表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険者クエスト  作者: チョコミルク
剣魔学校入学~
54/87

49 F-2

 俺が持っているプレートに表示されていた文字は、こう書かれてあった。


  ※※ F-2 ※※


 んっ、F-2?このクラスって確か、試験で点数が低かった者のクラスだよな?確かに俺は全ての試験をせずに合格の内定を貰ったが、そのせいか?・・・分からない、まぁ、取り敢えず昼食か、とりあえず父さん達と合流しないとな。



 ※※※


 無事に入学式も終わり、俺は神格の案内のお陰で両親とトデイン様の居る所へ無事に合流できた。


「ハンスお疲れ、どうだった?入学式は、後ろから見ていたが本当におめでとう」


 そう始めに言ってくれたのは父オールドだった。


「おめでとうハンス。余り人の事は言えんが、皆話が長くて大変だったな」

「お前が言うなよ、お前が・・・お前も相当話が長いぜ?」

「む、わ、分かっておる。常日頃、私自信も短く出来たらと思うが、体裁があるからな・・・」


 どうやらトデイン様も普段は話が長いらしい。

 俺は聞いたことないがね。


「そこは、ほら無視してガッと短くしたらいいんだよ」


 そう、ガッ!って今日の入学式も話が短かったらと、今も思うよ・・・本当に。


「むぅ・・・体裁が・・・」


 何やらトデイン様はぶつぶつ1人でいい始めたが、母ローズが口を開く。


「ハンス、本当におめでとう。ほら、オールもトデイン様もそんな話は後にして、昼食にしましょう。ハンス、昼食が出来るところまで移動するわよ」

「そんなって・・・ローズさん・・・」

「そうだな、取り敢えずは飯だな。ハンスそんときにクラスは何処になったか教えてくれよ?」


 本当に父さんは自分とこの領主様に向かっての会話じゃないな、うん。


「うん、分かったよ。えっと・・・昼食出来るところは・・・ああ、こっちみたいだね」


 ハンスは入学式前に貰ったパンフレットを見ながら、昼食を取れるところまで移動する。

 貴族なら何処かの建物を使ったりとしてるが、俺達は平民だからそこまでしなくていいし、貴族のトデイン様も俺達に合わせてその場所で食べてくれるらしい。

 誠に有りがたいことだ。


 そうこうしてるとハンス達は目的の場所まで到着した。

 昼食出来る場所は芝生で、等間隔に木で出来た机とテーブルが並べてある。

 ここは入学式の時だけに用意されていて、もしもの時のためなのか、テーブルと椅子の数が入学式に参加した人の数よりも多く思える。


 そんなテーブルにつき、弁当をバック経由でアイテムボックスから取り出す。


「今日のお弁当は、私とセキメちゃんと皆で作ったのよ?」


 ローズが言った通り、実は両親にトデイン様は入学式の5日前から拠点に泊まりに来ていた。

 何でも、コープルからメルガイまで1ヶ月は掛かるのに前日まで、コープルに居るのは回りからみてもヤバイとの事で泊まりに来ている。

 トデイン様は仕事をしに密かに領主邸に送りに行っているが・・・。

 回りにバレなければ大丈夫みたいだが、1ヶ月の間隠れるのは無理みたいだった。

 そのお陰で、ダンジョン攻略は余りできなかった・・・

 因みにこの入学式が終わっても、一週間は拠点に止まるとの事だった。


 お弁当の中身と言えば、サラダにサンドイッチに肉だけじゃなく、温かいスープまで用意してあった。


「やけに豪勢で旨そうだな!」

「本当に旨そうだね。父さん」

「ローズさんもセキメ君達も本当に料理が上手く、羨ましいよ」

「あらやだ、トデイン様まで。でも、そう言ってもらえるだけでも頑張った甲斐があったわ」


 昼食はどれも美味しく、素晴らしかった。

 俺だけじゃなく、父さんとトデイン様に作った本人の母さんも絶賛していた。




「そう言えば、俺のクラスはFー2だったよ」


 昼食も食べ終わり、俺はクラスの報告をした。


「え、えっと、ハンス君。すまない聞き間違いがなければだが、Fー2と聞こえたのだが?」

「トデイン、俺もそう聞こえたのだが?」

「わ私もよ・・・」


 報告を聞いて何処か驚いている3人だが、大丈夫。

 俺も、もう少し上のクラスと思ったからな。

 せめて真ん中のCクラスと思ってたんだが・・・


「オールあり得るのか?あの、ハンスだぞ?」


 ちょ、トデイン様?どのハンスですか?


「いや、俺も分からん。ローズは?」

「私もよ、もしかしたらハンス並の新入生が・・・」


 俺並み?そうか、それならば納得か?なら入学試験は何だったんだろうか?ますますわかりません。


「バカな、そうなら下手したら・・・メルガイが滅ぶぞ?」


 いや、いくらなんでも滅ぼさないって!どれだけ凶悪な犯罪者ですか?トデイン様?俺・・・いや、僕、悪いことしましたか?


「大丈夫だ、それなら試験の最中にそうなっていたさ。なら、どうして・・・」


 お父様?試験でそんな物騒な事起こりませんでしたよ?


「そうね・・・試験は途中で内定を貰ったっていってたから・・・ねぇ」

「全くだ、俺もそう思ってたが・・・」

「私もだよ・・・」


 皆様早く此方へお戻り下さい。そのハンスが今にも泣きそうなのですが?


