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ソウルイーターの救世主  作者: fatality
異世界転移編
62/162

ありはしないもの








右右右左左右右左右左左右…神之怒・豪雷…パターンがある、衝撃は強くなってきているし範囲も広いがパターンがわかるなら避けることも容易い、どっちかっていうとそっちの方がやりやすいしな。

「よし、決めた。」

「何をです?"守命陣"!」

「まあ見てろ、王の威厳、見せてやるからさ!」

最高速度で突っ込む、正直な話初撃で障壁を剥がすトータルイクリプスを挟めば打撃…まあつまり体術の方が使えるならこいつ相手なら有効な気がする。

「腹がガラ空きだ、"豪波拳"!!次は後ろだ、少しは考えな、"豪烈蹴"!!上に飛んだならわかりきってるよな?降り注げ、"ムーンショット"!!!」

…よし、完璧。百点満点中百点、文句なしの流れだった。…まあ、倒せるわけはなし、と。

「分かってはいたが耐えられるのは少し来るものがあるな、まぁ打撃故に少ないMP.SP.TPで高火力スキルが使えるんだ、十分十分。」

「あんな素早い動き、私には到底できません。倒せなくとも凄いですよ、きっと、もうすぐ終わります。"聖光爆裂衝"!!」

そしたら再びこの爆風に乗じて今度は少し凝らせてもらうぜ。

「"失力・零距離波動砲"!そしてこのまま上に向ける!次に左に何重にも力を込めて…"ムーンショット"!!俺のスキル、しっかりくらえよディナレント!!」

「この程度で…我は倒せぬ!その程度の攻撃、そこいらの魔物にでもやっていろ!"神之怒・不鎮の豪雷"!!」

不鎮…不鎮?とりあえずパターン通りに避けていればいつかは終わるはずだ、その通りにちゃんと考えて…いやまて、長い。長い以前にパターンが変わった?いや完全ランダムの可能性もある、つまるところ完全ランダムにこの高威力の雷が降ってくるわけか…中々にハードモードじゃないか、いいよ、やればいいんだろ、やれば。

「当たるなよエルレタール、これにパターンは多分無い、その上高威力。場合によっては多段ヒットもあるかもしれないからな、"トータルイクリプス"!決定打に欠けるが特大の隙が生まれるまでは避けつつ遠距離でいいとは思うんだが。」

「わかりました、私にあまりそういったスキルはありませんが…魔法なら多少はあります、"炎術式Ⅲ・レルス"!」

Ⅲ…か、消されてるじゃあないか、たどり着く前に…。

「消えましたね、どうやら魔法は弱すぎるようです…だからあれほど考えてステータスを上げろと自分にいったのに…。一応まだありますが…"聖光射剣"!…届きましたか一応、火力は相当低いでしょうがまあ支援にはなりますかね…。」

十分、届くんであればなんでもいい、近づいてくるなら波動砲で吹き飛ばす、なんならさっきの流れをもう一度くり返す。今はとりあえず時間を稼げばいいんだ、下手に突っ込んで多大な被害を受けたらそれこそ元も子もない。今は耐えろ、耐えるんだ。障壁を剥がせれば行ってもいいとは思うが消えてる時間もあって数秒、それに時間が経つほどダメージが通りにくくなる。真面目に考えるなら強くないか…こいつ……ならやっぱり俺は障壁を剥がしながら攻撃できるようにならないといけないらしいな、厳しいがやるしかない。やるしかなければやるだけだ…!

「3人とも、もう大丈夫そうか見てきてくれ。どうせここの出入り口はお前らが作ったまま開きっぱなしなんだ、直す気もないんだろうディナレントは、だから頼む。少しなら一人でも注意ぐらいなら余裕で惹ける。」

「なら王が行かれた方が」

「お前で…耐えれるか?できるんであれば任せるが、無理だろう。」

「…失礼します……。」

ああ、それで良い。お前とだけなら時間すら優に稼げない、俺一人で時間稼ぎをするぐらいなら十二分だ。それに今回の目的は殺すことじゃない、意志継ぐために喰らうこと、殺すよりも百倍は楽だ!

