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冒険者クエスト  作者: チョコミルク
剣魔学校入学試験
14/87

チーム3号!ゴルタにトウカ10-1

「次はゴルタ、トウカ!」


「「はっ!」」


「2人は明日3号と今から創る家に家具等を揃えてきてくれ。揃え終わったら大工道具や鍛冶道具も揃えてきてくれないか?」


「「お任せを!」」


「うん、後ちょっと難しいかもしれないが3号と建築の事をこれから学べないかな?これからずっと建物等創造して行くのもつまらないから」


「「分かりました、必ずやものにしてみます!」」




 そして翌日3号チームはハンスに頼まれた各道具を揃える為にメルガイへと足を運ば・・・なかった。


「あのう、3号様?」


「ん?どうしたゴルタ?」


「みんな同様私達もメルガイに行ったほうが良いのでは?」


「そう、焦らないまずはここに鍛冶をする為の溶鉱炉設置するための間取りを決めなきゃな。それに鍛冶に大工の道具を買うお金が今は無いからな、2号達の買い取りが終わるのを待ってるんだよ」


「そうだったんですね・・・それと溶鉱炉?ですか、それはどんな物でしょうか?」


「溶鉱炉ってのは剣なんかの金属の材料である鉱石を溶かすための物だよ。何処に設置するかで仕事の効率が変わってくるしな。んー、溶鉱炉は取り敢えず1つで余裕が出来たら2つにしていくか」


「なるほど、将来私達2人は大工に鍛冶を覚えた方がいいということですね」


「そうだ、ただ知識だけではやって行けないから実際に作って実力を付けないとな。何気にキツイが2人は大丈夫か?」


「「問題ありません!」」



その後は間取りもある程度決めることが出来、メルガイに行く準備が整った。


「良し、なら俺達もメルガイへ行こうか!溶鉱炉のサイズも実際に見て見ないとな」


 皆に出遅れた様に3号チームは拠点からメルガイに向けて出発する。


 まず先に向かったのは大工ギルドだった。

 ここでは大工ギルドのギルド登録をする為だ。

そうすると大工道具何かは安く手に入るからで、しかも俺達3人に大工のイロハを教えて貰う職人を探さないと行けないから入っていて損はないと思う。


 ギルドの登録は手数料として銀貨1枚を1人合計3枚は払ったがそれは必要経費だった。

 そして無事にギルドカードを手に入れられここでようやく2号からの買い取り完了の連絡があり、大工ギルドで大工道具を買うことが出来た。


 その後は同じ感じで鍛冶ギルドに登録した。

 なんでも他所のギルドカードを持っていった場合当然複数のギルドカードを持つ事になる。

 複数のギルドに登録する人はかなり居るみたいで、その悩みを解決するした。


 何十年も前の事、ギルドのトップ同士が集まるギルド会議が行われカードの統合が可能になる政策が国を巻き込み誕生した。

 その翌年にはギルド連合が設立した。


 ギルド連合とはギルド連合に参加する全てのギルドが最も得意とする分野で国を民を助けると言ったものだった。

 魔物にやられボロボロになった町や村の立て直し等で大いに成果を上げ続けている。

 勿論タダでは無いが、その支払いは主に国により支払われる。


 それからはギルド会議は年に1回は開催されているらしく、今は何をするにしても停滞期らしく最近何年も新しい制作は生まれていないから、トップ同士の情報交換場所になっているみたいだ。


 カードの統合も無事に終わり鍛冶ギルドで溶鉱炉と家事道具を買う。

 やはり専門道具だけはあり既に買取で手に入れた資金も今まで貯めていた分も合わせ金貨数枚となった。

 ここで鍛冶ギルドで買った溶鉱炉に道具は中古品だったのにかなり高ったのが痛かった。


 このままでは拠点には残りのインテリアを買う事は出来ない・・・。


「ゴルタ、トウカ!」


「どうされました、3号様?」


「ここで今日の買取分の資金が残りわずかになってしまった」


「それで拠点の家具などはどうしますか?」


「俺達3人で何とか作ってみないか?少しばかりは大工の知識はあるから」


「分かりました、3号様よろしくお願いします」



 そして3号達は牧場にやってきた。

 取り敢えず家具の材料である木材を手に入れる為、牧場に存在する立派な木を3本ほど切り倒し、用途に合わせ加工して行く。


「2号様はどちらでこの知識を覚えたんですか?」


 トウカから素朴な疑問が飛んできた。


「ん?俺の親父だよ」


「ハンス様のお父様は大工様なのでしょうか?」


「いや、現役の冒険者だよ、ただ家では農業もしてたしな、聞いたら出来る事は何でも自分でしないと・・・と言うか何でも出来た方が人生に役立つと言って簡単なインテリアや家の修理は教えて貰ったが、流石に家を建てるとなると流石に無理だから誰かに教えてもらわないといけない」


