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冒険者クエスト  作者: チョコミルク
剣魔学校入学~
61/87

56 放課後から拠点に

「ハンス君・・・君は何者なんだい・・・」


 ブイエルからそんな言葉を言われた。


「え・・・っと、一般人?」

「「「「ない、ない、ない、ない!」」」」


 えっと、酷くない?種族は人間だよ?横に神って不思議な文字があるけど?


「やはり、ハンス君は規格外だな。ハンス君は何時からこんな修行を?」

「5歳からだよ、だからみんなもここを卒業する頃には、かなり良いところまで行くかもね?俺は1日の大半が修行生活だったから・・・」

「1日の大半がこういった修行を・・・規格外になるはずか・・・ハンス君、俺も君に近付けるだろうか?」

「それは何とも言えないな。本人の努力次第さ、俺は一度約束したから、用事がない日以外は手伝うよ」

「ありがとう、ハンス君」


 俺は俺で忙しいときは無理だが、手が空いているときは問題なさそうだ。


「さっ、模擬戦だよ。って、そう言えば、対人戦と魔物戦どっちを想定してるの?」

「えっ、そりゃ、学校での戦闘授業は、初め対人戦を主にしているが、後半のからは魔物戦も想定されてるんだ。だから今は対人戦だな」

「なるほど、そうなってたんだ。知らなかった・・・」

「で、模擬戦はどういう風にやるんだい?」

「そうだね。こっちで決めた人同士で組んでみようか。確実に見たいから5組づつね。弓と杖の人は別メニューがあるからね」


 そうやって、1時間は模擬戦が行われた。

 疲れたら強制的に体力を回復させ、1試合1試合を身体に覚えさせて行った。


 そして、何日かが過ぎた。

 休みの前日なんて訓練中に理事長に呼ばれ、行ってみると場所は会議室、集まるのは1年生を教える学科の先生達に、学校のトップ達・・・いや~何事と思ったよ・・・退学とかじゃなくて良かったよ。本当に・・・ただ、少し質問されただけで、良かった。

 戻ってきた時はクラスメイトにも心配かけたみたいで、申し訳なかったと思う。


 今日は剣魔学校が休みの日。勿論、ハンスが行う訓練も休みだ。

 それまで剣魔学校では色々な学科で、未だに座学が続けられていて、実地訓練はあまりしていない。ある意味平和な学校生活が送れていると思う。

 教えてる最中に新たなスキルも手に入れていた。

 そのスキルは【指導Ⅰ】【教育Ⅰ】だ。

 そして、スキルも念願の【並列思考Ⅳ】と、【指揮Ⅱ】がレベルアップしている。何とも有り難いことだ。



 ハンスが行う訓練も順調に進んでいて、どのクラスメイトも始めに比べると格段にレベルアップしている。主に忍耐と体力が特に伸びているんだが・・・まぁ、それはそれで良しとする。


 そして、今ハンスはあることを始めようとしていた。


「41人分か・・・それを各属性ごとに?いや、属性を絞って・・・でも、偏りが・・・」

「本体、光と闇以外の基本属性に絞ってみては?」

「そうか!結局、雷や氷などの上位属性は使用者自体が少ないから、今は良いんじゃないかな?」

「確かに2号と5号の言う通りか・・・よし!それで行こう!」

「それじゃ始めようか!」

「「「おぅ!」」」


 ここは、拠点の鍛冶を行う作業場だ。

 この前俺がクラスメイトに行った訓練で、念願の【並列思考Ⅳ】がレベルアップしてくれた。お陰で分身が5体になっていた。

 それよりも【並列思考Ⅴ】なんだが、分身を5体出しているのにも関わらず。

 まだ2体分余っているのだが?おかしい・・・


 ※※※どのスキルもレベルⅤから飛躍的に能力は伸びます。そのためです※※※


 ん?そうなのか?今俺のステータスで、レベルⅤなのは各耐性と【分身Ⅴ】に今回レベルアップした【並列思考Ⅴ】か。

 ん?【分身Ⅴ】ってレベルⅤになったけど何か変わったっけ?


 ※※※【分身Ⅴ】はスキルアップ時に数ではなく、効果に補正がかかりました※※※


 何か変わったっけ?


 ※※※分身の能力向上と、声を発することが出来る様になってます※※※


 そうだったか?全く気付かなかった・・・。

 そう言えば、分身いつの間にか喋るようになってたな。

 てっきり、命令をしてないだけと思っていたんだが・・・。

 各種耐性はどうなっているの?


