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ソウルイーターの救世主  作者: fatality
異世界転移編
20/162

禁忌の平穏





「いくら僕を食おうと試しても無駄さ!僕は君なんかに食われない!!それどころか君は消耗する一方!どうだい!?ソウルイーター、君は稀に強いやつにくっつくけれど今回もハズレらしいなぁ、と言うよりもう今回は意識すらないか!?」

「うるせぇんだよ人様の形になりやがって!思い上がるな!てめぇはただの厄災、禁忌なんかじゃあない!本当の禁忌はこう言うことを言う...黙示録を見せてやる!!!俺の命と魂、そしてこの世に繋ぎ止める鎖を糧とし禁忌の武具となれ!!来い、世界を試す最後の審判を下す権利よ我が手に集え!この世の終末を再現せよ!!"アポカリプス"っ!!!」

あいつが...俺の中にいるあいつがレプリカを出していた、あれ自体に何かを感じたが俺自身真似できるとは思わなかった、この世に繋ぎ止めるのが関の山のこの武器を振るう為にも今はただ全力で、

「世界に最後の審判を、己が罪をしかと受け止めよ、愚図が!!」

「何が罪だ、審判だ、僕に勝てもしないのに格好つけてそんなレプリカを!」

「偽物なんかじゃない、このアポカリプスは本物だ。しかと、受け止めろ。"ディザスタージャッジメント"!!!」

「...っ...まさか、そんな。嘘だ、こんなことって。あるわけがない、まだ僕は生きれるはずなんだ、あぁそうか。君は...はは、分が悪かったらしいね...」

なんのことだかさっぱりだ。だがそんなことどうでもいい、今はこの昂った感情の制御を...どうやらできそうにないらしい、後は...まかせ

「何投げ出してる、そら、早く目覚ませ。お前ならやれる、意識を飛ばさないように魂を定着させるんだ、今は相当に危険だ、意識を飛ばせばそれすなわち死を意味する。何があっても諦めるな、それと...ありがとな、最後の最後に面白いものを見させてもらって、俺の数万年...意味があったってものだ。そうだな、あのパンドラの箱...完全再現とはいかないがアポカリプスを呼び出すよりかはまだ安全だろう、それじゃあな。いままでで二番目に楽しかったよ、どうかこの世界だけじゃなく...他全ての世界を......ん...ぜ」

___________________________

いきなり痙攣が全身に起きたように体が震えた...でもそのおかげで起きれたんだ、感謝だな...そうだ、本は...全部読めたもんじゃない、壊してしまったか。まぁいい、俺の記憶にあるこの本の中身、これを地上に戻って......、そうか、もう、いないのか。楽しかったよ、短い間だったがな

「おい、文也と言う勇者はここにいるのか!いや、いるんだろう!今すぐ来い、さもなければこの女を叩っ斬る、ただでさえこいつは絶華族、いつ何時殺そうともいくらでも証拠のでっち上げなど」

「試してみるか?今ここでお前の首が刎ねられるのと、でっち上げのどっちが早いか、まぁ多分...今ならお前らなんか造作もない。」

まさか...こいつらに起こされたなんてな、やれやれ。いく先々で邪魔される、というよりもアポカリプス経由で喰ったあいつの魂が相当なものだったんだろう、あれも実質無機物だから...まだ、うん、精神的にはまだあまり来ない。

「貴様、俺を誰だと思ってる。俺をもし殺そうものなら貴様はこの国ではまともに生きれなくなるぞ。」

どうやらなかなかに上流階級らしいな、正直一瞬でなんて殺せないからビビって帰ってくれないかと願ったが面倒だな、戦闘になるとしたなら。

「今だお前ら!そこの女を連れて行けぇ!」

んなっ!?嘘だろ生きてる人間の気配はな...魔物だと!?スケルトン...!?

「てめぇらふざけやがってええええぇ!!!!!」

レジリアを持っていかれるのはまずい!だがそれよりも問題がある、ここでレジリアを取り返した後に魔物の襲来が始まると...いや考えるな!俺がこいつらを殺す勢いでぶっ飛ばす!!

「俺の怒りの臨界点はすでに越えている、お前らに与える慈悲も哀れみもねぇ。全ての厄災を詰め込んだこの箱、お前らにプレゼントしてやるよ。開け!"パンドラの箱"!!」

全ての厄災を詰め込んだとされるこの箱...雷、地響き、業火、洪水。パッと思いつくのはこの辺りだが極力俺とレジリアに被害がないものがいいな...、お前ら!?

