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冒険者クエスト  作者: チョコミルク
剣魔学校入学試験
19/87

14 転移

申し訳ございません。

予約投稿したつもりでなっていませんでした・・・Σ(ノд<)

 昨日分身が作成したショートソードを装備した俺はかなり嬉しい気持ちでいた。

 何しろ分身が打ったとは言え、それを打った記憶はハンスに統合されているので自分で打ったショートソードとも言える。

 自分が使いやすい剣のバランスで仕上がっているし何より新品なのが一番嬉しかった。


 今までは父親のオールドのお下がりか、盗賊のアジトで手に入れた装備を使っていたからだ。

 嬉しさの余韻に浸っているとソウシュ・セキメ・ゴルタ・トウカが一階の広間にあつまってきた。


「「「「ハンス様、おはようございます!」」」」


「ああ、みんなおはよう!」


 4人の揃った挨拶に俺も挨拶を返す、早速トウカが2振りのショートソードに気付いた見たいでチラチラ見ている。


「ハンス様・・・そちらの剣はもしかして・・・・・・」


「ん?このショートソードは昨日2号が俺用に打ってくれたんだよ」


 その言葉にゴルタが


「ハンス様申し訳ありませんが少し拝見しても良いですか?」


 ゴルタに見せた後ソウシュやセキメにトウカも手に取りショートソードを見ている。

 実際にソウシュ達が装備しているのは盗賊のアジトから手に入れた装備であった。

 中には新品同様の物もあったが大半は使い込まれているかボロボロの装備だ。

あまりにもボロボロな装備等は既にお金に変えてある。

まぁ、持っていても使えないからな。

 その中でもいい方の武器の中から個人で使いたい装備を渡している。

 同じ鉄で出来た剣でも2号が打ってくれた方が切れ味はさほど変わらないが使いやすい工夫がされている。

 皆は主にそういった所を見ているようだった。


 それから2号・3号と分身を出しそれぞれの今日の作業に向かう。

 皆の装備に関しては2号と3号が帰ってきて時間が出来た時に作成をする流れとなり皆と別れた。


「さて、一人になったし今日もギルドに行ってみるか」


 一人になったハンスは取り敢えず昨日出来なかった討伐クエストをしてみたかった。


「今日も4号は順調にマギシャル第7森林を探索し討伐に採取をするんだろうな」


 今まさにマギシャル第7森林で、4号達はマップ完成と討伐に採取をしている。

 4号経由でアイテムボックスに送られてくるものがそれを物語っていた。

 中には魔物の素材から薬草や木の実に果実、中に入っているのは様々でどれも大量だった。

 考えても時間がもったいないな、そろそろギルドに向かおうとしていたら頭に声が響く。


 ***ハンス、ハンス聞こえますか?***


「!!ベルナートさん?」


 その声は紛れもなくもう一人の母親であるベルナートだった。

 ハンスがベルナートの声を聞いたのは五年振りで、どこか懐かしさも感じられる。


 この五年で何回もハンスからベルナートやバルベリアには話をしたいと思っていたが、当然どうやっていいかわからず実際に空に向かって叫んでもその声は二人には届かなかった。

