神之怒ト人之希望
昔、神と人間の大戦があったとさ。しかし人間如きが神に勝てるわけもなくついに人間は全滅すると思われていた、しかしその時異世界からきた9人の勇者が神を退ける姿をみた人類は奮起し、結果、大戦に勝利したのでした。そして彼らが遺した意志は今も継がれている、この物語を紡ぐ者の力となり、今も、もしかしたら何処かで…
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「愚かなる人間、また我に刃を向けるつもりか。であれば容赦はしない、至高神ディナレントが裁きを下してやろう。あの方の手は煩わせない、"神之怒・裁きの雷"!!」
威力がさっきの比にならない…!流石神の名を冠するだけはある、いやそんなことを言ってる場合じゃない…地面が、割れていく…!?
「おい文也、俺は先に行くぞ。ここにいても死ぬだけだ!"人心の降雷"!"雷雷槍メラクナイ"!!」
流石だな…俺にはどうしようもねぇや、なんでこうどいつもこいつも当然のように飛んでるんだよ。
「"フラスレートショット"!お前も飛べないんだろ、俺もそうだ。数秒毎にMPを取られるが浮遊とか滞空ぐらいならできる、ずっとふわふわしてる紙飛行機の感じが一番近いかな、体重の掛け方とかでも変わるからその辺は実践で学んでくれ。」
なるほど…一応飛べるわけか、これしか頼れるものは無いんだ、不安定だが仕方ない。
「不可避の一撃を食らわせてやる!!"不可視・無明斬"!!」
「神を超えると申すか、その考え、誤りであると証明してやろう。我には何より遅く見える、"神之怒・メラクナイ"!!」
でけぇ!!っ…うおわああっ!!?風で飛ばされる…!?くそっ…雷基のメラクナイの完全上位互換、あれは超えられねぇ!
「翔也、時間稼ぎを頼めるか!俺、少し思い付いたんだ、文也がいてこそ初めてできるこいつにも通用する一槍が!」
「30秒だ、それ以上は俺の身が持たない!"オクタプルミラージュ"!全力でやれ、死ぬつもりでな!!」
何を…何をするつもりだ雷基は、このデカい神に通用する槍だと…わからない、とりあえず合わせておくか。
「文也、俺の合図、見逃さないでくれ。俺と間反対で用意しといてくれ。」
「何をする気だ貴様ら!"神之怒・絶炎断"!!」
「やらせない、30秒は保証した!"痛み分け"!俺の痛み、お前も受けろ!!」
「貴様ぁ…、死ぬ覚悟は出来ているんだろうな!"神之怒・激流炎"!!」
29……….30!
「お前の負けだ、ディナレント!"雷人命希槍メラクレナイ"!!俺の命もろとも喰らいやがれええぇぇぇぇ!!!」
喰らえ、間違ってたらすまないが、終わった後ならいくらでも詫びよう!
「解き放て、"魂の鳴動"!飛べ、"波動砲"!デュランダル!ぶっ飛べええぇぇ!!」
雷基が上に行ったっきり帰ってこな
「受け取れぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!これが、人間の力だ、クソ野郎!"反逆の希望"!!!!」
「その程度の攻撃防…ズレているじゃあないか、もう少し狙え、愚民!"神之」
「そのバトン、死ぬ気で繋いでやるよ!」
掴んだ時、勢いで待っていかれそうだった。三、四回転…タイミングは測ることになったがもういける、これが人間だ、これこそが人間の力だ。
「受け取れ駄神、ここがお前の墓場だ!雷融魂合命真槍メラクレナイ"!!!!」
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ある所に一人の人間がいました、彼は哀れな子でした。自己主張の強くない所が目に捕まり、いじめられ、一人啜り泣くしかありませんでした。彼には友人がいませんでした、いつしか大きくなり小学生になりました。そこでできた友達…幼馴染の女の子がいました、ずっと一緒に過ごすぐらい仲も良く、周りからもお似合いと言われるほどに。ですがそれをよく思わない子もいっぱいいました、彼はまたいじめられています、誰も、止めてくれない。それでも、どんな時でも寄り添ってくれる女の子がいました。ある日いじめがふとなくなったと思うと、幼馴染の女の子が泥だらけです。その時は小学五年生、また始まったのでしょう。今度は標的を自分から、愛する女の子に。
