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ソウルイーターの救世主  作者: fatality
異世界転移編
59/162

世界の命運





「貫け、メラクナイ!」

「翔也さん、私をあの神の近くまで守ってください!"秘刀・白夜"!!」

「了解した、他2名、俺の分まで任せたぞ!"決められし(パーフェクトレーン)"!!」

魂の武器…剣、槍、杖、盾、弓、刀、大剣、矛、双剣そして……大鎌。特に鎌は付け根が回せて別の武器みたく使えるから好きだ、アポカリプスはそうはいかないからな。この武器一つ一つを合わせ、外し、敵の後ろから出して不意打ちしたりと使うわけだがそんなSPも残ってない。

「一本ずつ、少しずつ、削っていく。俺は、そんなに強くない。俺は、そんなに賢くない。俺は、そんなに要領よくやれない。だから、神を越える為に、何度も何度も何度も何度も…喰らって喰らって、喰らい尽くす!"魂の武具・断命の一閃"!!」

「ちっ!邪魔だ、愚民が!!我に従うなら生かしてやろうと思ったが、もう時間切れだ、死ね、苦しみながら!"至高神之命令(オーダー)"!!」

っ!なんだこと衝撃…地上に堕としたら堕としたで自然とか人、街や村、国に被害が大量にでやがる…!

「大丈夫かみんな!」

「……っ!まだやれます、私は、まだやれます!"雪月花"!!」

「俺は余裕だ、とは言ったもののレジリアの支援で手一杯だけどな…」

「…なんとか、凛は大丈夫そうか?レジリアはこの世界の人間、翔也は地下に捕まって色々されてた、俺は凛の仲間をしていた、だからこうなってるんじゃないかなって。文也、お前…全然HP減ってないぞ…。」

そんなわけ…いや、本当だ。10も減ってない…なら凛は相当まずいんじゃないか!?

「安心してください…王に仕事は増やさせません、この女は私に任せてください。皆様も私のことは気にせずやることをやってください、私もそのつもりで臨みます!」

「そうか、感謝する。これが終わって世界がまだあるならお前にこの位をくれてやるのもいいな。」

「私は人の上に立つ資格はありません、補佐が一番いいんです。では私から最後の選別です、受け取ってください皆様!"四腕の援技"!!それでは皆さん、健闘を祈ります、一応その強化効果が続く限り援護をしてくれるかと思われます、それでは!」

何か…大きい腕が浮遊している、なんというか…気持ち悪いな。なによりも視界の端っこに来られる分気になって仕方ない…な、まぁ効果を見てから決めるべきだろうな。

「逃がさん、我が依代を奪わせはせん!"神之怒・無二たる一刀"!!」

無二たる…一刀……!まさか俺のスキルまで使えるのか…!?今だぞこの腕、攻撃に徹するんだ、防御は頼むぞ!

「そろそろ我の力も戻ってきた、この様な地に残る意味もない。三度貴様らを見下げてやろう、我が依代の場所など上からであれば見ずともわかる。"神之怒・無二たる多刀"!!」

くそっ…まだ最初の一刀すら腕が対処してくれてる最中だっていうのに…!

準備してた零距離波動砲も無駄になった…こいつ、まだどうせ本気じゃあねぇんだろ。笑みを浮かべてやがるあの顔、うざったらしい。それにしてもこの刀の攻撃…強い。一撃が重いのにこの数、あまりにも…あまりにも…あまりにも……!

「遊びすぎだ駄神が!至高神だとか自惚れてんじゃねぇ!"雷魂槍メラクナイ"!!お前を貫く槍の名前だ、覚えろ!」

これでわかってくれ、俺も翔也もレジリアも、決定打に欠けるんだ。俺のは当てれる機会がないからな…だからあれをもう一度やる、それで行きたい!

「"雷鳴槍メラクナイ"!頼むぞ、俺はお前に託す!次はもう無理だ!」

なるほど、なら腕、俺を上まで連れていけ。ついでに俺からも当ててやる、無理矢理でも!

「最後の一投がこの程度、もう諦めろ!貴様もだ、同じ手が二度通用するものか!!"神之怒・雷剣メラクナイ"!!」

消された…!?このでかさの剣…思いっきり飛ぶ…っと…!この腕、役に立つじゃあないか、無くなる前に上に飛ばしてくれた。しかし…この立ち位置…避けれねぇ!

