63 ダンジョンに向けて
仕事が忙しくかなり不定期な更新となっており、申し訳ございません。
ブックマーク登録と評価をして頂けると嬉しいです。
誤字脱字や文章が幼い所があります。
Σ(ノд<)・・・。
・・・と、という事で、此れからもよろしくお願いいたします。
「ハンス様!」
朝になり自分の寝室がある2階の部屋から降りてきて食道へと向かう最中にコクセキに呼び止められたハンス。
隣にはハクまで居るので探索チームに何かあったのかもしれない。
「コクセキにハクおはよう。どうしたんだい?」
「「おはようございます」」
「ハンス様、ちょっとした問題がありまして・・・。私達が活動しているマギシャル第7森林が間も無く探索が完了するのですが・・・再度、マギシャル第7森林の探索の仕直しをしても動物や資源の確保で数を稼げなくなってしまいます」
「それは困ったな・・・場所を変えないといけないのか・・・他の所も探索して魔物や動物出来れば資源の確保が出来るとこがあれば良いんだけどね・・・」
「コクセキにハクはギルドに顔だしてる?そう言った情報はギルドに良く集まるみたいだよ?この前授業で習ったし」
「確かにギルドには行ってませんでした・・・この後立ち寄ってみます」
「そのついでに報酬とかが良い依頼があったら受けてみたら良いんじゃないかな?」
「成る程・・・分かりました、クエストの確認もしてきます」
「うん、お願いね。第5森林も魔物が多いみたいだけどメルガイに近いせいか他の冒険者が多いみたいなんだよね。それだと余り旨味がないからね」
「そう言えばライフ達はどんな感じ?」
「ライフにバッカスとモヒートは十分に頑張ってくれてますよ。特にバッカスの魔物や動物に関して索敵能力はうちら以上で、モヒートに関しては植物系の採集素材の索敵がかなり高いですね。因みにライフはスピードタイプの戦闘特化型見たいで魔物を見つけるや否や、気配を消し瞬殺してますね」
「本人に頼りになるね!ジンキラーは問題ない?」
「ジンキラーは体力と力はあるのですが、スピードが無く今のところ戦闘面では今一つ役には立ってないみたいです。ジンキラーが攻撃するまでに魔物は駆逐されてますからね・・・。ただ、動物の捕獲の方は彼が居ないと大変です」
「なるほど・・・そしたら探索組は問題ない?人員不足とか?」
「正直ですが、仲間が増えたこともあり食料の調達が間に合わない所があります。まだ、魔物の素材を売ったお金で何とかなっているみたいですが・・・農作物の収穫が始まれば改善されるでしょうが・・・それまでギリギリですね・・・」
「確かにいきなり増やし過ぎたな・・・今度の休みの日にギルド登録している聖魔人達と俺で今まで行ったことがある町に戻って報酬の良いクエストを受けてみる?」
「それはいい考えですね!」
「ギルドがある町っていえば・・・。故郷のコープルに都市プルツ・アリアル町・都市ノボノ位か・・・待てよ?ラザト村の先にはレイブンの町があったよな・・・最悪いい依頼がなかったら行ってみてもいいかも」
ただ、ラザト村にはあまりいい感情はないんだよな・・・。
誘拐事件のせいで・・・。
「そういえば、剣魔学校が管理しているダンジョンに挑戦できるようになったんだった・・・。そこで何かしら稼げるなら良いんだけどな・・・」
「難しそうなんですか?」
「素材の売却としても挑戦できる階層にはランクの低い魔物ばかり見たいなんだよ、せめて数をこなさないと稼げないかもしれないいんだ。まぁ、行ってみないとわかんないけど・・・」
「いつ頃行く予定ですか?」
「今度の休み・・・予定が被るな・・・どっちか分身に任せるか?」
「大丈夫なんですか?初めてのダンジョンに行くのに分身の数減らして・・・」
「悩むところではあるね・・・」
そう言いながら三人は食堂に来る。
食堂には他のメンバーも居り今話した内容を伝えた結果、ソウシュ・セキメ・ハク・コクセキで各町や都市のクエストを受けに行き、ハンスは一人でダンジョンに向かうことになった。
当日は各場所へはハンスが送り迎いをするのみで大丈夫になった。
そうすると聖魔人はそれでいいとしてゴータやライフ達の魔物が余ってしまうことになる・・・。
まぁ強制で奴隷達を引率に魔物達を連れてクエストに向かわせるのも、鉱物等の採取に向かわせても良いという話になった。
そこで、奴隷たちもギルドに登録させてみては?と話が上がり、今日これから奴隷達に話をし登録に行かせることが決定した。
ただ、【神格】が言うに、登録時に主人であるハンスが付き添いをしないといけないみたいで分身2号を向かわせることにし、朝食を食べ終わり剣魔学校へとハンス本人は向かう。
剣魔学校での一日は実に平凡?な一日だった。
朝にはホームルームがあり、そこでは全員がダンジョンランク取得ということで担任のキリシマ先生からの簡単な注意事項のお話があった。
俺から見てもそんなキリシマ先生は何処か嬉しそうにしていて。
クラスメイトが聞いたら何でも、ダンジョンの許可が認めた数が一年生のどのクラスよりも多かったことが原因だった。
因みにだが、2年生・3年生達の冒険科等では普通にダンジョンに入ったことがあったり、魔物との戦闘自体の経験者が多かったのでそれなりに許可をもたえたチームは多かった。
キリシマ先生に戻るが俺達のF-2は剣魔学校の最底辺のクラス。
そんなクラスが1年のクラスの中で最も多くの許可をもらえている事が凄い事だった。
これが2年の終わりになると話は別になるが、入学したての生徒にしたら優秀との事で、戦闘面ではFクラスの中には収まらないのだとか。
そんな事を言われたクラスメイトもかなり嬉しそうにしていた。
勿論俺もその中の一人だったりもするがな。
ただ、そんな嬉しそうなクラスメイトに新たな試練が与えられることになるとは・・・。
その試練は、キリシマ先生からの一言に始まった。
「本当によくやっているよ、放課後の特訓の成果のおかげということだな。その調子で2か月後の各学科の試験も期待しているぞ?」
「「「「・・・・・・」」」」
一斉に時が止まったようにクラスメイトが固まる。
あ~・・・これも一種の時空魔法なのか?
