
「その顔、どうやら気づいたみたいですね、もう遅いですよ。ここは包囲しました、もうあなたたちは出ることができない。さて、話し合い…でしたっけ、この天災の真っ只中…やるつもりですか?」
…ああ、無理に決まってる、かと言ってこの包囲網…そう易々と行かせても来れなさそうだ…マップを見るに今対応できているのは雷基と凛のみ…落ち着いて考えろ…
待てよ、そもそも天災とこいつらの襲来は別ならこんな奴らスルーするべきじゃないか?待て待て、そう考えるなら今のうちに計画を立てろ。
まず周りにある大結界の強度を調べるためにどうにかこの部屋から出る術を考えろ…どうする、こっちからは触れられない、逃げることも不可…ああ、クソ、どうする。
「さて、では始めましょうか、互いの意見のぶつけ合い…ただの口喧嘩を。」
「…お前、初めからそのつもりなわけか、ああ…いいだろう。来い、アポカリプス。さあ、始めようか、無意味な争いを。」




