[遊戯]の管理者
「あぁもうその武器の攻撃は食らい飽きた。
その武器、もう真似れる、いやそれ以上の力を出すことも不可能じゃない!"全融神器ソウルエレタール"!!そして、アポカリプスッ!二刀流だ、もう失態は晒さない!"魂の偽神器・槍鎌"!!"カタストロフィ"!!」
負けはしない、負けるわけにはいかない、どんな手を使おうと、何をしようとも!
「なるほど...だが貴様に我は倒せない、それほどの力を持ってしても!戦神を侮るな!"破滅の神器・聖槍弓"!!」
だから遠距離物理は俺からしたらご褒美だって言って...いや、まずいな。耐えられない、一度これは捨てるか。よっ...と。
「なかなかやるじゃないか、そろそろ過剰にエネルギーが溜まってきた頃だ。見せてやると言いたいがお前には見ることすら叶わないだろうな、このスキルは!"ソウル・オーバー・ザ・ワールドオオォォ"!!!」
「っ!?やらせはせん、"策略の神器・聖!」
止まった、時が。時という概念を喰らい辿り着く境地、安心しろ、一撃で終わらせる。
「"零距離120%超波動砲"!!よし、仕込みは完了だ...」
そろそろ時が動き出す頃合いだ、まだせいぜい止めれて5秒ちょっと、もっと力が有れば止めれる時間も長いんだろうが一体...
「っ...!?...今、何が起きた。まさか貴様、時を...」
「止めた。5秒ほど、そして零距離で波動砲を決めた。どうだ、まだやるか?俺はまだやれるが見たところお前はもう限界らしいが。」
なんて、俺ももう無理だ。レプリカでやっとだろう...慣れるまではしばらくレプリカでいいかな、副反応が強すぎて実用性の欠けらも無いからな...
「ははは...もう私じゃ君達には勝てないらしい、まさか時を止めれるなんて思わなかった。君ならもしかしたらもしかするかもしれない、どうだい?私を喰ってはくれないだろうか、君は本当に凄い人だ。まるで本物の救世主を見ているような感覚だ...私ももう長くない、私の持つ記憶と力、全てを君に託したい、ひとりの人間として。」
「...わかった...今俺はお前の魂の核を持っている、本当に喰っていいんだな?別に死ななくたって構わないんだ、俺たちの無実と、奴隷を無くしてくれれば。」
「それはできない...さぁ早く、私の息が...あるうちに...」
どうして、そこまで死に急ぐのだろうか...それにしても喰うのはこの腕だもんな。割ったら全てが入り、吸えば何割かを手に入れることができる、...と、本当に割るのか、これを。...まぁやるか、なんのために来たんだって話だからな。あとで文句なんか言うんじゃないぞ、王様。
「で、あんたが見てほしかった記憶を俺たち3人で...この記憶、なるほど。なぁ翔也、お前転移する時誰にあった?」
「帽子被った僕っ子に会ったけどそれがどうした?」
...非常にまずい、まさかあいつが神を束ねていただなんて。全ての上、十二体いる中の管理者の一体、[遊戯]の管理者...
「[遊戯]の管理者は…いや、チェタスだよ。遊びにきたよ、文也君。」
「お前...全ての元凶はお前か!あいつを遊び道具に使いやがって、人をなんだと思ってる!?」
「ただの道具さ、勘違いしないでくれ、僕も人間だ。管理者ではあるが人なんだ、まぁ寿命とか力とかは君達と比べたら遥か上だけども僕もただの人さ。そんなことより君達ここに来るのが少し早すぎる、僕の予想ではあと二、三回ぐらい天災を終わらしてからだと思ってたから...案外楽しかったよ。でも僕を倒してゲームクリア...とはいかない、そう簡単に僕のところまではこれはしない。さて、質問はあるかい?...へぇ、戦いに来るのか。わからないのかい勝てないって。」
「うるさい!人を道具みたいに使いやがって!そもそもどうせ二つの世界同士戦わせてるのもお前の暇つぶしのためか!?」
「当たり前でしょ?もうなんか習慣みたいな感じかな、今回で確か...何百回目?何年かに一回はやってるけど今回みたいに楽しいのは久しぶりだね」
「許さねぇ、お前を、俺は!」
「"超高圧電磁砲(レーザービームver. α)"!!」
「"雪月花"!!」
「レプリカ、飛ばすぞ!"ペインレスサイズ"!!」
これで勝てる気なんてしていない、ダメージが通るか通らないかぐらいは知りたい...!