そんな風にハンスが思えるほど皆が皆固まっていた。
「ん?ま、まさかとは思うが、お前ら・・・忘れていたのか・・・?嘘だろ・・・?」
流石のキリシマ先生も少し動揺している。
「やべー!完璧に頭から消えていた!」
「わ・私もよ・・・」
「武器術学科はハンスのおかけで大丈夫だけど・・・その他は・・・」
「私なんかその武器術学科に入っていないから・・・どうしよう・・・」
「た、確か実技に筆記の二つだよな・・・?」
「今回は赤点を取らなければ・・・授業の復習・・・全く出来ていない・・・だめかもしれん・・・」
等、先ほどとは全く違う状況だがF‐2のクラスは騒がしくなることとなった。
ただ一人を除いて・・・。
「どうしたんだ?みんなは何でそんなに慌てているんだ?」
そう言ったのはハンスでその言葉に反応するブイエルだった。
「逆に何でハンスはそんなに落ち着いているんだ・・・。試験だぞ?ダンジョン試験とは全く違うんだ!今回は実技は勿論のこと筆記もあるんだぞ?」
「それは知ってるよ。そもそも筆記試験って言っても、ただ授業で習ったことが試験に出るだけだろ?」
「馬鹿、授業で教わっただけとはそんな簡単なもんじゃないんだ。授業で習った事を全ては覚えてねーよ!大体、その授業の中から何処が出るかも分らんのに・・・ああ、まぢでどうするか・・・赤点は取らない自信はあるが、それ以上となると・・・」
「ん・・・ちなみにブイエルはどの学科を選んでるの?」
「俺か?俺は武器術、礼儀作法、商業術、情報技術だな。礼儀作法以外ではハンスと同じ学科なんだぞ?授業で顔合わせているし。知らなかったのか?」
「いや、その学科で一緒になるから知っていたんだけど、その他の学科をしてるかわ知らないからね・・・」
「そういえば、そうか・・・って、どうしたんだ?学科なんて聞いて?」
「放課後の特訓の時間を少し減らして学科の復習を手伝えないかと思ったんだけど?」
「気持ちは嬉しいが、俺の学科のためにみんなの特訓の時間を減らすわけにはいかないよ・・・。まぁ、試験が終わるまで出席率が下がるけどな・・・」
「そっか~特訓中止にする?」
「俺はやむを得ないと思うが・・・みんなはどうだ?」
そうブイエルはクラスメイトに訊ねる。
「そうね・・・わたしもそれで大丈夫よ」
「俺もだ」
結局、試験終了までの間放課後の特訓は中止となった。
「それにしても、ハンスは大丈夫なのか?」
「んっ、何が?」
「何が?じゃなく試験だよ。学科試験」
今はいくつかの学科も終わり昼休みだ。
昼飯を食べるため今は教室へと戻ってきたハンス。
そんなハンスに同じクラスメイトのタルスが声をかけてくる。
「学科試験かぁ・・・授業で出た範囲なら問題ないかな?それ以外だと分かんないけど・・・実際に授業の内容以外が出るとか?」
「いや、それはないと思うよ?今はまだ基礎の繰り返しだけど、これからはどんどん授業内容が難しくなるなら・・・そう考えるとね・・・」
「まぁ、学科はどうしても難しいってイメージがあるからな」
「因みにハンスはどうやって勉強をしているんだ?」
あーどうするかな?普通に『神格』を復習しているなんて言えないしなあ・・・。
「どうしたの?ハンス考え込んで」
「ん~っ、家に帰ってからの授業の復習をしてるだけよなぁ~と思って」
「家に帰ってからの復習って、放課後の訓練をした後ってことだよね?」
「そうだよ?」
実際に授業の復習は家に帰ってからしかしてないもんなぁ・・・
「はぁ、もしかしたらハンスはそっちの方も天才なのかもしれないな」
タルスは何をいってるんだ全く。
日頃から『神格』が厳しいだけのような感じがするが・・・
※※※ハンス様のためです※※※
「ははは、普通だよ・・・」
「はぁ、ハンスはハンスだったか・・・」
「ん?どう言う意味?」
「規格外って言う意味だよ」
解せぬ・・・俺は普通だよ?人よりも努力してるっては思うけど?
そうこう話ながら昼食を済ませ、昼からの学科も始まり時は過ぎていく。
今日一日の剣魔学校の授業も終わり、ハンスは学校の裏にあるちょっと頑丈な建物の前に来ていた。
この場所には学生と見られる人がちらほらと居て、それ以外には冒険者風の人達がその建物から出てきたりしていた。
「さて、中はどんなになっているのやら」
そんなハンスの呟きと共に、建物の中に入っていくのだった。




