54 適性チェック
「そうよ、皆さんは一度は確認したことがあるかもしれませんが、授業の一環としてもう一度適正チェックしてみましょう」
・・・お、終わった。
俺、駄目かもしれん。
「見鏡石あるんですか?」
「うふふ、あるわよ。剣魔学校で見鏡石を持っているのは全員で12名で、その中の1人はフローリン事私よ!」
う、うん、今日初めて知ったな。
見鏡石か、俺は使ったこと無かったな・・・何でか知らないけど、コープルでの知り合いも何名かは使ったって聞いたけど、それくらいだな。
「「うぉぉーまじか!剣魔学校の魔法部隊の守護者12名ってフローリン先生立ったんですね!スゲー!」」
魔法部隊の守護者?何から守るのか知らないが、とりあえず凄い事何だろう。
「そうよ、さぁこれが私が持つ見鏡石よ!」
ん?今のは・・・
「「ア、アイテムボックス!」」
そう、アイテムボックス!さっき空間属性は少ないって言ったけどフローリン先生もその内の1人か!
「うふふ、私の属性は空間属性と、闇属性に風属性ね。因みにアイテムボックスは空間属性を持っていなくても、修業を頑張ればここの剣魔学校の全校正の内何名かは、覚えれるわ。剣魔学校を卒業しても修業を続ければ更に何名かは、素質がある子が居るわね。ただ、新入生はその数にはまだ含まれていないの。まだ、訓練をしていないから、分からないのは当然よね。」
この学校は凄いな、空間属性の適正がない者でも取得が難しい魔術を教えることが出来るなんて・・・
って、それどころじゃなかったな、ステータス・・・どうしようか・・・
※※※ハンス様ステータスなら、問題ありません。スキル『忍ぶ者』にはスキル『隠蔽』も含まれています。ステータスは私が常に人に見られて良いよい様に調整しています※※※
神格様本当に頼りになります。そしていつの間に?
※※※私がハンス様に仕えた時からです※※※
そ、そうだったんだ。
知らなかった。
なら見鏡石は問題ないのか。よし!どーんと来い見鏡石!
「まっ、今は見鏡石で皆さんのステータスをチェックしましょう。出席簿の順で行うから並んでちょうだい」
「わたしからか・・。一度したとは言え緊張するわね」
そう言いながら見鏡石に手を触れ魔力を流す。
そうすると、見鏡石の表面にアイジャのステータスが、表示される。
名前 ヤック・ローブ・アイジャ 種族 獣人(鳥人族) 年齢 10歳
固有スキル【飛行Ⅱ】【羽技Ⅰ】
魔法スキル【風魔法Ⅰ】
常時スキル【爪Ⅱ】【弓Ⅰ】
スキル 【襲撃Ⅰ】
「やった!いつの間に飛行がレベル上がってるわ!」
ん?おかしくないか?スキルを覚えた時と、スキルレベルが上がった時は神様の声で教えてくれるんじゃ無かったのか?
※※※その、通知が届くのはハンス様だからです。ベルナート様の、加護を持ったハンス様だからです※※※
そうだったんだ、あれ?加護自体は直接会ったときに貰ったんじゃ?
※※※加護自体は産まれた時から貰っていたようです。すみません、私が発現する前なので詳しくは御本人様に確認をお願いします※※※
「うん、良いわね。魔術技能もあるみたいだし、将来安泰ね」
見鏡石は結果、本人と先生のみが見てるので、回りに自分のステータスがバレるのは無いみたいだな。
俺はこっそり当人達を鑑定したがな!
「つ、次は俺か・・・」
どこか、緊張気味のエイル。
「どうしたの?見鏡石は初めて?」
「は、はい。もし、才能がなかったらと思うと、ちょっと怖くて・・・」
「大丈夫よ。後で見るより、今見て才能を引き伸ばした方が、とってもいいわよ?使い方は見鏡石に手を置いて魔力を流すだけよ」
「は、はい。分かりました」
名前 ブロン・ザナ・エイル 種族 ドワーフ 年齢 11歳
固有スキル【暗視Ⅰ】
魔法スキル【火魔法Ⅰ】【土魔法Ⅰ】
常時スキル【ハンマーⅠ】【力Ⅱ】
スキル 【鍛冶Ⅰ】【防具作成Ⅰ】
「とっても素晴らしいわ!種族の特性を色濃く受け継いだ素晴らしいステータスよ?」
種族特性って、亜人族や獣人族が持つ特殊なスキルだったよね?