「...ふぅ、もう満足したかい?そろそろ僕も行かなきゃならないんだ、それじゃあね。」
「待て!お前はこの俺が!」
「やめろ、翔也...俺は落ち着いた、今の俺たちじゃ勝てないのも悔しいが事実だ。それよりもまだするべきことがある...とは言ったものの俺はもう立つのもやっとなんだ、相手が自分からさよならしてくれるなら好都合だよ。」
「...へぇ、うん。なるほどね、それじゃあ僕は待ってるよ、君達と対峙するその時を。」
「あぁ、待ってろ。俺はもう一つの世界も救うさ、そのためにもお前を殺す。」
「...楽しみにしてるよ。ヒントって...欲しいかい?」
「いらねぇよ、もうわかってる。どうせお前と対峙できるのは相当後、お前の人形の記憶に入っていたさ。かわいそうに、お前に挑んだ救世主の1人なんだろう。ただ何年生きていたか知らんがやばい日数生きてたんだろうな、ほとんどを忘れていた。」
「そうか、それじゃあまたいつか戦おう。暇つぶしにはなってくれよ。」
...はぁ、まさかこれで終わりじゃないなんてな...それでもこれで俺たちが犯罪者扱いはされなくなるってことだ、確か王にはこの継承の指輪があったはず...うん、ついてるなこいつにも。よし、取れた、さてそれじゃあこれを...はめれたということは継承に成功したということだ。さぁ、改革を始めよう。
「なぁ翔也、レジリア、その...なんだ、ありがとうな。」
「まだやることがあるんだろ、終わってからでいいさ。」
「そうですよ文也様。」
「...そうか、そうだよな。よし、新たな国王の誕生だ、今までの政策ほぼ全てを切り替える。行ってくるよ、2人とも。」
新たなる一歩を刻む、ここが終着点じゃない。ここが...俺の本当の異世界転移生活だ!
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「あー!あー!俺さ、人前に立って話すのは苦手なんだ、それでもまぁ努力はするよ。俺がなんでここに立ってるかってさ、俺が新しい王になることになったからだ。それでも俺は異世界から呼ばれた人間なんだ、やることが終わったらすぐに帰ることになると思う。だからこそ俺たちが帰ってからも世界で平和に生きていけるようにしようと思ってる。この世界にある国はここ一つだけなんだ。だから王に凄まじい権力が集まる、でもそれでは独裁も可能となるんだ、だからこそ...」
...だとかなんとか話していたがまとめると
・奴隷撤廃
・汚職公務員全員解雇
・絶華族の地位向上
・高すぎる関税の撤廃
・辺境の村や崩壊した村に対する援助と兵の派遣
・宗教の自由
・そしてこれが一番大事偽王とラルカに対して傍聴...偽王は自殺、ラルカは何も知らないの一点張りというよりも記憶の消去に近いって翔也が言っていた。結局何を隠してあるかわからず終わってしまった、なんのためにここまでしたんだろうな俺は。
・etc
...と言った具合にすることが多すぎる、次の天災までに間に合わせないといけないのにも関わらず多忙で頭がいかれるから領土で国を分けてとりあえず五つほどの国を作った。そして俺は他にも転移者としてすることがあるから大体のことは戦帝に任せた、ラルカに関しては牢行きにしておいたが戦帝に記憶を見てもらったら納得してくれた。後は...話を聞かない4バカだな...
「おい文也!お前王様を...王様を!!」
「よくも、神はあなたを許しません、あなたは!」
「お前 ...見損なったぞ、文也。」
「僕も今回は同情はできませんね、殺しはしませんが罪は本当に償っていただきます。」
こいつら全く、何も知らないでバカみたいに喚きやがって...だが本当にあいつを倒して世界を救うにはこいつらとも協力しなくちゃいけないんだ。
「なぁお前ら、好き勝手言ってるけどよ、一度記憶を見てくれないか?そしたら納得するはずだ。丁度ここにいる翔也が弾なら用意してくれてる、なんならお前らを動けない状態にして弾丸を撃ち込むが...どうだ?お前ら、もう後には引けない状態になってんだろ?別に勘違いなら誰にだってある、今ならまだやり直せるんだ。この世界を救うには俺たち6人と別世界から来るあの3人と協力しないといけないんだ、なぁ。」
もう...ダメなんだろうか、どうにか協力し合わないとこれ以降の天災の度に俺たちだけで戦おうものならまず間違いなく身が持たない、ここでどうにか協力できるようにしないと。
「...最低限はやってやるさ、ただしまた変なことをしてみろ、今度はないぞ。」
「本当なんですか!?雷基さん!?」
「あなた、本気ですか!?」
「お前...裏切るつもりか!?」
「別にそんなことはないさ、ただこいつのやった政策は間違いなく前よりもいいものだ。だから少しは期待するよ、まだお前が罪人の可能性も捨て切れないからしばらく様子を見させてもらうよ。じゃあなお前ら、俺はそこの3人組の中じゃ紛い物だしお前らはまだ信用できない。だからどっかで仲間見つけての旅になるな...んじゃまぁ元気でな。」
...以外と話がわかってくれるやつだったな、雷基は。後は3バカの説得だ、まぁ今回は無理だろう...
「翔也、レジリア、それじゃあ行こうか。新たなる冒険に!」
「地の果てまで一緒です!文也様!」
「旅は道連れ世は情け...いいよ、最後まで共に歩もうか!」
嬉しいものだな...いい仲間ってのは!