 だが、今はベルナートから声が届き声を出したらちゃんと相手に届いていた。


 ※※※はい、ハンスお久し振りです※※※


「ベルナートさん!俺は!」


 ※※※わかってます、この五年連絡が出来なかった事ですよね?※※※


 ※※※ハンスすみませんが一度こちらへ来ていただけませんか?※※※


「それはいいんだけど、行き方が分からないんだけど・・・」


 ※※※それは大丈夫です、転移はこちらで行いますので※※※


「転移?」


 ※※※はい、転移です。では実行します※※※


 ハンスの足元から白い光が出てきてその光は全身を包み込み、光が収まり目を開けるとそこは以前ハンスがバルベリア達と出会った場所で、今の転移について考えてみる。

何せその魔法を覚えたら物凄く冒険が楽になるし、冒険だけではなく他の生活にも使えそう・・・


「これは・・・あの時も転移魔法だったんだ・・・」


 ハンスは全属性の魔法を使う事が出来る。が、転移の魔法だけは使う事が出来なかった。いや、転移事態想像できなかった。

 目的地までは歩きに馬車等の考えしか出来てなくその発想無かったのが原因だ。


「これが転移か・・・便利だな」


 以前も転移を体験していたがあの時はそれどころでは無かったためだ。

今回はもしかしたらベルナートさんに教えてもらえるかもしれない期待をするハンスだった。


「ハンス、急に呼んで申し訳ありません。そして、お帰りなさいハンス。ふふふっ」


 言葉では申し訳ないと言いながら顔の表情は誰が見ても見惚れてしまう程の笑顔だった。


「ベルナートさん・・・ただいま・・・」


 まだ、親子であったと認識が完璧に出来ておらず、ただ、ただ恥ずかし気持ち。

チラチラとしかベルナートの顔も見れない。

 だが、そこでバルベリアさんが居ないことに気付いた。


「あの、バルベリアさんは?」


「バルベリアならゴータ君の特訓でダンジョンに行ってますよ。

 今日は早く戻ってくると言ってたから、昼過ぎには戻って来るでしょう」


「・・・ゴータ君?ダンジョン?特訓?」


 ここってダンジョンあったのも興味が・・・もしかしたら何処かの大陸のダンジョンに行っているのかも知れないな。

 それよりゴータ君って誰だろ?名前からして男・・・もしかして僕の弟的な存在なのかな?それにしてもバルベリアさんやベルナートさんにしてはちょっとおかしい名前を付けられてるし、はたして仲良くなれるかな俺・・・。

 バルベリアさんが鍛えてるなら相当強いんだろうけど。


「ハンス?」


「ああ、すみません考え込んでました。えっと、ゴータ君とダンジョンで特訓ってその人どなたですか?」


「あら、まぁ、それは可哀想に・・・」


 えっ、ベルナートさんなにその反応・・・。


 ※※※ハンス様ゴータ君なる者は昔ここで従えたゴブリンですよ※※※


 ナイス神格、そして久しぶり神格。


 神格が管理していることが多くて本当に久しぶりの会話だ。

 何せスキルの調整に各空間の管理に全分身達のサポート様々な所で頼っているためそれは仕方無いのかも知れない。


「あっ、あの時のゴブリン!」


「・・・ハンス今神格に教えてもらいましたよね?」


「うっ!」


「ふふっ、今のは秘密にしときます」


「お願いします」


「はい、それでは本題に入ります、私がハンスをここへ呼んだのはそのゴータ君の件です。本来ならハンスが成人する15歳まで預かる予定だったのは覚えていますか?」


「・・・今思い出しました」


「ふふっ、ハンスは今召喚精霊を使役して生活や冒険に必要な事をさせてますよね?」


「はい、成人した時の準備をしてます」


「見た感じでは準備のレベルではないみたいですが・・・。じゃなくて、本来ゴータ君はここで預かったのはハンスにはあの時ゴータ君を連れていっても生活が苦しくなるだけと判断し、そうしましたが今はお返ししても問題ないように見えるので、それにゴータ君本人がハンスと会いたがっているから」


「分かりました、そしたらバルベリアさん達が戻ってくるのを待ちますね。ベルナートさん・・・お願いがあるのですが・・・」



 今からバルベリアさん達が帰ってくるまで最低でも五時間はかかる。

それまででもいいからベルナートさんが使った転移の魔法を教わろうと思っていた。

 ベルナートさんも転移を教えるのは大丈夫みたいだったが、習得するのは難しく使い手がそうそう居ないらしい。

 そもそも転移にもレベルが存在しそのレベルを上限まで使えるものは神界だけでも8人しか居ない事も教えられた。




 転移スキルは主に三種類【間接転移】【転移】【転移門】だ。

 まず

【間接転移】は自分以外の者を転移することが出来、スキルレベルはⅠから使えるが、レベルによって距離や人数、大きさが異なる。

 次に

【転移】は自分のみ転移することが出来、スキルレベルはⅠから使えるが、レベルによって距離が異なる。

 最後に

【転移門】は複数の者を転移することが出来、スキルレベルはⅤから使えるが、転移距離は【転移】と同じ距離まで。

 と簡単な内容でまとめてみたがレベルが低いとまず転移門は発動しないし、転移や間接転移にしては距離があまりなく、集中しなければ転位する座標に誤差が出るらしい。

因みにベルナートさんはレベルはⅧと高レベルだった。


 それに引き換えバルベリアさんは流石時空と力を司る神だけあってレベルⅩに到達しているのだとか・・・そうなると神界でレベルⅩに到達しているのは他に誰だろうと考えてしまうが、まずは自分が覚えるのを優先させることにした。


結果転移のスキルは覚えることが出来た、すんなりと・・・。


「あら、まぁ・・・こうも簡単に、私も初めはかなり苦労したのに・・・」


「いや、ベルナートさん神格のお蔭ですよ!」


「そ、そういう事にしときましょ・・・」


 そうこうしている間にお昼になりバルベリアさんとゴータが戻ってきたのだが・・・まずは驚いた。

 そりゃ、誰だって驚くさ!


