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冒険者クエスト  作者: チョコミルク
剣魔学校入学~
72/87

違った日の1日(コクセキ・ハク)

仕事が忙しくかなり不定期な更新となっており、申し訳ございません。




ブックマーク登録と評価をして頂けると嬉しいです。




誤字脱字や文章が幼い所があります。


Σ(ノд<)・・・。


・・・と、という事で、此れからもよろしくお願いいたします。

「なぁ、ハク」

「どうしました?コクセキ」

「ハンス様に貸していただいた、この薬学ノートはハンス様の祖母のミト様の手作りだったよな?」

「そのはずですよ?どうかしましたか?」

「見てみろこのページ。このページから薬草だけでなく、動物や魔物からとれる素材まで詳しく書かれてるんだ」

「本当ですね!あっ、でも、この素材はこちらの素材に似てるから間違うなとまで書かれています」

「そうなんだよ、全くすげぇお方だなミト様も」


 コクセキやハク達が居る場所はマギシャル第7森林だ。

 ハク達の目的は食料調達に錬金や薬学それに、鍛冶等の素材集めで、後何日か掛かればこのマギシャル第7森林の中は粗方探索し終える。


 森林というだけあって、広大な樹林が広がっていたが初日はハンスの分身が着いてきたためかなり早いペースで探索を進められていたが、分身が抜けてからはそのスピードは目に見えて分かるように落ちている。


 探索部隊は初め分身4号とコクセキにハクの3人だったが、次第にゴブリンのゴーダが加わったり、更にその後には追加のゴブリンでゴブタにゴゴが加わった。

 そして、最近だがウッドウルフのライフ、モヒート、バッカスの3匹とキラーエイプのジンキラーが部隊に加わり一気に人数が増えた。


「見てみろ、あそこにセキメから頼まれてる薬草があるぞ!」

「あら、早速何株か残して頂きましょう」


 最早薬学ノートを読み尽くして、植物に詳しくなった2人は傷を癒すポーションの素材に使われる、キャプル草を見つけた。


「知っているっすか?たまにここにでで来るガララヘビは、かなり強い猛毒があるから噛まれたら酷い目に合うっすよ?しかも、そいつの素材が高く売れるらしく、倒すときは胴体は避けて攻撃するっす。そうすれば毒線や毒袋を傷付けないっすから。そういった風に、キチンと売れる箇所や食べる箇所を考えて倒すと、夜の俺達の食事も豪華になるんすよ」

「ゴ、ゴブゴ!」

「ゴグァ?」


 グシャ


 そして、ゴブリントリオにキャプル草を踏まれ傷物にされた。


「「あっ・・・」」


 2人はキャプル草が踏まれていく様を見届けるしか出来なく、通り過ぎていったゴブリントリオを睨み付ける。


「ゴータ・・・」


 それはハクの低い声。

 その声にはかなりの威圧が含まれ、その声を聞いたコクセキでさえ一歩下がるほど恐ろしかった。


「ハ、ハクさ、さん。ど、どうしたっすか?」


 ゴータ本人は、威圧された状態で名前を呼ばれた経歴が分からず、全身に冷や汗をかき返事をする。


「ゴゴ達にガララヘビの事を教えるのは、大事なことで非常に有難いですが、今貴方が通った場所に生えていた薬草がどんな物かは分かりますか?」


 ハクの顔は笑顔だ。ただ、目が笑ってなく、威圧はそのままで。


「や、薬草・・・?え、えーっと・・・その、苦い草すか?」

「んっ?苦い草?」

「い、いや。その薬草様っす!」


 もう、こうなったハクは恐怖でしかない。

 因みにコクセキは更に2・3歩下がり退避している。


「そう、その薬草はキャプル草と言って、セキメから買取り額が高騰しているからって販売先から依頼があった薬草よ・・・まさか出発前に伝えたの忘れたのかしら?それとも、興味ないかしら?」

「わ、忘れてないっすよ!思い出し・・・ち、違うっす!覚えてるっすよ?き、興味?食事の次にありありっす!」

「へぇ、だったら何故、そのキャプル草は踏み潰されてるのかしら?」

「あ、あれ?ほ、本当に潰れてしまってるっす・・・すみませんっす!以後気を付けるでありますっす!はい!」

「本当ですか?」

「も、勿論っす!そ、そうっす!無事なキャプル草はお、俺が採取するっす!」


 そこからが早かった。

 ゴータが出来る限りの速さで、採取を行った。


「ハ、ハクさん。完了したっす!」


 ゴータの握られていたキャプル草はただ、力任せに千切られており、ポーションの素材としては粗悪品の状態だった。


「ふっ!」

「グベラァ!」


 ドガッ!


 キャプル草の状態を見たハクは華麗にそして、綺麗にゴータの腹に蹴りを入れる。

 そんな蹴りを入れられたゴータは何メートルも吹き飛ばされ、木にぶつる。


「ゴブタ!ゴゴ!ライフ!バッカス!モヒート!ジンキラー!ちょっと良いかしら?」

「「ゴブ!」」

「「「ワフ!」」」

「ガゥ!」

 6匹の行動も早かった。

 名前を呼ばれるや否やハクの回りに集まり、ゴブタとゴゴは直立不動の体制で、ライフにバッカスとモヒートは伏せの状態。

 そして、ジンキラーは土下座の状態となった。

 ハクと言ったらそんな事は気にもせず話の続きをする。


「ゴータが採取したキャプル草もですが、基本は薬草は傷を付けてしまうと、粗悪品になり価値は大幅に下がります。良いですか?採取するときは根も大事なので気を付けてください」