「俺が、絶対にいつまでも守り続ける。絶望しかなかった俺に…俺に、希望をくれた、そのお礼は俺の人生でも足らない。でも、せめてもの恩返しがしたい!」
女の子は泣きながら喜んでいました、それだけ…それだけ辛かったんでしょう。次の日からは抵抗が始まりました、しかし男の子はそんなに強くありません。でも、誰にも負けない覚悟があります。最初こそ殴られるばかり、しかし、回数を重ねるたびに動きが読めてきます。男の子は強くもありません、相手の動きを100歩先、1000歩先まで予想できる頭もありません。だから男の子は、好きな子を守る覚悟を糧に、砂を喰って、泥を啜って、生きてきたのです。それが…今のあなたのはずなんです、この物語を紡ぐ…。
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なんで…なんでこんな時に思い出すかなぁ………こんな事を、俺の…最初で最後の、命を懸けた約束を…。今頃…元気にしてるかな、俺は元気にしてるよ。どこかも知らない世界を救う為に、お前との約束を破らないといけないのは嫌だけど…さ、胸張って、お前に…俺は世界を救った救世主なんだって……胸張って言えるように…ここにいる間、ここにいる間だけは…ここでも命を懸けさしてくれ。帰ったら…さ、なんでも、なんでも奢ってやるから………また、仲良くしてくれよ。
「貫け、メラクレナイ。これが…」
「「「これが俺たち人間の、底力だぁぁぁぁ!!!」」」
「我が…この我が、人間如きに…敗れるなど、あっては…ならぬ!」
「そうなったんだよ、ディナレント。お前は今、この瞬間、地に堕ちる。ようこそ、腐れきった場所に、"零式・波動砲"。」
…やばっ、凛のこと頭から抜けてた。今すぐ行かないと…あぁ、MP切れか…あぁ、くそッ!
「………はぁ、四点着地だか五点着地だか忘れたが…覚えててよかったよ。さて、凛は…いない?っ…閃光弾!?何かあるのか…!?」
………凛がいない、それと何か関係してるっていうのか?一人でも欠けちゃならないんだ、どうにか…!
「きたな二人とも…ここから見てたよ、耐えきった後そのまま落ちたんだがとりあえず凛の避難が最優先かと思ってとりあえずエーテルを使ってMP回復、ここで監視ってわけだ。…はぁ、よくやってくれたよ、ほんと。だってお前ら…神を殺したんだろ?神殺し、なんかあれだな、そこまできたら関わりたくないな、ははは…はぁ、これでついに…終わったのか、ここでの勇者集めは。」
「そう…かな、あとは魔王軍の殲滅と国力増強、平和のためには何をすればいいかを全国に………ん?」
あれで…死なないのか?俺はトドメを刺したはずなのに…!
「我が、このような醜態を晒すなど、あってはならぬ!我が信者よ、その命、我の為に使え!"神魔法・ギャラクシーメテオ"!!」
まずい、こんな所にそんなものを撃ち込まれたら…俺がここで、喰うしかない!
「自らに抗い、光を示す一刀!"自他・零光"!!文也様、今です、限りなく…限りなく物体としての完成度はほぼ零に等しいです!」
「わかった、なら、やってやるよ!喰らえ、俺!………なんだ、本当に削れてる…余裕で全部喰えた…。そうだ、レジリアお前大丈夫なのか、さっき体が震えるって」
「私の救世主様がこんなになりながら戦ってるのに…一人で怯えて隠れるなんてできません!私も、共に戦います!」
「…ありがとう、それじゃあやるか、至高神ディナレント。それとレジリア、これは返す、今の俺には必要ない。
「絆の力、見せてやろうぜ文也、翔也、レジリア!」
「任せろ、お前最初敵だったがな。」
「いいじゃないですか、こういうのも。…久しぶりですね、霧雨を持つのも。」
「神を超えることなど許されぬ、今ここで、貴様らを始末する!!」
「やれるものならやってみろ…人間を、なめんじゃねぇ。俺たち人類の希望を、見せてやるよ!!」




