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冒険者クエスト  作者: チョコミルク
剣魔学校入学~
81/87

73 不正?

こんばんは!中々投稿が出来ず、申し訳ございません。


評価等をしていただけると嬉しいです。


 決闘当日の朝、ハンスはFー2クラスにいる。

 流石に決闘当日だけあって、クラスメイトは放課後の決闘の話題で賑やか・・・ではなく、何時もの雰囲気で挨拶をし、お互いに普通の会話をしていた。


「なぁ、ハンス、放課後の訓練時に魔力制御のやり方を見てもらって良いか?」

「え、いいけどヨシュアは魔力量が少ないから、魔力量を増やす訓練を取り入れてなかったっけ?」

「そうなんだがよ、新しくウォール系の魔法を覚えたんだよ!ただな、発動するときに何かつっかえるような感覚があってな」


 ウォール系の魔法と言えば初級魔法の上位魔法で、魔法の属性によって様々な効果がある壁を作ることが出来る魔法だ。


「えっ、ウォール系の魔法って魔力消費が初級の中でも多かったんじゃ?」

「ふっ、聞いて驚け!魔法範囲を狭くしたら使えたんだよ!」

「なるほど・・・範囲を狭くね・・・その使い方もありだね。それなら、訓練の時に見るね」


 魔法の詠唱をしたら規定の威力がある、魔法が使える。

 熟練の魔術師になると、魔法制御がしっかりしてて威力や範囲を変えることが出来る。

 そんな熟練の魔術師達が出来るように、ヨシュアも範囲を狭める事が出来たと聞いて、ハンスは心の中でヨシュアの成長に嬉しさが込み上げてきた。


「頼んだハンス!」


「ヨシュアは相変わらずね・・・」


 そう呟くリリーニャはあきれた表情をヨシュアに向けている。


「仕方がないわよ、本人は魔法がこないだまで使えなかったんだから・・・・・・まさか、ハンス君の訓練で使えるようになるなんて、誰も考えてみなかったわよ・・・・・・」


 そう返すアデルは天井を見ながらしみじみと言う。


「そもそも、ハンス君はどうやって今のようになったか、気になるわ」


 ハンスの生い立ちが気になるデリス。


「でも、本人が秘密っていうんじゃしょうかないよ」


 ハンスをフォロー何処と無くするタルス。


「はははははっ・・・」


 ただ、ただ、愛想笑いしか出来ないで居る俺、ハンス。


「でも、感謝してるんぞ?ハンスのお陰で俺達はかなり強くなってきたからな・・・・・・1年も訓練してないのに・・・な」


 このクラスでリーダー的存在のブイエルは、これまでの訓練を思いだし、ブルッと震える。


「分かる!・・・いままでの家での訓練は何だったのかやら・・・意味はあったけど、ここまで実力が上がるのが分かる訓練は無かったわね・・・・・・訓練は地獄だけど・・・」


 そう、トトは言い地面に崩れ落ちる。


「ああっ、地獄だな・・・・・」


 トトが崩れ落ちるように、回りの話をしていたクラスメイトが崩れ落ちる。


「おはよう!さっ、出席をとる・・・ぞ?」


 タイミング良く教室に入ってきたキリシマ先生だったが、生徒の異変に気付き言葉をとめる。


「何をしてるんだお前ら?拾い食いして腹でも壊したか?」

「「「「「「違う!」」」」」」

「ん?違ったのか。ならどうしたんた?」


 キリシマ先生が気になるようで訪ねてくるが、ブイエルが答える。


「いえ、剣魔学校に来てからですが、ハンスの特訓を受けるようになって、目に見えて分かる程に僕らの実力が上がっているので、今までの家での訓練は何だったのかと思って・・・・・・と、同時に放課後の特訓が地獄なのをみんなと共感してました」