 というそんな事もあり、ゴータの犠牲?により着実に探索部隊のメンバーに薬草などの採取の仕方を着実に教えることが出来ている、ハクとコクセキだった。


「そ、そりゃないっすよ!」



 ゴータが探索中にダメージをおってから数時間が過ぎた現在は、ウッドウルフ達3匹によりいろんな薬草の採取がかなり捗っていた。

 特にモヒートが薬草の掻き分けが得意みたいで群を抜いて、発見率が高い。

 だが、薬草を採取する事は出来ないので、代わりにハクやゴゴが行っている。


 コクセキ部隊(採取・後方警戒)

  コクセキ・ゴブト・バッカス

 ハク部隊(採取)

  ハク・ゴゴ・モヒート

 ゴータ部隊(討伐)

  ゴータ・ライフ・ジンキラー


 これが今の俺達の班分け何だが、正直ハンス様の分身が抜けた今は探索と採取の効率は落ちちまったが、バッカスの魔物の探索能力が延び始めたのは予想外だった。

 モヒートに関しては植物の掻き分けの能力が延びはじめて、大分素材が集まってきている。

 ライフに関しては、スピードを生かして魔物を蹂躙してるしな。

 何気にゴゴとゴブトが器用で採取をキチンとこなしてるのも助かってる。


 正直、ジンキラーを討伐班にしてみたが、ジンキラーが戦闘に加わる前にライフとゴータが魔物を倒しているから、戦闘では役に立ってないが、コイツは力はあるから倒した魔物を荷台に乗せ運ぶ役割をしてもらっている。


 ゴータのアイテムボックスは直ぐに一杯になるから、こうでもしないと魔物が運べやしねぇ。

 ハンス様から頂いた緑のポーチは採取用で使ってるし、そんなに大きな物は入れられねぇからな。

 だが、このポーチが有るの無いのじゃ全く効率が変わってくるから、かなり重宝している。


「ウォン!」


 おっと、さっそくバッカスが魔物を見つけたようだ。


「バッカスさん、どっちっすか?」

「バゥ!」

「了解っす!ライフ、行くっすよ!」

「ウォン!」


 ゴータの良いところは魔物の言葉が分かるとこと、リーダーシップがかなりあるところだな。

 他の仲間の魔物の指示も的確に行っているとこは、流石バルベリア様の所で修行をしただけはあると言える。

 だが、通常は馬鹿な所があって良く皆からツッコミを入れられているが、何か憎めないんだよな・・・。

 そこはハクも分かっているようで苦笑いをしているが。


 そして、今ゴータとライフが向かっている場所にはビー種。

 つまり蜂の魔物がこちらに向かって来ていた。

 数は3匹と少ないが、この魔物の厄介な所は噛み付きに、ビー種の種類に応じて毒や麻痺等の攻撃を仕掛けてくるところだ。

 大きさは大体30㎝と大きくはないが、飛行しているから此方から攻撃が当てにくいのが倒しにくい魔物だ。

 ビー種に限らず空を飛ぶ魔物は、強さは別にしても厄介な相手になる。

 一般な倒し方と言えば、此方を攻撃してくる時に攻撃を合わせる、まぁカウンターでの倒し方と魔法や弓などの遠距離攻撃のみな訳だが・・・。


「ライフ行くっすよ!」

「ウォン!」


 ゴータはライフとタイミングを合わせ、ゴータはビー種に近付き


「ガァァァァァァァッ!」


 おもいっきり雄叫びを上げる。

 辺りはゴータの雄叫びのせいかビリビリと空気が振動していた。

 ビー種に至っては、此方に向かってくる勢いのまま地面に落下してくる。

 ライフはタイミングを合わせ落下していくビー種に対して一匹、また一匹と胴体を噛み砕いていく。


「最後は任せるっす!」


 最後の一匹はゴータの鉄拳とも言える殴打によって絶命した。


 ・・・ま、まぁ、こんな風に空を飛ぶ飛行系の魔物を倒すものも居るが・・・。

 取り敢えずゴータがやった雄叫びは、ゴータ自信が取得しているスキルの【咆哮】というスキルに、もう一つのスキル【威圧】を

 同時に使用したものだ。

 スキル【咆哮】は雄叫びを上げるというただのスキルだが、レベルが上がるにつれ雄叫びが聞こえる範囲が広がるだけのスキル。

 それに今回の戦いで最も重要だったのが、スキル【威圧】。

 スキル【威圧】は格下相手に対するスキルで、効果は怯みや混乱それに怯え等を与える。

 言わば、行動阻害系のスキルだった。

 普段のスキル【威圧】は使う者の周辺のみのスキルだが、スキル【咆哮】と組み合わせたことによって、その範囲は段違いに広がる。

 結構役に立つスキルとも言える。

 ただ、その時のゴータの行動はコクセキ達にしてはデメリット徒も言えた。


「あーあ・・・」

「やらかしましたね・・・」


 そう呟くコクセキとハク。

 ゴータが何をやらかしたのか、それは広範囲の威圧によって魔物や動物が逃走したであろうと予測できたからだ。

 コクセキ達はマギシャル第7森林を探索してきた経験からだが、ここに出てくる魔物はそこまで強くない魔物ばっかりだったため、ゴータの威圧で居なくなった。

 そう思い深いため息をハク2人だった。


 その後数時間が経ったがやはり魔物や動物と会うことはなく、採取のみを行い更に時間が経ち拠点へと帰り着く。

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