「SSクラスと思った(けどな)(んだが)(わ)」


「いやいや、それはないでしょ?あり得ないってば、SSクラスって言えば、全てに対しての試験が高得点でしよ?俺なんか、あり得ないって!」


 皆何を言っているんでしょうか?私でも分かります。

 メルガイの剣魔学校はこの大陸でトップクラスの名門校。

 そんな、トップクラスの剣魔学校のSSクラス何て、この僕が入れるはずがないじゃないか!


「これは・・・あれね」

「そうだな、あれだな」

「その線が濃いか・・・」

「えっ、どういう意味?」

「多分だが、ハンスお前は、まあ、あれだ、世間知らずで自分の力に気付いてないのが分かったから、Fクラスでとことん教える方針だと思うぞ?多分だけとな」

「父さん、世間知らずって!」

「ハンス、ごめんね、一般常識教えるの疎かにしてたわ」

「母さんまで!」

「ハンス君、頑張れよ。君はまだまだこれからだから」

「トデイン様も!」


 もう、泣いていいよね?神様、私世間知らずでしょうか?・・・あっ、神様も身内だわ・・・




 そうして、昼食の時間も終わりオールド達とは別れ、ハンスは自分のクラスへと移動をする。

 因みにハンスのメルガイの滞在場所は、一番安い家を購入し、そこを仮のハンスの家と言う風にする。

 父さん達はそこに移動し、俺の分身と落ち合い拠点へ行く。


「ここがFー2クラスか・・・」


 これからここで、どんな事があるのか。

 また、どんなメンバーなのか少しながら緊張する。


 教室の扉を明け中に入るとまだ数名しか来ておらず、取り敢えず、ほっとした気持ちで席につく。

 因みに席は自由席で、開いていた一番後ろの窓側の席にったのだが、教室を見てみたら生徒が座る席数は全部で42席ある事がわかった。

 試験の時に教えて貰った数よりも多かったのは疑問もあったが、深いことを考えないで今居る新入生を見る。

 今居るのは俺も含め13人だ。


 男性が8人と女性が5人か、服装からして貴族ではなさそうだけど、無闇に鑑定するのもいけないしな・・・。

 それにしても全員が教室の前に集中してるけどどうしてなんだ?


「ねぇ、君?」


 そう考えてると、1人の男の子が声をかけてきた。


「えっ、俺?」

「う、うん。俺はタルスって言うんだけど、君も平民だよね?」

「あっ、ハンスって言います。うん、平民だよ」


 皆気になるのか、どことなく耳だけはこっちに注目している。


「だ、大丈夫なの?うちら平民は多分授業に着いていくだけで一杯だと思うのに、そんなに後ろに座って?」

「あっ、なるほど・・・多分大丈夫だよ、俺は後ろの方が落ち着くから。ありがとうタルスさん教えてくれて」


 授業の内容?何も問題ないな。

 そういった時は俺が理解するまで、神格が繰返し教えてくれるし、寝てるときには睡眠学習って言ってずっとささやき続けてくれるから。


「本当に大丈夫?無理なら皆が来る前に移動した方がいいよ」

「うん、ありがとう」


 だから、皆前に座ってたのか。

 確かに貴族と平民では今までの勉強の差が生まれるし、ここの入学金や試験料、授業料なんか高くて平民でも裕福な人しか入れないから、必死になるよな・・・俺もしっかりしないとな。


 暫くしてクラスには問題もなく、トラブルもなく全員が揃い、担任の先生が来るのを待つだけとなった。

 そして、担任が来る時間が近くなり、ハンスの察知スキルにも、こちらに歩いてくる様子が分かった。


「よう!お待たせ!」


 そう言いながら入ってきた男性の教師は、教壇に荷物を置き教室を見渡す。


「んっ、何人か試験中で会ったやつらも居るみたいだな。まぁ、取り敢えず、皆、入学おめでとう!俺はこのクラスの担任で、Fクラスの1と2の武器担当を担当している、キリシマと言う。宜しくな!」


 えっと、担任のキリシマ先生か、担任の学科は武器術っと。

 俺も武器術を選ぶからそこでも一緒になるのか。


「前の人はプリントを取りに来て、後ろに回してくれ。そのプリントには学科が書かれているから、明日の夕方までに受ける学科を決めるように。授業は明後日からあるからなるべく早く決め、自分が受ける学科の場所の確認をするのだぞ?明日は入学式でも言われた通り1日だけ休みとなるからな。そして、学科は最低4つは取るように!4つ以上取ってもいいが、取りすぎてどれも中途半端にならないようにしなよ?そうしないと留年もあり得るからな?」


 まぁ、確かに自分が出来る範囲内で頑張らないとな、そうじゃなければ確かに自滅もあり得るか。


 どれどれ?学科は何があるのやら。


 武器術・魔術・錬金術・帝王学・商業術・鍛治・料理・薬学・造船技術・土木建築・農業・考古学・冒険技術・音楽・画家技術・設計技術・情報技術・乗船技術・操車技術・畜産・林業・地質学・作法・魔物研究・・・


 うん、まだまだ学科たくさんあるな・・・一体幾つの学科があるのやら・・・本当に役に立つ学科なのかと疑わしいやつまであるんだが?下の方には体型軽減維持技術なる学科があるんだけど、必要なのか?必要なんだろう残りな知らないとこで。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