信じた選択
「"フェイクショット"」
そういうと俺たちの分身が弾丸の着弾点より出現した、便利すぎるぜ奴のアビリティ。
「こいつらを俺たちの行く方向とは別方向に走らせる。こいつは第三の門、こいつは第十一の門だ。俺たちは第二の門を目指すぞ。」
本当に助かっている、俺1人じゃなくてよかった。
だがなんだろう、胸騒ぎがする。まだこれ以上の関門が残っているような感覚...いや、もう既に始まっている。包囲されているんだ、俺たちは。
「なぁ翔也、俺たちは今包囲されている。多分...いや100%ダミーはバレてる。その上ですぐに仕留めにこない、いったいなんなんだ?」
ほんとうにだ、わからない。翔也もわからないだろう。
「俺にもわからないが、逆に舐められているなら上手く活用させてもらおうぜ。」
そうだな、それが一番いい...そうなんだろうか、罠なんじゃないか、考えがまとまらない...明らかに焦っている...。
とりあえずここから逃げ出す事以外は考えないでおこう。
「俺はお前に確か一つ弾丸を渡していたはずだ。いざという時は頼んだぞ、文也。」
「いざという時なんて起きさせないさ、俺たちで。」
あぁ、そうだ。俺たちでこの状況を打破すればいいだけの話だ。
「そうはさせるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!雷槍メラクナイ!奴等を貫けええええぇ!!!!」
いつの間に!?勇者らの能力を考えるなら俺らについてくるにはそれなりに無茶をしなくちゃならないはず!
「僕の作り上げる空虚の道があれば速度なんて関係ない、君たちの位置は神様が教えてくれるさ。」
そもそもで考えればそうだ、四対ニなんだ、普通に逃げて撒けるわけがない
「翔也どいてろ、俺の方が受け切れるだろ!」
きつい、正直耐えれる自信がない!
防ぎ切ってもその後まともに動ける自信がない...。
「まだもう一発残ってるぜ!それは霊槍だ、実槍のメラクナイはもっと強いさ。」
これ以上が残ってるのか!?これでも限界だってのにこれ以上は流石に持たない...。
「おいお前、雷基とかいったか、槍を投げつけるだけの芸しかないのか、槍を持ってるくせして降りてこれねぇのか?」
「なんだって?その言葉、俺に言ってんじゃねぇだろうなぁぁぁ!!!?」
なに逆上さしてんだ翔也!俺は手助け出来ねぇぞ!?
「お前は単純なやつだな。命取りなんてもんじゃない、お前はここでゲームオーバーだ。」
「ゲームオーバーになるのはお前だ!共犯者がよおおぉ!!!」
終わった、あいつが飛ばされれば俺たちの負けだ。どうにかしようにも俺の今の状態じゃどうしようも...。
「なぁ雷基、お前の世界にSRって言う銃はあったか?俺はそれがすきなんだわ。そう、この距離なら確死だ。」
まじか、あんなものを片手でこの距離で打てば翔也は反動で最悪飛んじまう、まずいぞ、何よりもまずいぞ、一体どすれば!
「"ぶっ飛べ!二度と俺たちの前に現れないように!!"」
「「ーーーーーっ!!!」」
両方とも声にならない叫びを上げた。だがお陰であいつの槍はきえた、今すぐ翔也の治療を!
「文也を止めろ!わしは翔也のとどめを刺す。」
ふざけんじゃねぇぞ誰がやらせるか!
「来るな文也!おまえだけでも逃げろ!いや違う、お前は来る、だから俺が飛ばしてやる!"ぶっ飛べ!"あとは頼んだぞ!」
「翔也あああぁぁぁ!!」
雷基に打った時はスナイパーライフル、俺に撃った時はただのハンドガン、だったら俺の方が飛距離は短いはず!だったらすぐにでも全速力で翔也を助けに行ってやる...無謀でもな...と
そろそろ勢いが下がってきた、地面も近い、綺麗に着地してやっ!!
っ...痛い...、落下ダメージではHPは1残るというのがかっただけよしとするか。
さて、どれほど飛んだかわからないがあの場所なら目立つからな、さっさと行くか...弾丸...?なんであいつの弾丸が...そうだ、テレポート!あいつはこれまで読めていたってわけか、すごいな、賢いなんてもんじゃなさそうだ。
「"テレポート!"」
頼む...来てくれ翔也...。
発動してからすぐの事だ、青白い光と共に底、中段、上段にわけて魔法陣がでてきて順に体と服が形成されてきた
俺は嬉しくって言葉も出なかったよ、
よかったよ、ほんと。
「よく覚えててくれたな、文也。」
「当たり前だ、馬鹿野郎。」
実際忘れてたなんて言えないけどな
「さて、呼んでもらって早速で悪いんだがパーティ設定した後に俺を暫く守ってくれないか...もうMPもHPもないんだ...。」
パーティ...設定?一体なんなんだそれは。あのクソ野郎、なにも教えなかったんだな。
えーっと...これか、パーティに招待されています、うん、"はい"でいいなこれは。
俺のHPもMPも限りなく少なくなっているのか...そういえば俺には何故か別の欄もある、これは他人にもあるんだろうか...。
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HP 34/184
MP 23/60
SP 0/0
TP 0/100
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