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ソウルイーターの救世主  作者: fatality
異世界転移編
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裏切りと奇襲







「わかった、なら聞き方を変えよう。隼人、どうすれば協力してくれる、俺はお前と協力をして世界を」

「僕は、世界なんてどうでもいい。そもそもこんな世界、消えたところで何になる。僕は元の世界に戻りさえできればそれでいい!」

「だからそれをするために協力をして管理者を」

「僕は協力なんてせずとも帰れる方法を見つけたんです、それをそこの二人、玲と凛に邪魔された。一緒に戦うと誓ったのに、だから僕は一人で帰ります。それがあなたたちにとって不利益なこととなればとても嬉しいです、最後の足掻きですよ、"究極魔法・アルテマ"!!」

なっ…馬鹿なのかこいつ!知識では頭がいいのかもしれんが人間として終わってる、一体どうする…いやそれよりもこのアルテマをどうにかしないと爆風で俺が死ぬ、間違いなく!

「"マジックブレイク"!何しようとしてるんだお前、咄嗟に当てれたからよかったものを、普通銃なんて狙わなきゃ当たらねえんだぞ。」

…よく、やってくれた…だから人任せにしすぎなんだって俺…今のはどうするべきだ、一か八か走って止めに行く?……それしか思いつかない、ここにあるものは投げたところで俺の力じゃ届かないだろうし…だがここで折れたら以降一生緩くなる気がする、仕方ない気はするが考えれるモノ全てを考え

「っ…!?なんだよ痛いな、何すんだよ翔也。」

「難しい顔しすぎだ、言ったろ、頼れって。適材適所ってやつだよ、今のお前に適所はあまりないんだ、無駄に考えずにやれる事をやっとけ。」

…そんなに、か。そんなに…なのか?……だとしたら、相当深刻だな、俺、性格から変わりつつある、こっちに来てから…。

「…無駄ですよ、もう遅いんです貴方たちは!少しは頭使って生きるといいですよ!"ディメンションアロー"!!」

何を言ってんだ、こいつ……なんだこの感覚!

「待て、何かくる…隼人は無視、お前ら、外に出ろ!!何かが、何かが攻めてくる!!」

なんだこの音…!こんなことが立て続けに起きれば経営のことはよくわからんがやばいんじゃあないか!?その辺のことは任せた、エルレタール、俺には…わからない。

「文也、レジリアのとこに行ってこい!"テレポート"!!」

すまない、感謝する…!

「どけよ、お前!」

早かった、それにしても…魔物?まさか隼人の奴、魔王軍に…!?

「大丈夫かレジリア!?大丈夫そうだな、動けるか!」

「…っ!?……大丈夫です、少しであれば戦いだって可能です、今何が起きてるんですか、ここで!」

「魔物の襲来、勇者の一人である隼人が…裏切ったかもしれない。」

「…!だとするならこちらの情報は…」

「だな、全て筒抜けだ。とりあえずこの魔物をどうにかする、今勇者3人と翔也に連絡を入れた。俺とレジリア、凛で城の防衛、雷基と翔也が周辺の魔物の殲滅、エルレタールには遠方の村や町、他国に情報伝達を頼んだ。やれるな?」

「はい!」

「よし、俺は外に行ってくる、倒し損ねて中に来た奴を頼む!」

時間が惜しい、そこの窓から飛び降り…待ったここ何階だ、危ねぇ!!…少しずつ降りていくか……そこ、足かけれそうだな、うんあとはこうして…よし、これなら階段で正面から行った方が早かったかな、さて魔物の方だが…小さくいの、普通の大きいの、どれも置いてきている。少々骨が折れそうだ、しかしここが俺の適所ならやるしかない!

「いくつか持ってきた魔法瓶…白に燃え移っても仕方ない、許せ、直すのは最後でいい!"火炎魔法瓶"!」

大した威力じゃないがヘイトを買うのには十分な仕事をしてくれるだろう、一撃デカいのを決めるよりも小さいのを延々とされる方がストレス溜まるらしいからな。よし、予想通りこっちに向いた、人間じゃない奴が多すぎる、一体一瞬にしてどうしてこんなにきたんだ、ここに……隼人?あいつ、上に放ったよな、矢を。そしたらその真下の隼人も消えた、もしかすると上空から降ってきた、故のとてつもない音、もしまだ降ってきていない敵がいるとするならそれは後出しジャンケンのように俺の上から降ってくることも可能…

「ああ、クソ!なんなんだこのデカイ何かは、なんで気づかなかった…!」

体が…持たない、下にめり込んで行く…全身が痛い、なんだこいつ、何かを振り下げているのか?それとも投げつけてきてるのか…?投げつけてきてるなら耐えればいいんだが…無理だろうな、死ぬ気で少しあげて……よし、あとはこれをずらす!……はぁ、死にかけた、あのままなら確実に死んでいた。