「素晴らしい方だったんですね」


 木材の加工も終わり家具の作成を始める。

 まずは机から食卓用に個人用に作業用に居間用に会議用まぁ要するに机は大量に作らないと行けない。


 ゴルタにトウカは3号に作り方を1つ1つ教えてもらい組み上げていく。

 初めは歪な机が出来上がったが次第にいい状態の物が作られて行く。


 机が作り終わり次に椅子を作る。

机よりも数を作らないといけないからかなり大変だった。

 牧場での1日が途中で終わり、前使っていた農場にある小さな家では今日は夜ご飯を食べ休むことにした。


 翌朝から椅子の残りとタンスを作る。

 1日では流石に終わらなく完了したのは3日もかかった。


 それぞれの出来自体は初心者レベルだったが問題なく使える家具たちを拠点の豪邸へ運びセッティングして行く。

 再度メルガイに戻ってきた3人は再度大工ギルドに着きゴルドとトウカに大工を教えてくれる職人を紹介してもらえるように依頼を出す。


 ギルド員から「今人手が足りてない職人が居ますので紹介状を作成致します」と脈ありの返答があり少し待って紹介状を貰い指定された場所へ移動する。


 そこはメルガイの住居地区にある大きな教会であった。

 紹介された通りに大工職人はバタバタと作業をして行く様子が見受けられた。

 ざっと見て3人の職人が働いている。

 教会の補修作業用をしているみたいだが明らかに人員不足だと3号が見てもわかる程だった。


 3号は近くに居た1人の職人に声をかける。


「仕事中すみません、大工ギルドの紹介で伺いましたハンスとゴルドにトウカと申します」


 人前に名前を紹介する場合は3号ではなくハンスと名乗る、そうしないと怪しい目で見られるし分身体でもハンスはハンスなのだから。

 そして、近くにいた職人は筋肉質なドワーフだった。


「ん?ギルドの紹介?ああ、ちょっと待ってろ」


 ドワーフの職人はそれだけを言うとため息混じりにもう1人の職人の方へ歩いていく、ギルドの紹介で来た3号達のことを話していると思うが何やら雰囲気があまり良くはない。

 2人してこちらを話しながらチラチラ見てきてはがっかりしている様子が見てとれる。

 話が終わったのかドワーフの職人は人間の職人を連れてこちらに歩いて来る。


 人間の職人はドワーフの職人にも負けないくらいに体格が良いい、肌は日に焼けているのか黒く既に大粒の汗を滲ませていた。


「待たせたな、俺は棟梁のガールダイトって言う。でっ、ギルドの紹介だったみたいだがここは女子供や力の無さそうな兄ちゃんは無理な現場だ。確かに職人が2人怪我して緊急でギルドに募集依頼をかけたが・・・まさかお前らみたいな奴らが来るとは・・・」


 3号達はここで働き大工のノウハウを身につけようとここへ来たのだが棟梁のガールタイトに冷たく断られてしまった。

 だが、簡単には諦められるものではない、これから大工の知識は必要だから挫けずにガールタイトを説得しなくてはいけない。


「俺は多少なら親父の手伝いで簡単な補修作業等ですがしていた事はあります。力が足りないと言われるのなら問題は無いです。こう見えて俺は力には自信がありますから、それにこちらの2人もそこそこ力はありますので問題ないかと?それにここでは大工の技術を学びに来ているので給金等は3人とも必要ありません」


「なに?」


 3号の最後の言葉で給金の必要が無いの所で反応するガールタイトは何やら迷っているようで少し考え込んでいた。


「親父、確かに見た目は女子供とヒョロい兄ちゃんだが簡単な手伝いをさせたらどうだ?給金は要らねぇみたいだし、それなら願ったり叶ったりで俺達も多少助かると思うが?」


 突然後方で話を聞いていたドワーフの職人が助け船を出してくれた。


「そうだなアジウス、良し!お前ら3人は今日から雑用係ついでに手が空いたら技術を叩き込むから覚悟しろよ?生半可な気持ちだと1日も持たないくらいにキツイ仕事だからな!」


 ドワーフの職人はアジウスと言うらしいがアジウスのお陰で働ける事になって3人とも笑顔がこぼれていた。


「「「よろしくお願いします」」」


 ここで働く職人はメルガイを拠点としている【酒と仕事】と言う何とも締りがない名前だった。

 更に分かった事は棟梁のガールタイトなのだが遠い祖先にオーガの血が入っていたらしく先祖返りで普通の人間より頑丈で筋肉質、何より多少の擦り傷低度は直ぐに治るという。


 他の職人は酒が命よりも大切だと言うドワーフのアジウスに先程から黙々と作業をしている熊の獣人のベナブタクスの3人だ。


 本当はあと2人居るはずだが急に怪我をして両者共しばらく職場復帰は無理との事で大工ギルドに人員募集の依頼を出した事を再度説明を受けた。

 1度全員の自己紹介を行い今日の作業スケジュールの確認を行うガールタイト、3号達は今日が初めてなのでガールタイト達1人に対して3号達が1人ずつ補佐に回る事となりガールタイトの補佐は3号がアジウスの補佐はトウカがベナブタクスにはゴルドが当てられる。



 作業が始まりガールタイト3人は徐々に違和感を3号達3人から感じ出していた。


 そうしてその日の作業スケジュールは何とかこなせガールタイト達と別れ3号達は拠点へ帰りつくのであった。



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