※※※そうです。その彼の場合は【鍛冶】【武具作成】ですね。アイジャの場合は【飛行】に【羽技】と固有スキルだったり、ただのスキルだったりとさまざまですが、同じスキルでも種族特性スキルは強力です※※※
ん?どういう意味?同じ【鍛冶】でも、比べられないくらい違うの?
※※※本人の努力次第ですが、そうなります。ただ、【鍛冶】スキルがあっても、本人が不器用だとあまり意味はないし、熟練どが引くくても、そうですね※※※
種族の特性って言っても結局は本人次第?
※※※はい※※※
「あ、ありがとうございます!」
「次は俺か・・・」
名前 エウリ 種族 人間 年齢 10歳
魔法スキル【水魔法Ⅰ】【土魔法Ⅰ】
常時スキル【杖Ⅱ】
スキル 【強打Ⅰ】
魔法使いって感じのスキルだな・・・強打で、物理的な攻撃を補っているのか?
「良かった、俺にもスキルが・・・って強打、覚えてる・・・」
あっ、本人気付いてなかったのか・・・
「エウリ?まじか!強打って・・・最近痛いーと思ったら・・・」
何があったし・・・
「それは、お前のせいだろよ・・・ある意味お前のお陰か?」
ま、まぁ、スキルはどんな形でも覚えられるのかね?
※※※基本はそうですが、物凄い努力が必要ですよ?後はスキル全てに覚えるためのコツがあります。ただ、スキルの数は多ければその分育てるのも大変なんです※※※
で、そのスキルが大量にある俺は大丈夫なのかね?
※※※問題ありません。私が居ますから。それに、やはりハンス様は他の人よりも熟練度が貯まるの早いみたいです。勿論、ハンス様の仲間達もね※※※
ほう、以前バルベリアさんのとこで言っていたの、もう、裏とれたんだ。
※※※勿論です。料理担当コボルトは【料理】農業をしていたコボルトは【農業】を取得していました。今、コボルト育成のためローテーションを組んで作業に当たっているので、また、両方を取得する者も出て来はじめました。【剥ぎ取り】は早い段階に殆どのコボルトが覚えています。特殊な例として魔力を使って作業に当たらせたコボルト達ですが、農業では【土魔法】料理では【水魔法】【火魔法】を取得する者まで現れました※※※
何それ?そんな覚え方聞いたことないぞ?
※※※そもそも魔力の乏しかった、コボルトの魔力訓練の一環としてついでにやらせてたのが、項をなしたみたいです。内容として、魔力を使って火力や水調節・土の管理をさせてみました※※※
それ・・・ソウシュやセキメは気付いているのか?
※※※勿論です、魔力も増え作業効率が上がって、大変喜んでいました。ただ、ベビーゴブリンには中々作業させるに苦戦してましたが、食べ物をチラつかせば、簡単に言う事を聞いてくれる事に気付き、ベビーゴブリン達に対してよりスパルタになっています※※※
だ、大丈夫なのか?それ・・・
※※※ゴータの様な悪い例が在るからだと思われます※※※
あ、ああ、うん・・・まぁ、なんだ、頑張れベビーゴブリン達!
そうして、見鏡石の適正チェックはハンスの番となった。
これが見鏡石か・・・始めてみるな、どれどれ?
