思わぬ援軍
攻撃が強くなってきている、しかしそれでも、単純になってきてる。ひとつひとつの攻撃も安易に読むことだってできる、防御に割かずそれ以外の性能を上げれるのはアドバンテージが違いすぎる。即刻距離を詰める、攻撃の後は距離を取り大量に武器を当てる。撹乱した後に再び繰り返す、これをするだけで被ダメージを最小限に与ダメージを最大限にできる。
「レジリア、やるぞ!雷基はありったけを出し続けろ、翔也は撃ち続けながら援護もやってくれ!今は、今だけはブラックの時間外労働だ!"天元突破・9名の波動砲"!!お前を越えて、真実を見せてやる!」
「任せてください!"不燃刀・陽炎"!!」
「了解!"黒牙の追い風"!!」
「いい援護だ、最速の一撃、見切れると思うな!"天元突破・不可視の一槍、雷槍爆裂衝"!!」
まだ、まだ終わらせない、息をつく暇すら与えてたまるか!
「文也様、ここで!」
「ああ、良いタイミングのパスだ!」
「「交わる刀身よ、悪を斬り、霧を消し去り道を作れ。我らが障壁を切り裂き求める結末を指し示せ!二刀で障壁を斬り裂き、二刀で道を切り開け!!"秘交絶刀真命斬・軌跡の四刀"!!」」
「返す前に、ついでに一刀入れてやる!"無二の一刀・唯我独尊" !!ほらよ、レジリア!」
全てが上手くいっている、完璧だ。息をつく暇すら与えていない、このまま削り続ければいい話!
「"神之怒・降り注ぐ史雷"!!」
まだそんな隠し球を…!だが問題はない、範囲は狭い…!雷基は少し当たっているようだが…大丈夫だろう、また同じ手が通用するとは思わないが周りに力を残留さしておいた、意識がそれに向いた直後に消しとばす…と思ったが全てが消されている、あのスキルは俺たちを離すためじゃなく同じ攻撃をくらわないための予防線…この調子なら単純な攻撃に合わせて複雑な攻撃も混ぜてくるかもしれない、細心の注意を払いつつ一手一手を確実に当てる。さっきのレジリアとの合体スキルも大した威力にはなってない…この壁は…使えるわけがないよな。ここからどうする、同じ手は通用しないだろう、まぁいい。やることは変わらないからな、またイクリプスを当てなきゃならない。障壁は時間回復…めんどくせぇ、そもそも四人で戦うってのがどうかしてる、一人は勇者じゃあないからかは知らないがステータスにマイナスの補正が入るわけだ、レジリア…よくやるよ。
「"トータルイクリプス"!!まだ、もう一発、まだだ、大量にばら撒いてやる!一発でも当たればお前の障壁も消え去る、当たれば有利になるんだ、やらない選択なんて有り得ない!"トータルイク」
「残念だったな…過大評価であった。」
目の前に…!?間に合わない、一度受けて回復に全力を…やばいもう触れる…!
「"波動砲"!…なんとか引けた、危ういな、ああクソ…!」
油断していたのは俺だったか…最悪死んでいた、気を引き締め直さないと…な。だが隙なら生まれた、動きを止めるのには十分!
「縛りつけろ、生を望む者よ!…俺たちの勝ちだ、"失力・零距離波動砲"!!失われていく力と共に消え失せろ!!」
「いいタイミングだ!"天元突破・雷電堕神槍メラクレナイ"!!」
「これが終わったらしばらくは全部お前持ちな!逃れられない一発を入れてやる!"果ての果てに見る焉天!!」
「私の…全力!サレスさんとの戦闘で全てを出し切った私ですが、あの時より強くなっています。いまは触媒となる霧雨まであります、負ける道理はありません!"巡幻刀・蜃気楼"!!」
…ここまで放り込んだんだ、せめてまともに立てないぐらいに傷ついてくれていれば…そんなわけないよな。ただ傷なら間違いなくついてる、このまま押し切れ…なさそうだな、俺もそうだ。しかしまあ、俺の指揮でこうなったんだ、責任は取らないとな…。
「王にだけ働かせるのは側近として失格、無理矢理入らせていただきました。皆のもの、王の仲間殿を外に連れ出せ!1秒でも時間を稼ぐ、あとは任せたぞ、アルローグ!」
「大丈夫です、私たちお任せください!救護班は回復しつつ防衛班の輸送していない方は魔法障壁を貼り続けて、少しでも多く回復をしてください!」
生きてたのか…エルレタールも、なら一時交代か。
「休暇な返上で働く気か?やれやれ、これじゃあ城での仕事が過酷とか噂流れたらどうするつもりだ、全く。」
「私はここに勤める事ができて良かったと思ってますよ、彼女のようないい部下も出来ましたからね。」
「へぇ、お熱いな。ならここで死ねないわな、ほら、帰れ。」
「いえ、私は生涯家族を作る気などありません。王が家族と言ってくれるのであれば話は別ですが…私が守るのは国の全て、誰か特定の何かになるというのは、違う気がします。」
…たまにいる、無欲のイケメン。モテるんだろうな、たまに女の騎士達がきてたのはこいつ目当てか…頑張れよ、お前ら。こいつは崩しにくいぞ、応援はするぞ、俺は。
「ならどこまでもやれるな、頼むぞ。」
「お任せください、この国に仇なす者であればそれがたとえ神であっても討ちます。」
「言ってくれるな、この領域を壊したことといい相当なやり手、すこし、期待できるな…!」
あの3人に休んでもらってチェンジした時に戦えるようであればこれを繰り返す…まあ無理だろうが一回でもできたなら上出来。
「エルレタール、無茶はしてくれるな。"天元突破・アポカリプス"!これは命令だ、生きろ、死んだら殺す。」
「私の命は一つなんです、過剰に殺さないでください。ですが命令とあらば仕方ありません、命を糧とするスキルを使うつもりでしたがやめます。ですが王のためなら私は命令なんて第二第三のもの、守る気は到底ありません。」
「仕方ない、なら死んでも戦え、俺のために!」
死んだら戦えないからな、つまり生きろというわけだ……流石に死んでも動けるようになるスキルとかないよな?
「…わかりました、ではやらせていただきます。"ジ・ハード"!!」
いいスキルだ、今でこそ味方だからありがたいが敵ならこんなことできてないからな…俺も、やるか。
「"放たれる厄災"!!さぁ、第二ラウンドと行こうか!」