 放課後の特訓をキリシマ先生も手が空いたら見に来てはいる。

 いるが、参加はしてないし、ハンスのやり方に意を唱えることもせず、ただ見守っているだけだった。

 そんなキリシマ先生も特訓内容を思いだし、苦笑いをする。


「まあ、ハンスのやり方は効率良く、しかも濃密な内容で教え方に問題はないんだが、お前達が家でやってきた訓練も無駄じゃないんだ。もう一度だけ言うが、ハンス特訓は効率と濃密な内容が半端ではないんだ。悔しいが、教え方にやり方は俺達教師陣にも真似は出来ないんだ・・・・・・」


 そう言って、キリシマ先生も教卓に両手を尽き落ち込んでいる。

 そんな状況を見かねたハンスは


「まっ、みんな頑張れ」と応援するも、クラス中から帰ってきた答えは「「「「「誰のせいだ(よ)!!」」」」」だった。

 やっぱり仲が良いなみんな。



 その後どうにか出席を取り終え、次の学校行事の発表を行った。

 次の学校行事は実技テストと、その次の月には武勲際があるらしい。


 武勲際とはなんぞや?


 ※※※


【武勲際】

 全学年で行うクラス対抗のイベントで、内容は個人試合に始まり、チーム試合、クラス全員参加試合の3つが行われる。

 それぞれの3種目には商品こそでないが、商品は出るらしい。

 しかも、もらえる商品は種目ごとに違うようで


 個人試合

 一位 中級精霊石

 二位 タリスマン(魔力上昇附与)

 三位 力の腕輪

 チーム試合

 一位 中級精霊石(人数分)

 二位 力の指輪(人数分)

 三位 魔防の指輪(人数分)

 クラス試合

 一位 中級精霊石(人数分)

 二位 低級聖霊石(人数分)

 三位 低級魔力ポーション(人数分)


 っていうラインナップで、この中で欲しいと思える商品は精霊石くらいか・・・・・・。

 精霊石は何なのか?それはこの前、魔術学科の授業で出たな。

 精霊石の種類は大きく別けて二種類。

 天然か人工物かで、後は超級・上級・中級・低級のランクに分けられる。

 天然物だと、超級から低級まであるが、人工物だと中級から低級までしかないそうだ。

 そして、同じ中級と低級の精霊石だが、人工物の方が質は悪いみたいだ。

 精霊石の使い方は幾つかあるが、代表的なものと言えば、魔法の威力を増幅するために使われる。

 その他には、魔力事態を蓄積させることによって、自分の魔力を使うことなく魔法を使うことが出来る。

 そして、精霊石に精霊を宿すことが可能なのだ。

 まぁ、宿すと言っても精霊を使役する能力がないと無理なんだが・・・・・・。

 最近では火炎結晶等を使い、疑似精霊が出来ないか研究しているが、属性結晶自体が物凄く高価で流通自体が少ないため、なかなか成果は上がってないようだ。

 まぁ、詳しい話はまた今度にしよう。


 中級精霊石1つでもかなり効果な品物だが、その他の商品は・・・・・・何か微妙である。

 それは何故かって?自分で作れるからである。

 今はそこまで必要性を感じてないので、あまり作ってないが取り敢えず仲間やクラスメイト達に渡している分以外はおとなしいものだ。

 世界には俺以外にも作れる者がいるが、数は少なく余り市場に出回っていないのが原因で、戦闘や防犯のためのそれらの、附与された所謂マジックアイテムが原因で犯罪に巻き込まれる事を懸念しているため、ある程度自衛が出来る物じゃないと、装備しにくいのだ。


 附与出来る者が増えたら良いのにな・・・・・・。


「まぁ、武勲際の内容は以上だな。今回の武勲際期待してるぞ?」


 キリシマ先生の期待もだから分かるような感じがする。

 どれも高価で中々手に入らないものばかりだからだ。

 よく剣魔学校はそれらの商品を集める事が出来たな・・・・・・。

 出所は少し気になるところだ。


 そうして朝のホームルームも終わり、キリシマ先生がクラスから出て行こうかすると、不意にクラスのドアが勢いよく開かれる。


「間に合いましたか・・・失礼。キリシマ先生」


 そのドアから現れたのは、同じ剣魔学校の生徒の制服を着た生徒だった。


「んっ?お前は?確か・・・あ、ああっ、そうだったな・・・・・・」


 キリシマ先生はこの生徒が誰かわかったようで、ハンスを見た後この生徒に対して暖かいめを向ける。


 なんだ?あの生徒は?キリシマ先生がこっちを見た後やけに暖かい目をして見ているが・・・?


