王城侵略
…言って筋肉痛だとかって一日ちゃんと処置をしたら次の日から治るんだなこれが、さて、もう身体も動く、今日から俺もまたやる事やるかな…
「文也様、侵入者、侵入者が来ました。ただの賊の様です、念のために文也様には」
「大丈夫、心配いらない、おかげで治った。そいつらは俺がやる、レジリアは被害の確認と追加がいないかの周囲の視察。あとついでにエルレタールに連絡は…俺がしておこう、それじゃあ頼んだぞ。」
さて…身体が鈍ってるだろうからな、念入りに準備運動を……意外とキツいな、止めてもう行くか。
「アポカリプス…はでない、異形化もしない。………武器ないじゃん、霧雨を借りるのを忘れていたな…まあいいか、とりあえず行くか。」
…俺ここの構造知らないんだよな、取り敢えず音の鳴る方に行けばなんとかなるだろ、っと。
「何してる、お前らが引っかかっている罠は全部大した威力のないもの、全部解除したり破壊して」
「情報と違う、ここは退くぞ!"転移魔法・テレポート"!本拠地に」
「やらせるか!槍投げをくらえ!」
雷基との合体スキルで何度もやってるからか槍の投擲はなかなかいい線行ってる、それにしても本が大量だな、さて一応剣は転がってるが…経費で落ちるものなのかなこれって、まあ一応2本は持たしてもらうか。
「へぇ、お前らこんな事するくせに仲間思いなんだな、ならいいさ、お前ら全員捕らえて全て吐き出させてやる。丸腰だからって、侮るなよ。」
腹に肘、顎に目掛けて拳を振り上げる…アッパーカットってやつか?その辺は詳しくないが…流石に息はできなくなってもらわないと困るんだが…
「よくも人間の分際で!"闇烈剣"!!」
成る程、剣に魔法を付与して追加効果を…人間の分際…か。
「お前らと同族だろうが、ほざけよ、何が目的だ!?んなっ…!……剣が折られた、半分ぐらい折られた程度ならまだやれ」
「遅い、貴様程度では話にならん、くたばれ!」
まずい、いまの状態でこれをもらったらただじゃ済まない!
「っ、左手如きもっていきやがれ!っ!!!腕はやらない、被害は最低限にする、なめるなよ、俺を。この程度の傷…すぐに治る、お前ら程度片腕で十分だ、生け捕りにして全部吐いてもらうぞ。」
片手でできるわけないだろ、何者だよ、俺は人間だぞ。刀みたく片方は切れないとかそんなんじゃあないから肩とか腕を使って片腕だけで防ぐのも無理、仕方ない、避けろ、俺。
「避けてばかりでは勝てんぞ、私に任せてお前らは先に情報集しゅ…」
「突きはダメだよ突きは、それ自体はいいんだがお前のタイミングが最悪すぎる、簡単にいなせる、簡単に斬れる、右腕のみでなんとかなったよ。さ、お前たちも逃さない、待てよ、お前ら!」
…早い、仲間を見捨てる判断が早い、だったら俺はさっき斬ったやつをとっ捕まえて牢に入れてや……いない!?角曲がって諦めて帰ってくるまでせいぜい3〜4秒、情報ってなんの情報だ、どうする、どうする!?
「文也様、どうなされました!?」
「エルレタールか、実はここに誰か来てな、ほぼ全ての罠を解除して中に入ってきたんだ。お前、隊を引き連れていたろ、全員をこの中に放ってあぶりだせないか?」
「申し訳ありませんが私一人飛ばしてきたもので、私一人で良ければご命令をくだされば奴らの殲滅をやらしていただきます。」
「そうか、なら頼む。一人は手負いのはず、油断はしないでくれ、左腕を斬られかけた、中々のやり手、しかも素早い。」
「承知致しました、ではこのエルレタール、文也様のために力を振るわせていただきます。」
「一ついいか、いや、拒否されても言うんだが…お前誰だ、俺の目が誤魔化せると思ったか?腹を一刺し、すぐに止血しないと失血でいくらお前でも耐えれないだろ。」
…こいつはおかしかった、最初から、最後まで。これでもし動揺しておかしくなった本物ならどうしようかと思ったが問題はないらしい、差し詰め偽装魔法…お前、何者だ。
「…よく、わかったな。やはりお前は力のないうちに殺すのが魔王様のため、腕は掴んだ、共に地獄に堕ちろ!"闇爆"!!」
っ、自爆…!?
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…やばいな、明らかにやばい。自爆が始まってどれぐらい経った…本が燃えてる、消火しないと……不思議だ、HPは相当減ってるのに見た目的な特徴で言えば状態異常がないものだから火傷がない、取り敢えず早く誰かにきてもらはない事には始まらない。
「何が、何があったんですか文也様!」
「レジリアか、すまない、油断したよ…まさかあれだけ早く仲間を見捨てて見捨てられた本人は迷わず自爆…相当な洗脳具合、クソっ…!早く消火しないとならないんだ、何か、何かないか!?」
「…魔法を込めた魔法瓶なるものがどこかにあるはずです…が文也様、今まで敵の攻撃を喰らっていたのうに炎は喰らえないんですか?」
…できたらそうしてるんだ、できないんだ、何故だかわからないから…こうなった…クソっ!!
「できないんだ、前よりもひどい状態…スキル、魔法、アビリティ、全てが無効化されてる。何か、何かないのか…。」
「私が抑え込みます、ですがいつまで持つかはわかりません。できれば早めに水や氷の魔法が込められた魔法瓶を持ってきてください、あと文也様、霧雨をお持ちください。いくら何も使えないとはいえそんな使ったことも無い剣では勝手が違います、では、頼みました、文也様!"封炎刀・焔"!!」
一定範囲の炎の進行を遅くするスキル…取り敢えず持ち歩いていたこのハイポーションを…使えない…!?アイテムすら禁止っていうのか…ああクソっ!どこだ、どこだ魔法瓶!エルレタール、早く返事をよこせ…!……来た、地下三階、成る程、ここから行ける、よし。………話し声、気配を殺せ、誰だ、ここにいる奴は。
「さっきの音、そしてここにいる人間、奴らは必ずここに来る、私たちは死んでもいい、尋常じゃない被害を齎すんだ、いいな。」
「はっ!」
二人、もう生け捕りなんてできない、容赦はできない、そんな余裕は俺にはない。
「やぁ、一手目からチェックだ。お前らの武器はもうない、二つ選択肢をやろう、俺も甘いからな。一つ目は全てを吐いたのち楽に死ぬ、二つ目は今ここで、俺に殺される。」
…気持ち悪い、俺ってこんな事言う人間だったか?まあ、いい。どう答えようと殺すことは変わりない……だがこいつらももしかしたら被害者側、ああクソ。頭では…頭ではわかってるんだ、クソっ!
「貴様は三つ目の選択肢をわすれている。貴様を殺し、ここを乗っ取る!」
「そう言うわけだ、その傷で俺たちには勝てまい、"招闇剣"!剣を飛ばしてどうなると。」
成る程、なら仕方ない、少しは…罪悪感が減るといいが。
「そうか、仕方ない。ならここで、死んでもらおう、お前らが何かは知らないが平和を乱すんであれば誰であろうと、俺は殺す気で戦う。霧雨、やるぞ!」




