64 剣魔学校ダンジョン 探索
仕事が忙しくかなり不定期な更新となっており、申し訳ございません。
ブックマーク登録と評価をして頂けると嬉しいです。
誤字脱字や文章が幼い所があります。
Σ(ノд<)・・・。
・・・と、という事で、此れからもよろしくお願いいたします。
ダンジョンを入ったハンスだったが、その足は止まることになった。
「学生ですね。ダンジョン探索許可書を確認します」
剣魔学校の先生と思われる人物に声をかけられる。
「ここで、許可書を確認するんですね」
「そうです。この扉を越えればダンジョンエリアに入るので、ここで受付をしているんですよ」
そう会話をしながら許可書を出すハンス。
「・・・ランク6・・・そ、そうか・・・君がハンス君か」
「えっ?」
「い、いや、何でもありません。ここからダンジョンエリアになります。気を付けてください」
そう言って許可書を返してくる。
何だったんだろ?何かやらかしたか?
ハンスはじろじろ見てくる人物に、違和感を感じながらダンジョンエリアに入っていく。
ハンスの目に入る光景はザ、ダンジョンとも言える洞窟が広がっていた。
このダンジョンもバルベリアさんが創ったダンジョンと同じく、明かりが無いのにダンジョン内は真っ暗闇ではないようだ。
外と比べると薄暗いのだがこの位なら探索するのにはあまり問題
はない。
「確か一階に出てくる魔物は、ホーンラビットにジャイアントバット、キラーセンチピードだったか・・・他にも居そうだな」
そう呟くハンスだったが、それは正解徒も言えた。
試験に出てきたジャイアントバット・キラーセンチピード・ホーンラビットの3匹は生徒の実力を見るために選ばれた魔物なのだから。
実は剣魔学校の事務の方に行けば、探索されている所の地図や魔物の種類なら知ることが出来るのだが、理事長や先生達はあえてその情報は教えていない。
ダンジョンに潜るものは、その位の情報は自分で気付くべきと理事長によって決められたのだった。
「んっ、この先に魔物以外にも誰か居るな」
ハンスの探知に引っかかったのは魔物と冒険者と見られるパーティーだった。
その場所に近づいていくハンス。と言っても一本道だから進むしかないのだが・・・。
「こんにちは。手伝いは必要ですか?」
そういうハンスだったが、見るからに魔物との戦いに苦戦するようなことはないみたいで、この言葉はただ聞いただけでもあるのだ。
そうしないと、相手の探索者に要らぬ警戒心を植え付けるだけと、昔、父のオールドに教わっていた。
その甲斐もあってか
「んにゃ、大丈夫だ。時期に終わる。ちょっと待ってろ」
そう言って戦士風の冒険者の男は仲間の冒険者に目で合図をする。
「アイスバレット!」
合図をもらった魔法使い風の冒険者は手に短めの杖持ち、その杖をを掲げ魔法を詠唱した。
魔法使いの魔法がキラーセンチピードにあたり、キラーセンチピードの体を爆散させ、魔物の体が黒い靄に変わりドロップアイテムを落とす。
それを拾う戦士風の冒険者。
「ナイス魔法!お疲れさん」
戦士風の冒険者は仲間の魔法使いを労う言葉をかける。
「このくらい問題ないさ」
その言葉通りに何でも無かったように、杖を下ろし辺りを警戒する。
「結局、この階に戻ってきたけどこの階では私は必要ないのよね・・・」
この戦闘では出番が無く残念な様子の僧侶風の冒険者が、そう言って深いため息をはく。
「そう言うな。下の階ではかなり活躍したじゃないか」
「そうだけど・・・」
「ははは、それよりも。ボウズ待たせたな」
仲間内の会話も一段落がついたのか、魔物のドロップ品を体が大きな冒険者に渡しながら、ハンスへと声をかけてくる。
「そんな、全然待ってないですよ。戦闘お疲れ様です」
そう返事をするハンスに、戦士風の冒険者は辺りを見回す。
ハンスは今までのダンジョンの地形ならスキル【万能マッピング感知】で頭の中に自動的に地図を作り出すことが出来る。
また、その地図上でスキル【万能感知】を併用して使うお陰で魔物はおろか目の前にいる冒険者のパーティーの情報まで詳しく分かる。
更に、スキル【万能感知】は未だ進んでないダンジョンもどんな魔物が居て、誰が居るのか分かるのだった。
そんなハンスのスキルではこの辺には魔物はおろか誰も人が居ないことは分かる。
なので、魔法使い風の冒険者と戦士風の冒険者が辺りを警戒するのが分からなかった。
「どうしたんですか?」
「ん?ああ、魔物を倒した後ほど気が緩み魔物の戦闘にミスが出るんだ。だから、どんな時も警戒はするんだよ」
そうか・・・確かに冒険者さん達のスキルには察知スキルも探知も無いみたいだから、常に警戒を怠らないんだ・・・それに比べて、俺は昔から色んなスキルがあって、色んなことが出来るようになってからかそこら辺の常識が少し疎いのを改めて思い知らされるな・・・。
※※※ハンス様それでしたら、スキルの補助を最低限にすることも出来ますが?※※※
神格・・・どうしたらいいと思う?スキルは確かに万能だけど、それじゃ俺自身のスキル無しの能力が
上がらないんじゃないかと思って・・・。
確かに、体力や力などの身体能力はかなり強くなって、各種耐性も相当に高くなったけど、前に居る冒険者みたいな、スキル無しでも周りを警戒する能力はスキルに頼りまくった俺には無い能力だよね・・・。
※※※確かにこれまでは、身体能力と各種耐性スキルにその他のスキル向上に時間をかけてきました。これからはハンス様の素の能力の向上も視野に入れ、スキルを調整していきます※※※
ん、ありがと神格やはり頼りになるよ。
※※※これからのスキル調整として、今のハンス様の各スキル・能力を10分の1に抑えます。よろしいですか?※※※
・・・いきなり全スキルと能力を10分の1にするのね・・・相変わらず神格は頼れる半面、厳しいよな・・・。
えっと、神格さん、神格さん。それはどのくらいの強さになるのかな?
