60 試験に向けて
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誤字脱字や文章が幼い所があります。
Σ(ノд<)・・・。
・・・と、という事で、此れからもよろしくお願いいたします。
「と、言う事で理事長からダンジョンの解放が許可されたんだが、全員がダンジョンに潜れるとは限らない。ダンジョンに入る資格は、今日から第1グランドで行う実技試験の合格者のみで、試験管は理事長本人が取り仕切ることとなった」
今は朝のホームルームで教壇に立つキリシマ先生が皆にダンジョンの解放について説明をしていた。
「ダ、ダンジョンですか!?それって、冒険科の授業で入るあのダンジョンですか!」
生徒の1人が驚いたように訪ねるが、それは仕方がないことであった。
今まで剣魔学校がダンジョンの解放等は冒険者や教師陣、それに冒険科の授業にしか行われなかったのだから。
だが、冒険者登録をしている生徒も居るのは居るが剣魔学校の生徒なら立ち入りが禁止されていた。
「そうだ」
「そ、それって危険ではないんですか?」
「ん・・・危険だな普通に考えたらな。だがダンジョンに入る場合は、試験の合格者のみが入れてしかも、当人の実力に合わせてランク分けされ潜れる階層に制限が掛かっているから問題はない・・・ただ、ランク外の階層に入った場合はその限りではないがな」
「ランクに応じて階層の制限ですか・・・見つからない場合はランク外の階層に行く生徒も居るのではないですか?」
「それは大丈夫だ、理事長を筆頭に精霊術師の先生方が魔術を駆使し制限階毎に使い魔なりを配置するそうだ、一度でも破れば罰則もあるしな」
「キリシマ先生!ダンジョンで手に入れたものは学校に提出しなければいけないんですか?」
「呪い付きのアイテム以外だったら本人の物となるぞ」
「「おおっ!」」
ダンジョン無いのアイテムや装備に素材等はてに入れた者の自由。
その言葉で誰もがダンジョンに興味が湧く。
「ちょっと、俺、試験受けてみようかな?」
「私も行こうかしら?」
「まぁ、落ち着け。今日から試験の受付をするが、実際には上級生の上位ランクから順に受付をするんだ。下級生でもある1年のFクラスは受けれても最後だから、予定では1週間後から受付できるようになる」
「マジかよ!せっかく今日から行こうと思ってたのによ!」
「まぁまぁ仕方ないさ、全校生徒全部で何名居ると思っているんだ?いきなりそんな人数が押し掛けてもな・・・分かってくれ、気持ちは分からんでもないがな」
「・・・・・・」
高学年のランク順と言われ何も言えなくなってしまうクラスメイト達。
それは仕方の無いことであった。
そもそもクラスのランクとは言い換えれば能力順つまり、高ランクのクラスの人達は低ランクのクラスの生徒よりも個人の能力が優れている。
この世界は貴族の段位以外は個人の能力で優劣が決まる世界だからだ。
だからと言って低ランクのクラスは劣っていて落ちこぼれ何かではない。
それは、厳しい入学試験に合格した者達だからだ。
落ちこぼれのFクラスと言っても、まだまだ実力が伸びる者達だから誰も低ランクだからと言って蔑む者は居ない。
まぁ、例外はちらほら居るみたいだが・・・。
また、ダンジョンに皆が拘る理由はそれは夢があるからである。
どんな夢かと言うと、危険はあるがそれに見あった金銭的な収入が見込まれているからだったら。
中には、低階層の宝箱から高額な金貨や魔道具等の物まで見つかったと言われているし、魔物のレアドロップ品の売却で高額な品物も見つかっている。
それは働いては手に入れられないような金額が短期間で・・・そうなれば誰でも一度はダンジョンに夢を見るのは仕方がないことだった。
更に剣魔学校が管理するダンジョンは魔物が落とすドロップ品やダンジョンから採取できる物は貴重でどれも売却金額が高いと来れば、全校生徒が躍起になって試験を受けるのは仕方がない。
それから幾らか日にちが過ぎ、ハンス達Fクラスの生徒はダンジョンに潜れる試験まで、まだかまだかと待ちわびやっと本日ダンジョン探索の資格試験に挑める日となった。