「来い、エクスリウス。"光闇降臨"!!準備はできた、"光天を憂う闇地"!!」

上から降り注ぐ光の線、下から這い寄る闇の怨嗟。そしてその二つを纏い、混沌とし、抗い合う剣。互いが互いを押し退けようと凄まじい力が発せられている、これをぶつけ…消しとばす!

「この程度、痛くも痒くもない!"神之怒・雷神槍メラクナイ"!!その剣、英具と神器の融合体…もらっては少し不利になるからな、とっておきを出すとしよう。偽物を作るのは何もお前だけじゃない、"神之怒・雷霆"!!!本物には遠く及ばないこの武器だが貴様のそれに比べればよっぽど協力!消し飛ぶのは貴様だ、人間!!」

…なんだっけか、オリュンポス最強とかなんとかの武器だったはず…そりゃあ押し負けるわけだ。クソ、一旦下がるしかねぇ!

「貴様、なかなか面白い事をしていたからな、真似をさせてもらった。周囲をよく見るといい、もう手遅れだがな。」

何を言ってんだ、周囲になんて何も………まさかあの時俺がやったように、ここには…いいや期待にはほぼ全てに電子が…まさかそれを

「何十倍、何百倍、何千倍に増幅さした威力の雷電、とくと味わえ!」

…確かに強い電流だ、HPも凄い勢いで減っていく、しかしまあ使う相手が悪い。全部俺の一部にしてやる、喰らい続ける、言うなればHPをSPに変換するようなもの。それなら食い続けてやる、そしてその力を溜めて、俺の目にも止まらぬ速さの一撃にして、威力も底上げしまくったのをプレゼントしてやる。

「もう、十分もらったぜ、お前の力!"雷神魂王槍メラクナイ"!!なによりも速く、敵を貫けえ!!」

…どうだ、傷ぐらいはついたか?

「…なんだろうな、感覚が戻ってきたのか、それとも別の何かか知らないがどうにも冴え渡る。今なら何にも負ける気はせん、すまないが君の勝つ未来というのはたった今潰えた。」

「そう勘違いしてるだけなんでしょうどうせ、私に付いた時から今に至るまで、何も変わっちゃいない、あなたは弱いままだ!"ブラスト"!!」

その声、まさか凛か、もう動けるようだが今まで戦っていたのはこっちの方、よく動けるな。

「私はレベルもステータスも尋常じゃないぐらいに低いです、ええ、だってあなたのせいで戦えなかったんですから。しかし私のパッシブ、神殺しが発動している間なら、攻撃を受けさえしなければ死なずに戦える!"デュアル"!!容赦はしません、今までの話は聞いています。私は今回の件の贖罪の為、全ての地を巡るつもりです。その前に、一つすることがあるんです、なにより重要なことが。あなたとの決着をつけることです、ディナレント。手伝ってください文也さん、あなたのお仲間様は弱体効果により回復に時間がかかりそうな上エルレタールさんも傷が深い、どうか、手伝わせてください、いや、やらしてください、私に!」

…断る理由もない。が、ダメージを受けたら一番まずいのは凛になった、守りながら故に障壁を破ることは容易じゃなくなる…しかし凛の武器…変形する機械の武器、神殺しと言ったがそれに障壁を剥がす効果があるんであれば話は別。以前に凛を喰ったことがあるなら俺にも…ある、障壁を剥がすなんて効果……もある、完璧だ、あとは3人が帰ってきたら終わらせそうだな、この戦いも。

「いいだろう、だが守れる自信はない、自分の身は自分で守れ。明らかにやばそうな状況になるんなら強制的に退場してもらう、それも許せ、それじゃあやるぞ。アポカリプス、いくぞ、俺から喰らい続けろ、力を!"トゥルーアポカリプス・α"!!」

「感謝します、いつか、あなたにも罪滅ぼしをしなくてはなりません、その時はどんな要望にも、お応えします。"ショット"!!"デュアル"!」

一発、擦りでもすれば致命傷だろう。一応気には…出来ればしておくとするか。


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