雨の日は何も食べずにゴロゴロのんびり寝て過ごすのも悪くない
さて、このあたりは雨季になっても一日中しとしと雨が降るようなことは珍しいがたまにはそういう日もある。
「今日は雨だし、たまにはゆっくり過ごすかー」
「すごすー」
「そうしましょう」
人間は水と塩だけでも3ヶ月くらいまでは生きていられるらしいがあくまでもそれはどうしょうもない状態における話ではあるものの、普段でも三日間くらいなら普通に水と塩、可能ならばビタミン豊富な果汁さえ摂取していれば問題はなかったりする。
むしろ消化器に何もない状態を作るのは体にとっては負担が減って毒素の排出を促し免疫力を上げるのにも良いようだ。
21世紀の動物園などのライオンなどの肉食獣も餌を与えるのは一日置きだったり週に1回は断食させたりしているらしいし、野生のトラは1週間から10日の間食べずにいて十分腹が減ったら水牛などの大型の獲物に襲いかかって一度に食事をとったりもする。
常に食べているとむしろ内臓の負担も大きいし、老廃物の排出が間に合わない可能性もあるのだろうな。
そのかわり野生の虎は狩りと食事の時以外は殆ど寝てるはずだが。
草食動物の場合は草を体内に取り込んで胃や腸で細菌を繁殖させたりする必要があるのと常に移動していたりすることも有ってむしろ一日に殆どを食事に費やしていたりする。
ではゴリラやチンパンジーなどの類人猿はどうかというとゴリラは案外常に草葉を食べていたりする。
たまにシロアリも食べたりするがゴリラの腸は草食に適応していて彼等の大好物は野生のセロリだったりするからな。
ゴリラやチンパンジーの好物はバナナじゃないのかと思うかもしれないが、アフリカに東南アジア原産のバナナが伝わったのは長い歴史からみればごく最近でゴリラは果実よりも草をよく食べているのだ。
草しか食べないのに体が大きくなるのかと思うならば草食動物である象や牛が何故体が大きいのか考えてみればいい。
チンパンジーはゴリラよりも肉食傾向が強くてアリやシロアリなどの昆虫や小鳥、小型のサルやレイヨウなどの小動物を狩って食べることもあるがやはりイチジクなどの果物が主食で若葉、花、種子なども好物でどちらかと言えば菜食傾向が強い。
一方の人間はアフリカなどの森林を追い出された後は、肉食動物の食べ残しの頭蓋骨の中の脳や骨のなかの骨髄を長い間栄養源としその後、狩猟を行うようになった後でも調理が焼くしか無い状態では生でもあまり問題ない樹の実やフルーツと共に獣や魚などを焼いて食べていた期間が長く、タンパク質の消化には胃酸による胃の粘膜に対してのダメージも大きく粘膜の修復には12時間以上の時間がかかるので本来は夕食後からは翌日お昼近くまでの16時間の間隔を開け胃を一度完全に修復してから昼過ぎに軽く食事を行ない、夕方にメインを食べてまた寝るのが本来胃の負担を考えればベストであるらしい。
もしくは一日置きに絶食して食事を取るかだな。
「たまには何も食べないでゴロゴロしてるのもいいか」
「ごろごろー」
「ごろごろー」
洞窟で横たわってゴロゴロしていれば無駄にエネルギーを消費することもないし、雨が上がったあとでバナナや牡蠣などをたっぷり食べればお腹が減ってる分きっと美味しいだろう。
縄をゆったり布を編んだりしてもいいが、とくに切羽詰まってるわけでもないしな。
雨が上がって空が明るくなったらまず食べ物を集めてたっぷり食べてからその後何をするか決めればいいさ。
人間は脳や骨髄に時代を含めて長い間肉食が中心になり、高蛋白低糖質の食事に慣れてしまったが赤血球と脳はエネルギーとしてブドウ糖が必要であるためその供給を断絶させないために、筋肉や脂肪の中への糖分の取込み量を少なくし、アミノ酸から肝臓でブドウ糖を作る糖新生を行うことであまり動いていない状況であれば脳や赤血球への糖質不足に陥らないように出来ているのだ。
その際は体の中の古い細胞を優先的に分解することで体内の老廃物の排出も促せるようになっているらしい。
アフリカの森林を追い出された後はタイミングよく食べるものが手に入ることも少なく絶食状態が長くても行きていられるように適応していったのだろうな。
その間に餓死してしまった者もたくさんいたのだろうけど。