見鏡石 ランク:2
【鑑定Ⅱ】
鏡石にスキル【鑑定】が定着したもの。
魔力を流せばその者のステータスが読み取れる。
魔力の濃い所でしか発見が出来ず、いくら魔力の濃い所でも自然には石に合う属性でないとスキルが定着しない。
また、見鏡石は魔力を溜め込む性質もある。
※※※【鑑定Ⅶ】のスキルが上がり、【鑑定Ⅷ】になりました※※※
・・・鑑定をしてくれる魔道具を鑑定したら、俺の【鑑定】スキルが上がった件・・・まぁ、常日頃分身達と神格が使ってくれているから、俺のスキルの中では1番レベルが高いんだよな・・・便利で助かるけど・・・
だが・・・ふむ、ランク自体は低いのか?珍しい物の筈なんだけどな?見鏡石の説明にも引っ掛かる所はあるが、それは後でだな。
「どうしたのかしら?あなたも見鏡石は初めて?」
いかん、早く適正チェックを終わらせるか。
「初めてですが、皆のやり方を見たので大丈夫です」
そう言って俺は見鏡石に魔力を微量に流す。
そして、見鏡石が俺のステータスを写し・・・ださず、見鏡石自体が光で覆われた。
「えっ?」
俺はそんな間抜けな声しか出なかった。
だって、これは予想して無かったんだからしょうがない。
これには周りの生徒も騒ぎ出す。
「お、おい、何があったんだ?」
いや、それは俺が聞きたいです。はい。
「壊れたのか?」
止めてください、とても弁償出来ません。
「ば、爆発するのか?」
勘弁してください。一番近いの俺なんですから。
「ちょっと!あなた、魔力を流すの一旦止めて!」
はっ!フローリン先生に言われるまで、魔力を込め続けてしまっていた・・・ヤバい、本当に壊したか?
「もしかして・・・今の光は・・・」
フローリン先生も、止めてください。今泣きそうなんです。
「見鏡石がグレードアップした?」
はい?グレードアップ?何じゃそれ?
見鏡石 ランク:3
【鑑定Ⅲ】
鏡石にスキル【鑑定】が定着したもの。
魔力を流せばその者のステータスが読み取れる。
魔力の濃い所でしか発見が出来ず、いくら魔力の濃い所でも自然には石に合う属性でないとスキルが定着しない。
また、見鏡石は魔力を溜め込む性質もある。
なるほど・・・【鑑定Ⅱ】から【鑑定Ⅲ】になっとる。
そして、ランクも1は上がっとる!何故だ?
※※※ハンス様の魔力で、丁度スキルアップの魔力が貯まったから、グレードアップした模様です※※※
それは、凄いことなのか?ってかどういう仕組みだよそれ。
※※※見鏡石にはもとより濃い魔力を受け鏡石が変化したものです。よって内部には魔力を貯める魔石があります。今回はグレードアップつまり進化を起こしたのです※※※
魔石、進化何か魔物みたいな性質だな・・・ん?それなら、魔力がある俺達はどうなるんだ?魔石は体内に無いのに魔力を貯えてるけど?
※※※魔石は魔力から生まれる魔物しか、体内に有してないのです。動物にも魔石は無いですが、希にスキルや魔術を使うものまでいるのと同じですね。ただ、魔物同士から産まれた魔物は魔力から産まれていませんが、魔石は体内に存在はしています※※※
難しいな・・・
「グレードアップ。やっと私の見鏡石もこれで、鑑定がⅢになったのね。グレードアップまでに2年掛かったのね・・・レベルⅤになるのはまだまだ時間が掛かりそうね・・・見鏡石はグレードアップして、あなたのステータスが消えたみたい。も一回魔力を流してくれる?」
「は、はい」
ハンスは再度、見鏡石に魔力流す。
今度はハンスのステータスが、見鏡石に表示された。
名前 ハンス 種族 人間 年齢 10歳
魔法スキル【ーーーⅢ】【ーーーⅢ】【ーーーⅢ】【ーーーⅢ】【闇魔法Ⅱ】【ーーーⅢ】
【ーーーーⅣ】【召喚Ⅱ】
常時スキル【ーⅣ】【指揮Ⅱ】【----Ⅲ】【農業Ⅱ】【料理Ⅱ】
スキル 【ーーⅣ】【ーーーーⅣ】
・・・神格さん、神格さん。ステータス見れないのあるんですげど。