「その程度、読めておったわ!貴様らの様なカスどもがすることなど、寝ててもわかる!"神之怒・憤怒の豪雷"!!そして最後まで手は抜かん、"神之怒・神意の郷剣"!!地に還れ、愚か者!我が依代を取り戻すより先に貴様らを排除してくれる!」

________________________

「神様ってさ、居ると思う?」

「…どうして?こんな歳にもなってそんな可愛い疑問なんて持って…。」

「まだ中学生だぞ、こんな歳って…まぁいい。いやな?俺、良い事と悪いことの埋め合わせは必ず来るって言葉を聞いた事があるんだ。それなのにあいつらはあのまんま、俺たちもこのまんま、神様がいるとしたらそいつは…何もしない屑野郎だって思って…な。」

「それも…そうかもね、でもさ、私はいると思うな、神様。」

「どうしてさ、こんな世界、右見ても左見てもどうかしてる…。」

「だって、居るって思う方が、楽しいじゃない。ああいう奴らの行動一つ一つが見られてるんだって、恥ずかしいじゃない、そんなの。それに…」

「それに?」

「…いいや、なんでもない。まぁでも信仰したりお祈りしたりはしないけどね、結局そんなものなんだよ。信仰心がない人に対してはどうでもいいんでしょ、多分。ほら、そろそろ日も暮れてきたし帰ろ!」

「…そうだな、帰るか…。」

___________________________




いても全然楽しくなんかない、どっちかっていうと辛い。でも、少し…面白い。デリモの時と同じ感覚だ、この死闘は…面白い。

「全部喰ってやるよ、"狂える捕食者(クレイジービート)"!!これがお前の使った剣だ、その身を以って知れ、どれほどの威力かを!"反意の剣リベリオン"!!」

やっぱり防ぐよなぁ、どう切り崩してやろうか、その守り。まともにやってイクリプスは入らないだろう、至近距離から…近づけないから無理だ。とりあえずこの落下をどうにかするか、波動砲を…これにイクリプスの効果をつければ確実に入るんじゃ…試してみる価値ありだ。

「大丈夫か、文也!もう俺に特大のスキルを使うTPもMPもない…なんとか地上に来てくれれば」

「それなんだがなんとかなるかもしれない、いつでも本気を出せるように準備しといてくれ。ふと思いついたこのスキル…"失力・波動砲"!!」

使う俺にも悪影響を及ぼすスキル、しかし防げやしない。その巨体なら回避も出来ねぇだろ、防ぎやがれ、そして堕ちろ、地に!

「そのスキル…貴様、やはりその力侮れん。我らの存在を脅かすその力…ここでやはり殺すべき、"神舞の闘技場"!貴様らを逃すわけにはいかぬ。外部のものがここに来ることも、内部のものが外に出ることも、叶わん。地に来いと申したな、いいだろう、このまま戦おうとそこの人間には我が力を吸われる一方だ。かと言ってこの世界を壊すわけにもいかん、故に我は貴様らを確実に殺すために、こうする。以前の大戦で我を殺した者に突き立てられた槍、メラクナイ。これを貴様が持っているのも何かの運命なんだろうな、あの時の続き、今、始めさしてもらおう。"雷神究鳴槍メラクナイ"!さぁ、この世界でのラグナロク、貴様らに止めることができるか…?」

何を言ってるこいつは、運命?なにひとつとしてわかんねぇ。3人ともわかってんのかこれが…目はこいつから離せない、隙を生むな、わざわざ俺たちのところに来たんだ、絶対的勝利の道がわかるんだろうこいつには。そんなやつ相手に目なんか離してたまるか、少しでも妙な動きをしてみろ、確実に今度こそ波動砲を入れる。まさかこいつ…消えられたからな、ワープか時間静止か…時を戻したか。凛の中にいるときは無理と言っていた、あれは多分本当。だがこの覇気…いるだけで押し潰されそうだ、これが…神、俺たち人間の見た目になってもこれなのか…まともに立つことでやっと、慣れるまで時間がかかりそうだ。それにこの魔力の漏れ具合、普通の魔法ならあそこにできた力場で消え去りそうだ。この闘技場も平等に戦わせようとしているように見せかけて実は俺たちが不利になる様に作られている…この神殿みたいな作り、精神に訴えかけやがる…油断なんて微塵もできな……何が起きた、早い、若くてよかった、ギリギリ反射でどうにかなってはいるがこれ以上早くされては体が持たない…いや頭では理解している、体が遅い、頭で考える動きと合わない…!武器も出した物出した物全てが消えていく、弾き飛ばしながら戦ってるはずなのに奥にいったと思ったら既に目の前にいて次の攻撃が始まっている…後ろに下がりながら戦ってるんだ、壁まで来たら蹴って横に移動する、それしか思いつかないし使えねぇ!