「まさかこんなに早くのお目覚めとはな、お前も僕っ子なんてやめろよ気持ち悪い。」

「うるさいなぁ!先にお前から閉じ込めるぞ!?」

「まぁそんなわけだ、この箱、俺たちが出てくるおまけに厄災が来る時があるんだが...まあ必要ないだろ、ひさしぶりに暴れるか」

「えぇ、私の本気みせてあげるわ!」

「おー戻った戻った。」

「後で覚えとけよドカス野郎。」

「怖っ、後よろしくね、文也君〜!」

「さっさと助けてあげてここから離れなさい、歴史に残ってたはずなのにね、これがこいつら相手じゃなかったら。」

恐ろしい...いやそんな気持ちは微塵もない。心強い、感謝する。

「レジリア!逃げるぞ!!」

「わかりました!馬車乗っていてください、私操縦するので!」

「了解、任せたぞ!」

どうやらあまりに強大な存在を...出してしまったらしいな...。

「待ってください、何かいます。あれは...さっきの!?」

「いつの間に..."火炎弾"!」

「っ!?熱いじゃあないかクズ共!私のために最後まで働いてもらえるなんていい奴隷を持ったなぁ!?」

「何言ってんだお前、その右手に持った水晶が最終兵器なのか?そっから出るのはどうせ半端の魔法!何ができるって言うんだ!」

「わかってないなぁ君は、どうして僕が笑ってると思うんだ。君、あの化け物を呼び出しておいてこの世界でまともに生きれると思うなああぁぁぁぁぁ!!」

「救えない、お前は...本当に、頭がどうかしてるよ」

...何がしたかったんだ、一体。

「なるほど、勇者の1人文也様とその仲間は我らの敵ということか。」

「はい、あの水晶で見た通りです。あの者、初めから怪しいと目をつけてはいましたがまさかこの様な者とは。」

「あぁ、戦神である我らが君主の力を借りるまでもない、我では役不足になりえるかもしれんな。」

「バカにしやがって、一体どうして俺たちを...まさかその水晶、中継してたのか!?俺たちを!どうなんだ、お...なるほどな、いつ何時でもお前がそれで改悪しまくって見せてたわけだな。答えろよ、ラルカ!!」

まさかこんなところで、こんな形での再会なんて、まぁもう期待はしてなかったがどっちかというと疑問の解決のために会いたかった。どうしてそこまでして俺を蹴落とすのか、過去にソウルイーターに何をされたのか...を。

「貴様らに弁解の余地はない、そして...人権はたった今より我、戦帝の名の下剥奪する。さぁ、全国隅々までこいつらを逃がさんように手回ししろ。」

こいつ...今までのやつと全てが違う、こいつは一番面倒なタイプ、正義を貫き通すタイプだ。何を言っても聞きやしないだろうな、一度頭を冷やしてもらうか。

「抵抗も構わんがそこの女が荷物であることを忘れるな、我なら0コンマ数秒で首を飛ばせる、貴様とて2分はかからん。不意打ちも構わん、成功するといいな。それでもやるか、我と。」

「やるさ、レジリアは荷物なんかじゃあないからな、俺たちの力見せてや...レジリア、おい、どうしたレジリア!」

「言っただろう、人権を剥奪すると。我の言葉は戦神の言葉なのだ、我は代行者、貴様らを罰するために来たのだ、最初に釘を打つのは当たり前だ。もう一度聞こう、その荷物を持って我と戦うか?」

...くそっ、この世界の人権はなんなんだ。確か地下の本に何か...'全ては神の決めた道'...ただの宗教かと思っていたがこの世界は生まれながらにしてみなあの戦神とか言うのを信仰している扱い、この世界で自由に生きることは...違う!この国でだ!こいつら...よくも!!

「お前...頭おかしいよ、俺が正してやる。少なくとも...今よりはマシだと思う、こいつは荷物なんかじゃない、俺には応えてくれる。俺はそれまでレジリアを守りつつお前をぶっ壊せばいいだけの話だ!神の代行者だとか言いやがって、思い上がるのも大概にしろ!"バベルの塔"!!」

「...ほう、この勢い、上に連行されるだけでも相当に威力がありますね、私の鎧に傷がついた。それにこの怨霊、魂の嘆きというのでしょうか、中々に痛いものがあります、防御貫通とはなかなかにやりますね。しかし我には及ばん!戦帝を舐めるな!"コンセプションブレイク"!そして全ての強化効果を剥がした後にするこれを耐えれるのであれば我の右腕となる資格はある、受けろ!"ジ・ハードインパクトオオオオォォォ"!!!!」


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