「おい、あれ、あの生徒はSクラスの・・・クシュムじゃないか」


 そう、誰かがそう言ったのが聞こえた。


 へぇ、あの生徒が俺に決闘を吹っ掛けてきたやつか。

 ん~っ、見た感じは戦闘がすごく強いって雰囲気じゃないみたいだが・・・・・・。

 どれどれ?


 ハンスはそう思いながら、決闘相手に【完全鑑定】を使う。


 名前 クシュム・ボルト・サーガ

 種族 人族 年齢 10歳

 魔法スキル【火魔法Ⅲ】【土魔法Ⅱ】【ティム魔法Ⅰ】

 常時スキル【剣術Ⅲ】【速さⅠ】【農業Ⅰ】【指揮Ⅰ】

【調教Ⅰ】【礼儀作法Ⅱ】


 ん~っ、能力はこのクラスで初期の頃だったら間違いなく強かったんだろうけど、今なら平均以下って言うか、下からトップ5位に入るくらいだな・・・・・・。

 スキル自体は普通の生徒よりは多いけど、それだけだよな。

 後は珍しいと言えば【ティム魔法】が使えることか、このクラスでも二人しか使える者がいない魔法だし。

 結局、Sクラスって言ってもそこまで実力は変わらないか・・・・・・。



 ハンスはそう思うが、まだまだ子供と言える年齢ではそこまで実力に差があるわけではないのは事実で、実力の差と言えば生活環境に個人の運動能力が関わってくる。

 ただ、ハンスがいるFー2で下から数えてトップ5位に君臨するクラスメイトは、もともと非戦闘職業を目指している者達で、余り戦闘訓練をしたことが無かったから、その順位にいるが、興味本意でハンスが行う特訓に参加した結果、その者達も相当にレベルアップしている。


「さっ、学課の準備しなきゃだな」


 そう、ブイエルが言うとおもむろに教室から出ていく。

 そして、クシュムの横を通る時にクシュムに「頑張れよ・・・・・・」と暖かい目で告げ出ていった。

 それを気にクラスのメイトも続々と学課に向け出ていき、やはり声をかけながら出ていく。

「骨は拾ってやる・・・・・・」「きっと、これから良いことがあるわ・・・・・・」「お前、ある意味凄い奴だな・・・・・・」等々。


 あれ、俺は応援されてないのに、何故あの生徒にはみんな優しいんだ?


 そう思い、俺も学課に向けて移動しようとする。


「な、な、何なんだ!このクラスは!私に、私にあのような同情の視線に言葉とは!何て失礼なクラスなんだ!」


 おーい、言葉遣い、言葉遣い。

 敬語なのかじゃないのか混じってるぞ~。


「まっ、決闘は本意で受けた訳じゃないけど、放課後かぁ・・・・・・お互いに頑張ろうね」


 そう言いながら笑顔を向けるハンス。


「そうだな、受けたものは仕方がないさ、ハンスもお前も死なない程度にな。大丈夫だとは思うが、特にハンスは無茶はするなよ?」


 最後に残ったキリシマ先生がそう言ってきたが、相変わらず苦笑いだ。


「はははは・・・・・・頑張ります?」

「ふざけるな!どいつもこいつも!!」


 あらら、怒らせるようにはしてなかった筈だが・・・・・・。

 それよりも、言葉遣い・・・とうとう敬語がなくなっちゃってるよ。


「知っているんだぞ!不正入学を始め、各種学科での不正に出席扱いにし、試験でも不正をし首位になったことを!私は不正は絶対に許さない!!今日の放課後首を洗って待っとけ!」


・・・・・・はい?不正?それは何ぞや?

一体何の勘違いだ?


 

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