 ※※※ダメージが60%カット出来ています。その為、ハンス様に流す属性魔法もレベルアップごとに強くしています※※※


 あ、ああ、ありがとね神格。


 まぁ、各耐性のスキルはこれから特に役にたつだろう。

 だから、今こうやって分身も全部出しきっている。


「さて、やるか!」

「そうだな」


 今からやるのは、基本属性である。

 火・水・風・土の属性の付与されたアクセサリーにリジェネートが付与されたアクセサリーで、アクセサリーと言っても指輪だ。


 材料はメルガイでタダで貰ったりした屑鉄。それに余りまくっている魔石。それに、付与するのは魔法だから今回は屑鉄に、解体したときに手に入ったコボルトの血を混ぜる。

 コボルトと言っても、魔法を扱えるコボルトマジシャンの血だ。


 ここには分身も含め6名居るから丁度、二人一組になって作業に取り掛かる。


 まずは屑鉄を一度溶かし、不純物を取り除く。それを何度かやり綺麗な鉄を作る。


 今回作るのは指輪なため、細かい作業だが集中していかないとな。

 鉄を再度溶かすときにコボルトマジシャンの血を混ぜ、魔力を少し混めながら混ぜる。

 そうやって、出来たものがこちら。


 魔鉄 ランク:1


 質の悪い鉄にコボルトマジシャンの血を混めたもの。

 魔鉄事態に魔力を混ぜているため、魔鉄事態に微量の魔力を集める能力が加わっている。


 それをもう一度溶かし、炭の粉を混ぜ合わせ、後は何度も溶かしては打ち付けを繰り返し、強度と粘りを出していく。


 その、作業が終れば金属の加工に入って、余分な部分と磨き上げをせればほぼ完成だ。

 次はこれにあう魔石を作らないといけない。

 魔石自体は魔力が固まったものなので、これもゆっくり魔力を込めながら混ぜる。

 不思議な事に魔石は液体になる。それを指輪に合うような大きさに分け形を魔力で、圧縮しながら整える。

 この時に圧縮を失敗すると魔石のランクが下がってしまう。


 指輪に魔石を取り付け、属性の付与を行えば完了だ!


 ダメージリング(火) ランク:4


 呪われていないが、装備者は火属性のダメージを受け続ける。

 質の良い魔鉄と、高純度の魔石が使われており、常に魔力が空気中から吸収されれていて、その魔力を使い継続ダメージを与える。また、魔法の発動体としても使われる。



 取り敢えず1個鑑定をしてみたが、屑鉄だったとは思えないランクになってしまった・・・。

 呪われてないからな?でも、ランクは気にしないことにして、無事に出来たな。

 残り二組を見ても同じ早さで作業が進んでいる。


 今のは出来上がりを確認したかったから個の1個は完成させたけど、残りは一気に作っていこう!


 因みに、リジェネレーションが付与した指輪は鑑定ではこうなった。


 マジックリング(リジェネレーション付与) ランク:4


 リジェネレーションが、付与されている指輪。

 質の良い魔鉄と、高純度の魔石が使われており、常に魔力が空気中から吸収されれていて、その魔力を使いリジェネレーションが常に発動する。また、魔法の発動体としても使われる。


 ランクはダメージリングと同じランク4これなら大丈夫そうだ。


 ※※※スキル【魔力操作Ⅲ】がレベルアップしました。スキル【錬金術Ⅱ】がレベルアップしました※※※


 ちょうど作業が終わった頃スキルもレベルアップしてくれた。

 朝早くから行った作業は昼前には終わった。


「魔石を溶けたやつかなり余ったな・・・4号、屑鉄はまだあるか?」

「こっちもかなり余ってるぜ」

「ふむ、一旦昼飯にして仲間の分も作るか」

「そうだな。ってか、普通仲間のを作ってクラスメイトを作らないか?」

「まぁ、作ってる途中で仲間の分も欲しくなったんだよ」

「仕方ないなそりゃ」


 結局、聖魔人達と魔物達の分まで作ることとしたハンス。

 だが、仲間達全員には流石に材料が足りないため、名前持ちの仲間の分だけを作るようにした。


 作業場から食堂に行くとセキメとコボルト達が慌ただしく作業していた。


「そろそろ昼にまります!お肉担当は急いで仕上げをお願いします!手の空いた子は食器の用意をお願いね!」

「セキメサマ!キノウアジツケヲシタ、ニクノカタマリガ、レイゾウコカラナクナッテイマス!」

「ココロ、またですか?分かりました。後でゴータにはお仕置きを致します。ココロにはすみませんが、もう一度味付けからお願いします」

「ワカリマシタ!」


 犯人が直ぐ分かるって・・・やはり、ゴータの摘まみ食いは直ってないみたいだ。

 それにしても、味は着いているにしても肉の固まりってそれはもう、摘まみ食いじゃなくね?


「大変だね、セキメ。何か手伝うよ」

「ハンス様お疲れ様です。こちらは、ほぼ仕上げのみですので大丈夫ですよ。ハンスは作業場での、作業は終わりましたか?」

「ああ、一段落着いたから昼飯を食べに来たよ」

「分かりました。直ぐにお出し致します。今日は鶏肉と野菜スープに、パンを用意しております」

「美味しそうだね。良い匂いだよ」

「ありがとうございます。今日はココロ達が中心に用意をしました」

「セキメは料理していないのかい?」

「間に合ってない下処理だけはしましたが、コボルト達が全員【料理】スキルを取得するまではスキルがない者中心に行っています。と、言っても味は妥協してませんので、ご安心ください」

「なるほどね。将来が楽しみだよ」

「全くです」


 セキメとの話も終える頃には食事も用意され、皆より早めに昼食を食べる。

 コボルト達はソウシュ達に昼飯を届けに農場へと出掛けていく。

 セキメや料理担当はそれが終わり昼飯になるそうだ。




 昼飯も食べ終えた俺は朝の引き続きである、ダメージリングとリジェネレーションが付与されたマジックリングを作るため作業場に移動する。

 朝に作った数より少ない数でいいぶん早めに終わってくれるだろう。


 仲間の分は今日渡せるとして、クラスメイトの分は明日渡さないといけないな。

 皆がどんな反応をするか楽しみだな。



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