 最初はバルベリアさんから声をかけてきて


「おっ!ハンス待たしたな!無事ゴータの特訓今しがた終えたぞ!まぁ、卒業試験はギリギリの所だったが後はこいつ次第だ!これからも修行を怠らなかったらまだまだこいつは延びるぞ!」


 口には鋼の牙を付け、耳にはピアス、両手にも武器である手甲、右腕には腕輪、体は軽鎧、腰には短剣を装備したゴツい何かが話してくる。

「・・・神界の筈が地獄にも勝るとも劣らない特訓・・・。ハンス様会いたかったっす!」


 ・・・・・・。


「・・・ハンス様?」


「・・・どちら様で?」


「ゴブーーーッ!?俺っすよ!五年前ここで別れたゴブリンのゴータっすよ!」


 あの時のゴータより体格が軽く2倍とはいかないが近くまで大きくなり身長は180㎝はありそうだが元々ゴブリン特有の筋肉は倍増しかなり引き締まっている。

その上あの装備・・・驚くし、これでゴブリンのゴータって言われてもわからないって・・・。

 だが本当にゴータみたいで俺との魂の繋がりを感じる。だが、それよりも気になったんだがゴータのやつ言葉話せるのか?


「・・・本当にゴータか?かなり雰囲気が変わったんだが・・・その前にお前言葉話せるのか?」


「勿論っす!ハンス様の為一生懸命覚えたっす!」


 ここでベルナートさんやバルベリアさんから一言


「あらまぁ」「おい」


「うっ、冗談すっ!ダンジョンのスキル玉のお陰っす!修得出来たのは偶然、運すっ!」


 ダンジョンか、俺もいつかは行きたいと思うがメルガイのダンジョンって言えば国が管理している奴で紹介状が必要だとか・・・噂では剣魔学園も幾つか管理しているらしいが定かではないな。

 その他のダンジョンはマギシャル第1森林の中にあるダンジョンか・・・あそこはメルガイから遠いから今は無理だな。


「ゴータの行ってたダンジョンの恩恵か、なるほど」


 スキル玉はダンジョンのみでしか手に入らないが様々なスキルが封印されていて、役に立たないような物から物凄いスキルまで幅が広い。

 浅い階層ではあんまり出て来ないらしいが運が良ければ手に入れられもし売ろうとしても普通の所では売れない。

 売るとしたらオークションか大きな商会しかない。

それほど高い金額で取り引きされている。


 更にゴータの装備も全てダンジョンで手に入れた物でハンスに見せるように両手を広げる。


「お前ってかなり運よくね?」


 正に運が良すぎだ、一体どれほどダンジョンに潜ったのやら想像がつかない。


「ハンスまだまだコイツが持ち帰った物はこれだけじゃないんだぞ?流石にここには売り捌く所が無いから貯まりに貯まって俺達の神殿に保管されているぞ?良かったら持っていくといい、嫌、全部持っていってくれ」


「本当に持っていってくれると助かるわ」


 バルベリアさんもベルナートさんもなんか苦笑いしながら言っているがそんなに困る物なのか?

 まぁ、それは帰りに持って帰るようにしないとね。

 その前に何処のダンジョン何だろう?


「それよりダンジョンって何処のダンジョンに潜ってたんですか?」


「ダンジョンならこの空間に俺が創造したやつだよ、我ながらいい出来に仕上げたもんだ」


「ダ、ダンジョンも創造出来るんですか!」


「そうだ、ハンスお前も創造しようと思えば出来るはずだが?」


「そ、そんな、出来ると思わないから!でも、知らなかった・・・」


「まっ、俺が創ったダンジョンはコイツの訓練を目的に創ったから一般のより安全に出来てるがちゃんと魔物や宝箱も存在してるんだ。何ならハンスも潜ってみるか?」


「うーん、行きたいのはやまやまなんだけど皆を放置して行けないし、でも興味はあるんだけどなぁ」


 実際には行ってみたい!だが、分身やソウシュ達を置いては行けないよな・・・今から潜るにしても時間が足りなさ過ぎるし。


「そうか・・・ならこのダンジョンをお前の空間に移すようにも出来るがどうする?」


「はっ、そんな事できるんですか?」


「俺を誰だと思ってる?ただ今すぐは無理だな、最低でも二日間は瞑想に魔術を展開しなきゃいけないからな。バッハッハ!」


「もぅ、バルベリアったら無理しちゃって」


「我が子ハンスの為だベルナートも手伝ってくれよな!」


「ハイハイ」


 バルベリアさんは張り切って、ベルナートさんは笑顔で返事しているがこの二人でも相当難しい事何だろうと直ぐに解る。


「無理しないで大丈夫ですよ、難しいならダンジョン諦めますが・・・」


「「無理ではない (わ)!!」」


「あっ、はい」


 最後は押しきられた感じでダンジョン移転計画が進んでいる。

 ダンジョンの転移先は俺達の拠点がある空間に決定し豪邸から走って10分って所にお願いした。

 あんまり近すぎるとかえって心配で眠れないかもしれないからな。


「あ、あの・・・俺の事もう忘れてるっすか?」





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