「…ただ投げられた剣だから良かったものを、誰だ、これだけいたら誰が誰だか分からない…。」

巨体はどう倒せばいいんだか、それにしてもこれだけいるのに一人は厳しい…凛は誰と戦っている、レジリアは大丈夫か?翔也と雷基は心配はいらないだろうが…レベルが低い凛に勇者の枠組みじゃないレジリア、レジリアは勇者じゃない故にステータスも上がりづらい。俺が、俺がなんとかしなきゃならないんだ、この刀一本で…。

「文也さん、上です!危ない!」

「す…すまない、助かった。ブラストにそんな使い方があるなんてな…」

俺が波動砲で飛んでたみたいに飛べるのか、それも。俺はそれの完全下位互換…誰かの生命がないと使えない、それみたいな充電式でもないしな……もしかしたら違うのか?機械だからそういうものだと思ったが違うかもしれない、それなら完全下位互換と断定するわけにもいかない、何かしら俺にしかできないこともあるのかもな…まあ今の俺は、ただの一般人みたいなものだがな。

「今この城は完全に包囲されています、一体ずつ確実に倒していくのがいいんでしょうけど私には火力が足りません。と言っても文也さんもその現状…もし私に何かあればあとはよろしくお願いします。」

「何言ってんだお前、この数…一人でどうにかするつもりか?」

「ええ、一人で、殲滅します。<致命>、<殲滅>、"デスペラード・デュアル"。もし私に何かあれば、迷わずに殺してください、被害を拡大させるわけにはいきません。」

…なっ、音を……置き去りに、消えた後に、風が…。何が起きた…目の前の魔物が…次々に、血飛沫を上げて…腕が飛んで、足が飛んで、頭が飛んで、体が飛んで……なんなんだ、なんなんだ、これは…一体………!

「まるで…まるで、地獄絵図。俺が、やる覚悟のなかったもの。な…なんだって、なんの恨みがあって、なんの理由があって…いや違う、割り切ってる。俺なんかと…違って、罪のない奴を殺すとなっても、動じていない……決意が、違う。」

ただ、見るしかできない俺とは、全てが違う、人としても、勇者としても。それでも、このままでいたら何も変わらない。翔也は俺なんかと歩んでくれた、レジリアは俺の事を信じてくれた、雷基は一番最初に俺のところに来てくれた、凛は贖罪と共に、玲を連れてきてくれた。翔也は俺と戦ってくれた、レジリアは俺を止めてくれた、雷基は俺を信じて特大の一撃を放ってくれた、凛は今俺の前で戦っている。

「俺が、何もしないわけにはいかないだろ、王として、救世主として、一人の人間として!」

魔法瓶を開けて刀に浸す、炎でやるか…よし。

「"爆炎刀・焔"、出来はちと不細工だが十分、小さいのを倒す分には過剰すぎる力だ。」

この感覚…気持ちが悪い、それでもやるしかないんだ、それが、俺の選んだ道だから。

「っ!凛、お前大丈夫か!?クソっ、重っ…!?その武器捨てろ、なにか、なにかおかしいぞそれ!早く!」

赤く光って…なんだ、それ、確実に、やばい、そんな気がする。俺の第六感は元の世界にいた時からたいして役に立たなかった、だがそんな俺でもわかる。レッドリングみたく、何かがある、何か…!

「離れ…離れないんです、身体が…身体が勝手に、全部を壊そうと、早く、早く私を…!」

「わかった、だが俺はお前を殺さない、俺は人間を殺せない!なんなら血が出るやつは殺すのに抵抗がまだある、でもやるしかないなら俺はやる!だからそれを貸せ、俺がやる、お前の話から察するにその武器がスキルを持ってるようだ、それなら今の俺にだって使える、剥ぎ取るから痛いかもしれないがそこは我慢してくれ!」

…っ!すごい簡単に取れてしまった、大丈夫なのか…これは……っ、なるほど。余裕だ、この程度、もう慣れた!

「"デスペラード"!!お前ら、俺の仲間に手を出してみろ、殺す、お前らの主人も、仲間も、家族も!」

どんなクズに堕ちたって構わない、俺が選んだ道だ、そういう運命だ。やるさ、何も、抵抗なんてない。いや違う、抵抗なんてやってられない、そんな甘いこと言ってる暇はない、霧雨なんて目じゃないぐらいに強いこの武器、一体どんな代償があるのか、少し面白いじゃないか。

「"デスペラード・ブラスト"!これが、この武器の力…何もかもを壊せそうだ、なんだこの武器…」

恐ろしい…持ってるだけで、感情が昂ってくる。まるで、最初の頃のように。というか多いな、そういうものが。まあ強い力を使うには代償がいる、そんなものが多いんだろう、この世界には。

「凛、中に行っててくれ、しばらく…こいつを借りる。今の俺は何もないから、何かある人間になるために、すまないが、借りるぞ!"デスペラード"!!」


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