放課後のハンスによる訓練も、ダンジョン仕様で神格のアドバイスを聞きながら、訓練が行われメキメキと実力が伸びつつあった。
聞いた話によると、理事長が行う試験はやはり難しいみたいで、全ての生徒が探索の資格試験に合格はしていない。
それでも、受験者の3割は今ダンジョンに潜れる資格を取得していると言う。
それを聞いたクラスメイト達は意気消沈気味になっていたのだが、神格のアドバイスが効いたのか今は誰も皆自信に道溢れている。
ハンスがしたことと言ったら試験内容の確認と、剣魔学校が管理するダンジョンの階層の情報の確認と、現に探索している冒険者の聴き込みだった。
それには、コクセキ達にも手伝って貰い精巧なダンジョン内の地図が出来上がっていた。
Fクラスでは、訓練もそうだが地図を実際に見ての座学も追加された。
その地図には素材の採取ポイントから宝箱の位置に、トラップの位置。
中には宝箱に設置しているトラップ内容まで鮮明に書かれてあった。
しかもクラス全員分・・・それでも、聴き込みとギルドで提示されている情報だからと言って、それが完璧ではない。
新たな通路が見つかったり、新たな採取ポイントもあるので、その地図はその都度更新されている。
そこはコクセキ達が剣魔学校が管理するダンジョンに潜れる資格が無いのが本人達が悔しがっていたので、コクセキ達には剣魔学校が管理するダンジョンの許可の流れを説明したので、いつかはダンジョンの中で出逢うかもしれないと思うハンスだった。
「俺、ちょっと緊張してきたんだけど・・・」
「ちょっと、やめてよ!わたしも緊張しているんだから・・・大丈夫だよね?」
「俺が知るかよ!」
「わたしが聞いたのが悪かったわ・・・みんな緊張しているもんね・・・まぁ、例外は居るみたいだけど・・・」
「・・・ハンスか、ここまで来れたのはハンスのお陰でなんだけどな・・・」
「そうね・・・彼、本当に生徒なのかしらって最近思えてくるわ。でも、そのお陰で今のわたしが居るんだけどね」
「本当だな、何で俺達と同じクラスに居るのが不思議だよな・・・俺達にしては有難い事なんだけどな」
「あの・・・そう言った話はなるべく本人に聞こえない所でするもんじゃないの?」
「ハンス・・・聞こえるように業と近くで話してるのよ」
「そっ、悪口じゃないんだし良いだろ?それに、このクラスにハンスを悪く言う奴は居ないしな。みんな感謝してるんだぜ?」
「だから余計に気まずいんじゃないか・・・地味に心にダメージが・・・」
「ふふっ、それくらいじゃないとハンスにダメージを追わせられないしね」
「くっ、そうなれば放課後の練習をもっと厳しく・・・」
「望むところだわ!」
「んっ?俺も問題ないぞ!」
「えっ、そこは勘弁しろ!って言う所じゃないの?」
「私達はまだまだ成長したいのよ。将来のためにね!今キツいのは自分のためになるんだったら何でもやるわ!因みにクラスメイト全員が思っていることよ?」
「そうだったんだ・・・」
「そう思わないなら放課後の練習の参加しないだろ・・・」
そんな会話をしながら試験の順番待ちをしているFクラス。
そうしてFクラスの順番が回ってきたわけだが、前にFー1が受けており、合格者は1組と散々な結果だったみたいだ。
俺達Fー2は全員が試験希望と言うことでまとまって待機していた。
第1グランドで行われている内容は相手が1体から複数体の実践式討伐試験だった。
と言っても、対人戦ではなくキチントした魔物が相手だ。
相手が魔物だが見境なく襲ってくる狂暴な魔物ではなく、教師陣と理事長による召喚術で呼ばれた魔物が相手な訳だ。
それは、ダンジョンに潜ることの試験でもあって、召喚する魔物もそのレベルに押さえられている。
また、ダンジョンに挑むのはチームで行うか、個人で行うかの選択があり、ハンス以外はチームを組んでのチャレンジだ。
チームは攻守にバランス良く、連携などの訓練をしてきたFー2クラス。
そんな中Fー2の能力が試されるのだった。
「よし!次は俺達のクラスだな!張り切っていくぞ!」
「「「「おーーーーーーっ!!」」」」