そのままで、このダンジョン探索して大丈夫なの?
※※※ハンス様の能力を10分の1にしたとしても、クラスメイトよりは圧倒的に強いのは分かります。何ならもう少し能力を下げても問題はないかと思いますが、このダンジョンはハンス様が未探索なため、保険をかけてその数値にいたしました。どうされますか?※※※
あ~10分の1でもか・・・それなら、もうちょっとだけ低くてもいいかも。
その方が、訓練の意味はないから。
※※※了解いたしました。スキル及び能力の弱体化を開始いたします・・・・・・完了いたしました。
これより、弱体化の状態になりますのでダンジョンの探索には注意してください※※※
神格の言葉通りにハンスの体にはかなりの負荷がかかったように、かなりの虚脱感が襲う。
「うっ・・・これは、なんとも言えないな」
周りからすれば、急に体調が優れなくなった様にも見えハンスの前に居る冒険者に気を使われる羽目になる。
「お、おい!どうしたボウズ。何処か体調でも悪いのか?」
心配してくれる戦士風の冒険者。
「だ、大丈夫です・・・ちょっと、いろいろありまして。ははははっ」
ハンスの変わりようからか、何処となく魔法使い風の冒険者と、僧侶風の冒険者がハンスを凝視している。
「本当に大丈夫かよ?」
戦士風の冒険者はハンスが心配なのか、気になるみたいだ。
そんな戦士風の冒険者に魔法使い風の冒険者が一歩前に出てくる。
「ほ、本人が大丈夫って言ってるから、きっと問題ないさ」
そんな魔法使い風の冒険者を見て、僧侶風の冒険者は慌てた風に言葉をかけてくる。
「そ、そうよ。ほら、さっさとダンジョンを抜けるわよ!」
そんな、仲間の変わりように多少の疑問を浮かべる戦士風の冒険者だった。
「ど、どうしたんだ?急に?ボウズ、ここは危険なダンジョンだ。無理と思ったらすぐにダンジョンを出るんだぜ?」
「ありがとうございます。気を付けて探索をします」
「何も出来ないが、頑張れよ!」
「いえいえそんな!ありがとうございます」
そうして、ハンスと冒険者パーティーは分かれハンスはダンジョンの奥に、冒険者パーティーはダンジョンの外に向かって進む。
少し経って、お互いの距離も空いた時に、魔法使い風の冒険者と僧侶風の冒険者は深く深呼吸をし二人で話し合う。
「ふーっ・・・マジで何者だって・・・」
「同感よ・・・どう理解して良いか分からないわ・・・」
「全くだ・・・」
そんな話が気になったのか戦士風の冒険者が話に加わる。
「おい、そろそろ話してくれないか?どうしたんだよ一体・・・」
そんな戦士風の冒険者に冷たい目をする二人。
「「・・・・・・」」
「なんだよ?その目は・・・何かしたか俺?・・・したのか?」
「キールズはさっきの子どう思うわけ?」
キールズ・・・戦士風の冒険者に向けてそう言った僧侶風の冒険者。
「どうって、体調が悪そうだったから心配はするのが普通だろ?」
「あのな、キールズあの子供見た目以上に実力は相当なもんだぞ?さっき感じた魔力の量だけなら・・・俺よりも上なはずだぞ?」
「は?バミュエスよりも上だと?そんなまさか・・・バミュエスお前の魔力量は未だに増え続けてるんだろ?」
バミュエス・・・魔法使い風の冒険者は神妙な顔つきになる。
「しかも、その魔力が・・・なんて言ったらいいのかしら・・・そう、体調が悪くなって様に見えた瞬間に、一気に無くなったのよ・・・」
「何言ってるんだ?ルミナの言っている意味が分からないんだが・・・」
ルミナ・・・僧侶風の冒険者は少し考え。
「人に流れる魔力は、一般の魔力持ちなら、バミュエスと私が使えるスキル【魔力察知】で分かるのよ・・・それは知っているわね?」
「ああ」
「で、あの子なんだけど【魔力察知】で見てたら一瞬で魔力量が無くなったのよ・・・ある程度は体に流れる魔力量は隠せるけど、そうじゃないの隠したんじゃなく、無くなったの。しかも、空気中には一切魔力を放出せずによ?」
「えっと、すまん。専門的なもんはよくわからねぇ」
「簡単に言うとだな、何らかのスキルで自分の魔力を無くしたんだよ」
「・・・何でだ?要は魔力量だっけそれを自分で低くしたのか?」
「・・・まぁ、そうだけれども・・・その行動はどういった事か分かるか?」
「・・・・・・自分の魔力に制限をかけたの・・・か?」
「正解よ。だけどここは何処だったかしら?」
「ダンジョンだな。そこは俺でも分かる」
「正解よ・・・そのダンジョンで制限をかける意味が分からないのよ・・・普通、ダンジョンには一獲千金を目指す者、依頼を受けてやってく来る者、自分を鍛えるために来る者様々よね?あえて制限をかけえて挑むようなとこじゃないわ・・・自分を鍛えるため?それが近いように見えるけど制限をかける必要はないわ。だって、自分の実力に合ったとこで鍛えればいいだけよ・・・」
「・・・そうだったのか・・・そう言われるとそうだな・・・」
そんな会話がハンスの知らない所であっていたのだった。