「遅い、チェックメイトだ。」

…なんだって、ここまで…差があるか。まさかあんな速度で攻撃しながら武器を撒いてるなんて…消えていった武器の残りと思っていたが全てがこいつの…武器……。しかし違うな、チェックメイトはもう終わりって意味だ、まだ俺はチェックの状態、まだ抗うぞ、俺は。

「そうだな、もう、下手に動けねぇよ、俺は。このチェックの状態からどう逃げるか、それを考えるしか今の俺にはできない。でもな、この程度の状況なら考えてるさ、まだチェックメイトじゃないぞ。」

「言っただろう、チェックメイトだと。考える隙すら与えん、先に地獄に行って友人が来るのを待つがいい。だがまぁ、せめてもの情けだ、これでとどめを刺してやろう。見覚えがあるだろう、この武器を。名をなんと言ったか、一々覚える気もない。元々この世界のこれは我が人に与えた物だ、勝手に使いおって。」

その武器…嘘だろ、おい。

「お前…何をした…何を!」

「この近くに来ていたからな、一突きだったよ。戦帝とはよく言ったものだ、戦神といいやはり人間は称号が過剰すぎる。」

ふざけるなよ、こんなのを見せられて何もせず死ぬわけにはいかねぇ、一矢報いてやる。その剣はあいつのものだ、返しやがれ、あいつに!

「殺す、はど……!……っ…ぅ…ぁぁあ!!?」

胴体…に、突き刺す…っ……ぁぁ、あ。冷たい、いや熱い?わからねぇよ、もう。でもな…ただで、ただで死ぬわけにはいかねぇんだよ、俺は…。

________________________

「文也はさ、何か決めてるものとかあるの?」

「決めてるものって?」

「ん〜なんだろ、これだけは譲れない!みたいな…?」

「みたいなってなんだよ、まぁそうだなぁ…」

________________________



俺のこれだけは譲れないっても、それは…

________________________

「なんだかさ、少し…少し、格好つけてるみたいに思われるかもしれないけどさ、」

________________________


それでも、それが俺の譲れないことなんだ、言わしてくれ。

俺の、

________________________


「俺の譲れないもの、それはな。」

________________________


「「たとえ途中で手段を諦めることがあっても、やるべきこと自体を諦めることは何があってもない!!」」

________________________


「ってことだな…どうした?」

「…格好つけなんかじゃないよ、だって、私を守ってくれたし、私にいつも寄り添ってくれて、一緒になって考えてくれるし…私の、私の大事な、たった一人の…!」

____________________________




「俺は、この程度の傷で…死なねえぞ…。殺したいなら串刺しにすることだな…二度と立つことができないぐらい、二度と喋れないぐらい、二度と抵抗できないまでに!俺は…俺は、死ぬ事は諦める。でもな、生きる事は、諦めない。来いよ、やれよ、やれるもんならなぁ!!」

「いいだろう、貴様が死ぬまで、串刺しにし続けてやる。"罪人の断命・神威の串刺し"!!」

「足りないぞ、まだ死なないぞ、この程度なら俺でも消せるぞ。もっと、もっと殺意を持てよ、どうした、その程度か?なら、俺の番だ。」

「…何故死なない、奴であっても二発で死んだぞ、何故貴様は死なない!?」

「なんでだろうな、なんでだろうな。なんでなんだろうな、俺にはな、約束がある。こんなところで、お前如きに、殺されるわけにはいかない。俺は天才でも、チート能力を持った主人公でも、権力を持った人間でも、神でもない。だから、何度でも、何度でも繰り返す。俺の痛み、そっくりそのまま、お前も受けろ、死なば諸共という言葉があるが…俺は死なない、何を犠牲にしても、死ぬわけにはいかない。"混じり合う命傷"、俺のスキルの中で、一番使いたくないスキル。これを使うという事はまともにやっても勝てないってことだ、でもここまで差が縮まったなら話は別だ、もう…平等みたいなものだ。」

「なん…だと………!?距離を取」

「取らさない、取らせない!もう俺の傷なら全て上から異形化さした肉体で塞いだ、動くと相当痛むが気にする時間なんて持ち合わせていない!"トータルイクリプス"!!」

あぁ、もちろんこんなのは前置き。本番なんてまだに決まってるだろ、まだ、倒れてくれるな。俺はまだお前に対する復讐心…全部ぶつけてねぇぞ。

「"失意・波動砲"!!俺たちと同じ大きさだ、動きやすいだろ。さっきと同じこと、やり返してやるよ!"魂の武具・包囲する絶望の片割れ(イントゥマイディスペア)"!!!さぁ、確実に殺す、確実に喰う、容赦はしな」

「我が喰われるものか!貴様などに、喰われるわけがなかろう、殺されるわけがなかろう、死をもって、償え、この罪は…重いぞ!!」

「そっくりそのまま返してやる、この世界を堕とそうとしてくれやがって。その罪、お前の命で足りないぞ、駄神!!」

「抜け、武器を。」

「出せ、本気を!」

「我が」

「俺が」

「「お前を殺す!!!」」

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